監督生ちゃんねる風
- さて今日も始まりました 監督生ちゃんねる
今日は…背筋も凍る怖い話をしていきたいと思います
監督生
- ストーリーテラーは私 監督生と、助手のカリム先輩でお送りいたします。
監督生
- いつもストーリーテラーをサポートしているジャミル先輩は諸事情によりおやすみとさせて頂きます
監督生
- よろしくな!
カリム
- よろしくお願いいたします。では始めましょう
監督生
- それは私が夏休みにある公園のベンチに座っていた時のこと
監督生
- マジ暑すぎてもー干からびそうなんだけどぉー
カリム
- そんな愚痴をポロリと零しながらかわいた喉を潤そうとベンチから立ち上がった時のこと
監督生
- 遠く……かすかに風に乗って聞こえてくる音があった。
監督生
- こ……この音は?
カリム
- 音はどんどん大きくどんどん近づいて来ていた
監督生
- シャラン シャラン
監督生
- 私のいる場所まで……あと少しと言うところで
監督生
- オーレー♪オーレ〜 マツケンサンバ〜♪
オーレ〜 オーレ〜 デデデデデンマツケンサンバ〜♪(決めポーズ)
カリム
- …………ちょっとタンマ!
監督生
- 先輩、そのマツ○ン似のおじさん どこから連れて来たんですか!
監督生
- 床に落ちてた
カリム
- えっ……床に?
監督生
- えっ……床に????
監督生
- そうそう床に落ちてた!だから拾ってきた!
カリム
- サンバ踊ると嬉しそうに踊り出すオッサン拾ったの初めてだ!ジャミルに見せてやろう!
カリム
- ……先輩、今ので1尺分台無しになりました オッサンは返してらっしゃい
監督生
- まさかマツケンサンバに侵略されるとは思っていませんでした
監督生
- ご……ごめんな!次はしっかりやるぞ
カリム
- では仕切り直して……本当にあった怖い話 池の中の顔
監督生
- 夏期休暇中のこと 暇だった私達はサークルの集まりと称して、ある心霊スポットとして人気の池の辺まで来ていた
監督生
- その日は特に蒸し暑かった為か、涼しい池の辺に行くことに内心ウキウキしていた私達
監督生
- 4人ほどでああでもない こうでもないと話していた時のこと
監督生
- ん……?ねえアレなんだろう?
カリム
- 遠くにいる白い何かを指さす友人
監督生
- 私達が目を凝らしていると……段々と池の上を通りながら私達のいる場所まで接近して来ていた
監督生
- 脅かして 脅かして 脅かして♪ ドン ごぉぉおめぇえええええんねええええええええ!!!!
Foooooo!!!!!
カリム
- 先輩、先輩……タンマタンマ!!!
監督生
- なんで金○になってるんですか?
しかも白塗りばかり4人も!!!
監督生
- なんかサンバ隊に混ざってた
カリム
- は……??
監督生
- 白塗りが???
監督生
- 先輩、起きてらっしゃいますか?
監督生
- 起きてるぞー
カリム
- そうですか……先輩これでまた1尺分台無しになりました
監督生
- いい加減にしないと本気で怒りますよ??
監督生
- ご……ごめんなさい
カリム
- これが最重要 最後の尺ですからね!
監督生
- わ……わかった!!
カリム
- では 仕切り直して本日最後の本当にあった怖い話 白い女
監督生
- これは私が就職先の東京に出る前のお話
監督生
- 東京都内にある とある会社の本部に採用された私はその日 家に友達を呼び、就職祝いをささやかに開いていた
監督生
- しっかし、A美も東京行っちゃうのか〜
な〜んか寂しいなぁ〜
カリム
- そんなことをワイワイ言いながら、美味しく料理を食べて お酒が飲める人はほろ酔いになってきた頃
監督生
- 窓からコンコン、とノックの音が聞こえた
監督生
- 私達は一瞬 は……???となった
監督生
- 私が今借りているこの部屋は3階で 両隣は空き部屋という状況だった
監督生
- なにか……モノが当たった?
カリム
- そう考えた私達は……カーテンを開けてベランダに出れる窓を開けてみた
監督生
- すると
監督生
- 外に……ってちょwwwなんで小林○子っぽいのが電気ジャックしてるわけ??
監督生
- クル先もなんで嬉しそうにタンバリン持ってるの?あなたの出番もっと後でしょ!
監督生
- こいつもなんか電柱のとこにいたから捕獲してきた!
カリム
- 急いで返してらっしゃい!そして東京○力呼んで来なさい!
監督生
- 結局 これ以降いい尺の怖い話は取れなかったという