わたしよりゲームが大事?!
動物たちと喫茶店を営むふくろうの会話
- 彼氏がゲームに夢中なことにモヤモヤするんです。
ウサ美
- 〜ここは森の中。
二羽のフクロウが営む小さな喫茶店でのお話です〜
- ホーホー。
モヤモヤって喧嘩でもした?
詳しく聞かせてくれる?
おふく
- はい。喧嘩まではいってないんですけど1人で色々考え込んでしまうというか。
彼、ゲーム内で他の女の子とお話しをしてるんですよね。わたし、その女の子に嫉妬しちゃって…。
彼は浮気じゃないって言ってくれてるんですけど、やっぱり嫌で…。
私が重いのかな?辞めてって言ったら束縛になるのかな?って考えてしまうんです。
ウサ美
- 巷で言う「わたしとゲームどっちが大切なの?!」ってヤツだな!
フクロック
- 比べられるかバカヤロー!だぜ、ガッハッハ!
フクロック
- コラ、フクロック。
そんなこと、ウサ美ちゃんも分かっているよ。
だからこうして1人で悩んでいるんだから。
ね、ウサ美ちゃん?
おふく
- はい。
比べるものじゃないって頭では分かっているんですけど、
ゲームで他の女の子と話しているその時間をわたしに使ってほしいなぁって思ってしまうんです。
ウサ美
- 彼女なんだから優先して!
わたしのことだけ見て!ってか?
フクロック
- ………
ウサ美
- まあ、ぶっちゃけそんな感じです
ウサ美
- だってわたしなら、
彼を優先するし、ずっと一緒にいたいと思うのに…
ウサ美
- 彼に大切にされていない
愛されていない
他の女の子と同レベルに扱われてるように感じるのかな?
おふく
- そうなんです〜!!
でも「ウサ美、大好きだよ」って言ってくれています!
ウサ美
- ケッ!
フクロック
- うんうん、彼もウサ美ちゃんも大好き同士なんだね。
けれど、彼がゲームをすることでウサ美ちゃんは大切にされてないみたいで寂しくなるんだね?
おふく
- はい
ウサ美
- それって価値観の違いだよね。
ウサ美ちゃんは、彼とずっと向かい合っていたいタイプだと思うの
おふく
- 時間=愛、な!
フクロック
- 彼は恋人がいても興味があることを楽しむタイプね
おふく
- 時間を共有していなくたって、愛情は変わらないぜ!
フクロック
- 価値観の違いですか。
うん、確かにそうかもしれません。
だけど、やっぱり彼を待つ時間は寂しいなぁって思います。
ウサ美
- うん、そうだよね寂しいよね。
ゲーム内で女の子と話しちゃうよなあんな彼だけど、
彼は彼のペースで彼なりに
大好きなウサ美ちゃんを大切にしているの。
あんな感じだけどウサ美ちゃんのことが大好きなんだよ。
彼女として側にいてほしいのは、ウサ美ちゃんなんだよ。
彼に変わってほしいと思うかもしれないけれど、彼に問題は無いんだよね。もちろんウサ美ちゃんにも問題は無いの。
恋人がいる状態での『時間の使い方の価値観が違うだけ』なんだよね。
おふく
- 今の状態が彼なりの精一杯の愛情表現だとしたら、ウサ美ちゃんはどうしたい?
おふく
- 彼なりの精一杯の愛情表現…だとしたら………?
ウサ美
- あなたならどうしますか?
他の女の子と話さないでって言ってみるもよし
とことんモヤモヤするもよし
もう無理!って次の恋人を探すもよし
彼を待っていた時間を、興味があることに使うもよし。
ちなみにウサ美ちゃんは……
- 無言の騎士として、彼に近づいた女達をゲーム内で倒しまくってます!!!
ウサ美
- 別の意味でイキイキしてるぜ…怖ッ!
フクロック