不自由な人形♯8
ミーナの心情に異変が...
- ♯8「初めての友達」
- 一方上の階では
- 朝の6時
- さーて。今日はこの3人の人形でおままごとして遊ぼう!
ぺぺ
- まずは...この警察の人形がパパ役で...メイリンがママ役ね。そしてこの女の子の人形が子供役!
ぺぺ
- 役割が決まった所で遊ぼっか!!
ぺぺ
- ....
ミーナ・ステンチ
- ......
ケビン・シューベル
- (ぺぺ様と遊ぶの楽しみ〜!!)
メイリン・ワトソン
- そしてぺぺと1時間程遊び、充実した時間を過ごした
- や〜今日も楽しかったね!ちょっと朝ごはん食べてくるから待ってて
ぺぺ
- すぐに戻るから!
ぺぺ
- ぺぺが部屋から出ていく
- ......
ケビン・シューベル
- ......
ミーナ・ステンチ
- ......
メイリン・ワトソン
- ぷ......w
メイリン・ワトソン
- プハハハハww
メイリン・ワトソン
- ハハハww
ケビン・シューベル
- ハハハww
ミーナ・ステンチ
- 最後wケビンと私が離婚してたの面白しろすぎて...ずっと笑いこらえてたwww
メイリン・ワトソン
- 俺もだ......ww
ケビン・シューベル
- ミーナもいい演技してたね!今年1度も遊ばれてないって言ってたのに...
メイリン・ワトソン
- 結構やるじゃん!
メイリン・ワトソン
- うん......まあね(笑)
ミーナ・ステンチ
- やっぱ遊ばれるの最高だよな!イーサン達もいればもっと楽しかったと思う
ケビン・シューベル
- そう......だね...
ミーナ・ステンチ
- 今から6時間前...
- ここで13階だから...上の階はここでラストだ
ケビン・シューベル
- マーニーの言った通り。7階から10階までの情報通りだったから、スムーズに進んだね
ミーナ・ステンチ
- さっさと探索終わらせて、2人に合流するぞ
ケビン・シューベル
- ダッダッダ
- ん?足音か?あの奥の部屋から聞こえるような...
ケビン・シューベル
- ケビン!急いであの鎧の後ろに隠れるよ!
ミーナ・ステンチ
- そ...そうだな...!
ケビン・シューベル
- 2人が鎧の後ろに隠れる
- ガチャ
- やばい...トイレ漏れちゃう...僕の人形と遊びたいけど...
ぺぺ
- メイリンちゃーん。少しだけトイレ行ってくるから待っててね!直ぐに戻る!
ぺぺ
- ダッダッダ
- ぺぺが過ぎ去っていく
- どうやら行ったみたいだな...これじゃあ探索できねぇな...一旦下の階に戻るか?
ケビン・シューベル
- ケビン。さっきの話聞いてた?
ミーナ・ステンチ
- 話って...あの犬みたいな奴の?
ケビン・シューベル
- そう...「僕の人形」って言ってた
ミーナ・ステンチ
- 確かにそうだな...だが、それがどうかしたのか?
ケビン・シューベル
- その事なんだけど...どうにかして助けてあげれないかな?
ミーナ・ステンチ
- おま...本気か?あの時とは状況が違う...あの犬から鍵を奪ってまで部屋に入るってのか?無茶だ...
ケビン・シューベル
- きっと私達のような子供があの部屋にいる...このハウスの謎を知らない子供が...あの部屋で自分達の自由を奴らに捧げてる事を知らずに...
ミーナ・ステンチ
- 気持ちはわかるが...ん〜
ケビン・シューベル
- なら、どうやって救うんだよ。見つかればただじゃ済まないぞ...
ケビン・シューベル
- 私にいい作戦がある。私の持ってる衣装と...紙を使えばね
ミーナ・ステンチ
- 衣装?なんでお前がそれを持ってるんだよ
ケビン・シューベル
- 女の子の人形はオシャレできるように色んな服があるの
ミーナ・ステンチ
- 確かに俺もマイケル様から着替えさせられてたな...
ケビン・シューベル
- 今思えばただの変人...とにかく私の作戦を聞いて
ミーナ・ステンチ
- ミーナが作戦を全て話す
- なるほどな...とにかくやる価値はありそうだ
ケビン・シューベル
- 彼(ぺぺ)が来る前にスタンバイしておきましょ
ミーナ・ステンチ
- よし、作戦開始だ!
ケビン・シューベル
- 2人がスタンバイする
- ふぅ......スッキリした〜
ぺぺ
- よし、遊びの続きでもしようかな...
ぺぺ
- ん?こんな所に人形が置いてある...もしかして、マイケルの言ってた無くした人形か?
ぺぺ
- ぺぺが2人も持ち上げる
- 警察の人形に...オシャレな女の子の人形...待てよ、なんか紙が貼ってあるぞ
ぺぺ
- 手紙「遊んでる最中に部屋に入るのは失礼だと思い手紙に書いたよぉ。この2人の人形はもう使わなくなった人形です。なので、この人形で遊んで貰いたくてあげました。触りすぎると壊れやすいのであまり触らないでね。マイケルより」
- マイケルの奴...珍しく人形くれるのか...
ぺぺ
- しかも手紙まで...人形2つもくれるのかよ...いつもなら意地でも絶対に渡さないのに
ぺぺ
- これなら遊びの幅が広がるって訳か....!
ぺぺ
- でも...時間帯的に深夜だけど...それでも少しだけ遊ぶか...
ぺぺ
- ぺぺが2人も部屋に持っていく
- メイリンちゃーん!新しい仲間が増えたよ〜!!
ぺぺ
- せっかくだから挨拶がわりに俺を合わせて4人で遊ぼっか!深夜だから長くは遊べないと思うけど...
ぺぺ
- (なになに!?私の新しい友達!?)
メイリン・ワトソン
- (あれがメイリンって言うのか...てか...今から遊べるのか!?久しぶりで緊張する)
ケビン・シューベル
- (とにかく潜入に成功ね)
ミーナ・ステンチ
- (どうせ...私なんかが遊ばれる訳ないけど...早く終わんないかな)
ミーナ・ステンチ
- じゃあ...鬼ごっこしようか!警察の人形が鬼で...俺とメイリンと女の子で逃げる側ね!よーいスタート!!
ぺぺ
- (え...私も遊ぶの?)
ミーナ・ステンチ
- (鬼ごっこ久しぶり〜!!)
メイリン・ワトソン
- (鬼ごっこなんて何ヶ月ぶりなんだよ...!!)
ケビン・シューベル
- ぺぺと遊び、充実した時間を過ごした
- やぁ〜楽しかったね!今日は深夜だったから長く遊べなかったけど...明日は沢山遊ぼうね!それじゃ、みんなおやすみ〜!
ぺぺ
- ガチャン
- ......
ミーナ・ステンチ
- ......
ケビン・シューベル
- きゃはははは!!!
メイリン・ワトソン
- ようこそ!私とぺぺ様の部屋へ!!
メイリン・ワトソン
- 2人ともどこから来たの〜?!
メイリン・ワトソン
- ミーナとケビンが顔を合わせる
- えっと...マイケルって人から遊ばれなくなって来たんだよ
ミーナ・ステンチ
- こら!ちゃんと様つけなさい!
メイリン・ワトソン
- ご...ごめんなさい
ミーナ・ステンチ
- いいよいいよ!忘れちゃう時もあるよね〜!!
メイリン・ワトソン
- 2人の名前教えて!
メイリン・ワトソン
- そうだったな...俺はケビン。よろしく
ケビン・シューベル
- 私はミーナよ
ミーナ・ステンチ
- ケビンとミーナ...2人ともいい名前!
メイリン・ワトソン
- 私はメイリンよ!
メイリン・ワトソン
- よろしくメイリン
ケビン・シューベル
- よろしくね
ミーナ・ステンチ
- (この部屋に監視はいないのかな...)
ケビン・シューベル
- よろしく!イヒヒヒ!
メイリン・ワトソン
- この部屋には君1人だけなのかい?
ケビン・シューベル
- うん!だけどね、外から食料を持ってくる人ならいるよ!
メイリン・ワトソン
- (なるほどな...上の階だけに...監視はあまり配置していないのか...)
ケビン・シューベル
- まだ話したいこといっぱいあるんだけどさ...もう寝る時間だし、3人固まって寝よ!
メイリン・ワトソン
- そうだな、もう寝よっか
ケビン・シューベル
- (色々疲れたし...)
ケビン・シューベル
- そうね、もう寝ましょうか
ミーナ・ステンチ
- 3人が寝始める
- くかぁぁぁ......Zzz
メイリン・ワトソン
- わたしの...とも...だち...
メイリン・ワトソン
- (寝言か...)
ケビン・シューベル
- ん?
ケビン・シューベル
- ミーナどうした?眠れないのか?
ケビン・シューベル
- いいや...
ミーナ・ステンチ
- 明日は早いぞ。早く寝ろよ
ケビン・シューベル
- 私ね。今年初めて遊んでもらえたの。それがすごく嬉しくて...
ミーナ・ステンチ
- 良かったじゃないか!だけど、明日までにはメイリンに全て話さないと
ケビン・シューベル
- そのために潜入したんだろ?
ケビン・シューベル
- うん...だけど...それ明日までに考えさせて
ミーナ・ステンチ
- 考えるって何を?
ケビン・シューベル
- 別に......
ミーナ・ステンチ
- (私はずっと...イーサンやマイケルの気持ちがわからなかった...だけど、もしかしたら私は...新たな環境を求めてたのかもしれない...私を必要としてくれる...私の居場所を...)
ミーナ・ステンチ
- ミーナの心情に異変が...一体この先どうなってしまうのだろうか...
- 次回続く