精霊監督生とツイステ世界④
- 彼女はつい先程目覚めたばかりのよく分からない植物の精霊で 見てわかる通り女性体です
クロウリー
- 事件か事故に巻き込まれたか何かで記憶が戻らない或いは強大な魔力を手放した時に同時に記憶が吸い取られてしまっているか何かで 思い出すことが出来ないのだそうです
クロウリー
- なっ……!?
ジャミル
- それは……気の毒だね……
リドル
- 記憶が戻らないとなれば、身元も国籍もわからずじまい……という事ですか
アズール
- だから 闇の鏡の洗礼を受けさせた、と
マレウス
- なるほど 考えましたな
イデア
- そこは別に重大なことでは無いのです!
クロウリー
- とっても重大なことだと思うのはラギーさんだけッスか?
ラギー
- かなり重大なことだと思うのは拙者だけじゃなくて良かった
イデア
- 重大なことは……彼女が禁書から召喚されてしまったという事
クロウリー
- 禁書から……?
ヴィル
- どういうことッスか?
ラギー
- 闇の鏡を通っていないということは、彼女は……多分ですが自分がいた場所で既に亡くなっているという事 にも関わらずゴーストにならず精霊として肉体を得ている
クロウリー
- おかしい……亡くなっているなら 認識の有無に関わらずゴーストになるはず
アズール
- つまり彼女は……
ジェイド
- 超イレギュラー中のイレギュラーで精霊としてこの学園に呼ばれたって事か
イデア
- ほぅ……だからか この者から極微かに嗅いだことの無い魔力の匂いがするのだな
マレウス
- そんなイレギュラーに対応……ってキングスカラーくん 何をしているのですか?
クロウリー
- あ?ごちゃごちゃうるせえからコイツ担いで昼寝に行くんだよ
レオナ
- ひゃっ!
???
- レオナさん!昼寝に行くならその子は置いてってくださいッス!!
ラギー
- 全く 勝手に担いで連れて行ってはダメでしょう
ジェイド 彼女を取り返しなさい
アズール
- わかりました
ジェイド
- おい、タコ野郎!何すんだ
レオナ
- 生憎僕はタコじゃなくウツボなんですよね
ジェイド
- きゃっ!
???
- もう 何してんの その子困ってるじゃない 離しなさい
ヴィル
- ルーク 救出してあげて
ヴィル
- Qoi
ルーク
- これ……救出というより取り合いになってない?
イデア
- 気の所為でしょう
ジャミル
- ああ、気のせいだな
マレウス
- とか言いつつマレウスや お嬢ちゃんを小脇に抱えるでない
リリア
- おいトカゲモドキ!そいつを離せ
レオナ
- だーかーらー レオナさん その子を昼寝用枕として拉致しようとしないでくださいッス!!
ラギー
- そうだぞ駄猫め この者は僕の昼寝用枕だ
マレウス
- マレウスや 争う方向が違うぞ
リリア
- 何を言ってるの?
ヴィル
- ヴィル……!やはり君は常識をわかっt
ルーク
- その子はアタシのお昼寝用枕ちゃんよ!離しなさい!
ヴィル
- ……ヴィル……
ルーク
- 何を言うかと思えば……全く
アズール
- アズール氏……まともなのはアズール氏しk
イデア
- 僕の昼寝用枕さんですよね?さあさあ早くどいて下さい
アズール
- ダメだこりゃ……まともな人物がいない
イデア
- ちなみにその子 拙者の抱き枕ですから(便乗)
イデア
- 全く……人を昼寝用枕として使うんじゃないよ
リドル
- リドル……!リドルはまともだと信じてr
トレイ
- この子は僕の膝枕なんだから早くお返しよ!
リドル
- ……リドル
トレイ
- ははは、なんだかよく知らないけど 昼寝なら俺としよう!
カリム
- カリム……サラリと爆弾発言するんじゃない
ジャミル
- 仔犬ども!ステイだ!
クルーウェル
- 女性に寄って集って何をしているんだ全く
クルーウェル
- 躾のなっていない仔犬どもには俺の昼寝用枕は使わせない
クルーウェル
- ああ、この人もマトモじゃなかった……!
イデア
- そもそも彼女は昼寝用枕として使うんじゃありません!生徒として迎えるんです!
クロウリー
- は……?出るとこ出てんだから枕として使わなきゃ損だろうが
レオナ
- そうですよ 出るとこ出てれば枕として使うと、海の法律が言っています
アズール
- あら うちの家訓もそうだけど?
ヴィル
- 茨の谷にもそういう法律があるからな
マレウス
- えっ……奇遇 冥界にも同じ教訓がある
イデア
- 法律はわかんないけど 昼寝なら遠慮せずに俺としよう!
カリム
- ハーツラビュル寮の法律 第995条にも書かれていますよ
リドル
- ちょっと!女性がいる前でそんな発言したらセクハラ発言で訴えられますよ?
クロウリー
- ふーん……出るとこ出てりゃ、昼寝用枕として使えって言う教訓 うちの寮にもあるッスよ
ラギー
- おやおや 奇遇ですね うちの寮にもありますよ
ジェイド
- もちろんうちの寮にもあるな
ジャミル
- もちろんポムフィオーレ寮にもあるよ!
ルーク
- そういえばうちの寮には古くからある教訓じゃのぅ
リリア
- あーサイエンス部にもあったなぁ
トレイ
- ストッパーが誰もいないの草
イデア
- 笑ってる場合じゃないです!
クロウリー
- 全く どういう歪んだ教訓を持ってるんですか!女性は担いだらいけません
クロウリー
- 小脇に抱えるのもナシです!姫様抱っこなら分かりますがね!
クロウリー
- 学園長を姫様抱っこすればいいのか?
マレウス
- 優しくお願いします……ってちがーう!!!
クロウリー
- 私じゃありませんから!
クロウリー
- 学園長をお姫様抱っこすればお昼寝用枕ちゃんを返してもらえるのね?
ヴィル
- なるほど そういう事か
マレウス
- 学園長を姫様抱っこで満足させりゃあいいんだな?
レオナ
- 話が斜め45度方向にぶっ飛んだ
イデア
- そういう事なら話は早い トレイ 頼んだよ
リドル
- えっ……ああ、頼まれた
トレイ
- ジェイド 頼みました
アズール
- ふふふ 任せてください
ジェイド
- 俺たち不利じゃないか……ってジャミル??
カリム
- 姫様だっこ状態で浮かせながら運べば大丈夫だろう(マジカルペン取り出し)
ジャミル
- ……拙者も参戦しとこ
イデア
- だーかーらー私じゃないです!!!
クロウリー
- 遠慮はいらない 俺が満足させてやりますよ
クルーウェル
- トゥンク♡
クロウリー
- じゃなかった……!!!話はきちんと聞きなさーい!!
クロウリー