ここに残る気はありません!第一話『俺って何でここに居るんだっけ』
記念すべき第一話!駄文ですが読んでくださると嬉しいです!
- 〜中庭〜
- オイ、監督生
エース
- 何?
ミクア
- お前、本当に帰るのか?
デュース
- は?当たり前じゃん。
ミクア
- やっぱり、元の世界の方が良いのかい?
リドル
- そりゃそうでしょうよ、故郷が1番ですから
ミクア
- 故郷が1番、か
トレイ
- 監督生ちゃんは、俺らと一緒が良いって言うと思ったんだけどな〜
ケイト
- 何を言われても、俺の意思は揺らがないんで。
ミクア
- ちょ、監督生!?
エース
- どこに行くんだい!?
リドル
- …行っちゃったね
ケイト
- …きっと寮だろう。追いかけるか?
トレイ
- っ、辞めといた方が良いと思います!
デュース
- デュース…
エース
- 〜オンボロ寮〜
- はぁ…
ミクア
- 何で皆、俺を引き止めようとするんだろう
ミクア
- 俺は、元の世界で…
ミクア
- …元の世界?って、どんな所だっけ
ミクア
- このままじゃまずい。と彼は思った。
- これじゃ、大事な人の事を忘れてしまう。
- ベットから飛び出して、机に着き、ノートを広げる。
- …書かなきゃ
- 母さんは料理が上手くて、カレーが凄く美味しかった。
- 父さんはちょっと過保護だけど、優しくて…
- 悠生はゲームが得意で、世界大会まで行ったんだっけ。
- 智哉はいっつもふざけてたけど、一緒に勉強したりして…
- 楽しかった。
ミクア
- ぽつりと呟く。
- なぁ、母さん、父さん、悠生、智哉。
ミクア
- 何で俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだ?
ミクア
- 俺が…ーーーーーーーーーー…
ミクア
- 最後の言葉は、風に掻き消されて聞こえなかった。