砂原×彩 110番ver.3
砂彩第3話です。
- ちょうど一年前、私が今歩いているこの歩道橋の上で、通り魔事件があった。
立花彩
- 犯人はまだ捕まっていない。
立花彩
- そして、刺された被害者は亡くなってしまった。
立花彩
- 刺された被害者と一緒にいた友達と、その友達は本気で、必死に犯人を探した。
立花彩
- 自分達で聞き込みを行ったり、署名を作ったり。
立花彩
- それでも犯人は捕まらなくて―
立花彩
- 結局、進展がないまま、警察の捜査も終了。
立花彩
- 結局、何をしてもダメだった。彼を助けることは出来なかった。
立花彩
- あれ、なんか、涙出てきた。
立花彩
- なんで泣いてるんだろう私。
立花彩
- これ、何泣き?
立花彩
- もう思い出すのやめよって思ってたのに――
立花彩