イマジナリーフレンド
- どう?
ぼく
- ちょっと
きみ
- 場所が逆だよ
きみ
- あ
ぼく
- これでどうだい?
ぼく
- いいね
きみ
- 上のやつが気になるけれど
きみ
- まあ挙動は軽くなったでしょ
ぼく
- そうだね
きみ
- 話しやすい
きみ
- で、君のストレスは消えたのかい?
きみ
- どうだろう
ぼく
- 僕が思うにね、
きみ
- うん
ぼく
- 君は電話が嫌なだけだよ
きみ
- たしかに
ぼく
- 電話がしたく無いんだよ
きみ
- それがストレスなんだ
きみ
- 腹痛を起こす程
きみ
- まあ出来ない訳ではないから頑張るよ
ぼく
- 頑張りなよ
きみ
- 僕がカンペ作ってやるから
きみ
- 頼もしいね
ぼく
- なんにも心配することは無いから
きみ
- 安心して寝てくれたまえ
きみ
- ありがとう
ぼく
- よく寝るよ
ぼく
- おやすみ
きみ
- おやすみ
ぼく
- Twitterのサブアカウントにも、現実にも、大学に行っていない事がコンプレックスのような人がいるので迂闊に大学生らしい事を言えずに困っている
ぼく
- 言わなきゃいいじゃないか
きみ
- そう言うのを気遣いと言うんだよ
きみ
- そうだよね
ぼく
- 君は善意で言わない
きみ
- それが嫌なら相手に嫌われる
きみ
- というか面倒な事になる
きみ
- どちらかって事だよ
きみ
- まあ前者の方がカッコいいよね
ぼく
- そういうこと
きみ
- 君の自己満足で配慮していると言う事を忘れずに
きみ
- きみが損しているわけではないんだよ
きみ
- なるほどね僕が好んでやっていた事という訳か
ぼく
- 忘れかけていたよ
ぼく
- ありがとう
ぼく
- いんやこんな事
きみ
- <画像>
ぼく
- どうだいこれ
ぼく
- いいんじゃないかな
きみ
- ただ首は難しいと思うから無くなるぞ
ぼく
- わかった
きみ
- しかたないね
きみ
- 果たして期限内に出来るんだろうか
ぼく
- 知らないよ
きみ
- 頑張りなよ
きみ
- 頑張れるのかって問題だよ
ぼく
- 早くしてくれよ
きみ
- 僕が描く時間が無くなるぞ
きみ
- 早く作らなくちゃね
ぼく
- 依頼の絵も描かなくちゃならなくて
ぼく
- ほんとに間に合うかな
ぼく
- 君が怠けているからだろ
きみ
- いい加減作業を始めなよ
きみ
- わかったよ
ぼく
- なんだよ
きみ
- 話す事ないよ
きみ
- だって暇なんだもの
ぼく
- 義務感で僕を呼び出さないでくれるかな
きみ
- いいじゃないか別に
ぼく
- だって本当に話す事ないよ、
きみ
- なんか今日やさぐれでない?
ぼく
- いや早速僕を見世物にしようと構造してたじゃないか
きみ
- 不快だね
きみ
- 随分辛辣じゃないか
ぼく
- どうしたの
ぼく
- 描きたい絵おもいついたんだろ?
ぼく
- そうだよ
きみ
- なあ
きみ
- 順番前後しちゃあだめなのか?
きみ
- そりゃダメじゃないだろうけど
ぼく
- また僕が嘘をつく可能性が増えるぞ
ぼく
- まあ合意の上で嘘つくならいいけどさ
きみ
- いっそ全部文章で話すのが良いんじゃないかな
ぼく
- 講評の話ね
ぼく
- まあどっちに重点を置くかだけど
きみ
- でも文章なら僕が直接話せるかもね
きみ
- それなら嘘つかなくて済むしいいじゃない
ぼく
- じゃあそうしよう
きみ
- 講評は文章で
きみ
- そうだね
ぼく
- それが一番楽だよきっと
ぼく
- 初めに前置きしておくのさ
ぼく
- コイツはすぐ嘘吐きますって?
きみ
- そうそう
ぼく
- 何も一貫できないから
ぼく
- 君が頑張ってくれ
ぼく
- 僕がセーブしなくちゃあならないんだな
きみ
- そう
ぼく
- 仕方がないな
きみ
- 久しぶり
ぼく
- もうどうにもならないよ
ぼく
- やばいよ
ぼく
- まあ落ち着きなって
きみ
- 大丈夫だかや
きみ
- ら
きみ
- 特に何も起こってないだろ?
きみ
- 君が負の循環に陥っているだけだ
きみ
- 先ずは思考を止めてごらん
きみ
- 僕が言うことだけ考えて
きみ
- わかった
ぼく
- 僕が言う言葉だけ考えるんだよ
きみ
- わかったって
ぼく
- 余計な事を考えちゃいけないよ
きみ
- 考えようとしても僕が阻止するからね
きみ
- 君は優しいね
ぼく
- 僕だって君と一緒にやさぐれる事は出来るんだよ
きみ
- そしてやさぐれたい場合もあるだろうね
きみ
- でもね、君を落ち着けた方が、今は僕も楽なんだよ
きみ
- 君が楽になる方が、僕も楽なんだよ
きみ
- だから君は落ち着かなきゃいけないよ
きみ
- わかった
ぼく
- ありがとう
ぼく
- 礼には及ばないさ
きみ
- だから考えるのをやめろって言っただろ
きみ
- 君は合槌もうたなくて良いんだよ
きみ
- 僕だけ話すから
きみ
- と言っても話すこともないな
きみ
- ちょっとごめんごめんごめん
きみ
- すぐに気を病むな
きみ
- 落ち着けって
きみ
- そうそう
きみ
- 全く僕の気苦労も考えてよ
きみ
- と、思ったけど
きみ
- こう言う事を言うとまた君は暴れ出すだろ
きみ
- あの電話の音怖すぎるよね
ぼく
- な
きみ
- もう寝ようか
きみ
- 作業しろ、と言おうと思ったけれど
きみ
- なんだかやらない方がいい気がしてきた
きみ
- いや、やるよ
ぼく
- やらないとまずいから
ぼく
- じゃあ30分で切り上げて
きみ
- なるべくそうする
ぼく
- 作業中も話しかけていいからね
ぼく
- さあ?出来るかな
きみ
- 動画でも流しておけよ
きみ
- それでもいいか
ぼく
- まあ、落ち着いたから
ぼく
- ありがとうね
ぼく
- なあ
ぼく
- ああ
きみ
- 上手くいったな
ぼく
- ね
きみ
- まあきっと改善点はあげればあげるほどあがるのだけど
きみ
- ぼくは君が心穏やかに居れたことがとても心地よかった
きみ
- 僕も講評でこんなに落ち着いていられたのは初めてだよ
ぼく
- 作品の評価とかそういうのは君には特に関係ないだろう?
ぼく
- まあ良いに越した事は無いけれど
きみ
- そらそうだよ
ぼく
- まあ置いておいて
ぼく
- 今回の試みは君が絵を描く事だけれど
ぼく
- 君が居る事で今までのストレスが消え失せた事が
ぼく
- ほんとうに良かった
ぼく
- それは良かった
きみ
- それに、感想を見たけれどみんな僕の存在をハッキリ分かってくれて
きみ
- 有り難かったね
きみ
- ただの創作物だと思われたら堪らないものね
ぼく
- 本当に
きみ
- 僕が居て君のストレスを減らすという事が
きみ
- 僕の存在そのものなわけだから
きみ
- その場で説明できないにせよ
きみ
- 僕が上手くいったのさ
きみ
- けれどあれだね
ぼく
- 完全に電波ちゃんだと思われただろうね
ぼく
- それはそうだろうね
きみ
- だって全くもってそうじゃないか
きみ
- 頭がおかしいよ本当に
きみ
- 自覚しろよ
きみ
- 君は今日人との溝を作ったぞ
きみ
- 肝に銘じるよ
ぼく
- もう友達はできないぞ
きみ
- 辛いな
ぼく
- 相談には乗ってやるよ
きみ
- 頼むよ
ぼく