キメツ学園 輩先生は考える
*はじめはシリアス *後半はほぼギャグ展開
- *キメツ学園の教師がワチャワチャするだけです
*シリアス風味が多めですが、コメディです
*話の流れはグダックダ
*キャラ崩壊が随所にあります
*人によっては不快だと感じる表現があります
*少しでも嫌だと感じたら読むのをやめてください
宇髄天元〜祭りの神〜
- なあ、お前らは何のために生きてる?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 急になんだァ?
不死川実弥
- 甘露寺の笑顔を見るために決まっているだろう
伊黒小芭内
- 千寿郎の芋味噌汁を食べるためだな!
煉獄杏寿郎!!
- 鮭大根食べるために生きてるが
冨岡義勇
- 三人中二人が食い物のためってどういう事だァ??
不死川実弥
- 伊黒はいつも通り
冨岡義勇
- 当たり前だ。甘露寺は全ての生きる糧となるからな
伊黒小芭内
- 重い愛だな
不死川実弥
- ちょっと引いた
冨岡義勇
- よし、冨岡貴様は地獄に落ちろ
伊黒小芭内
- 相変わらず馬鹿やってんなァ
不死川実弥
- そーゆうお前はどうなんだ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 弟が幸せに暮らせるようにするためだ
不死川実弥
- よもや…良い兄ではないか
煉獄杏寿郎!!
- 煉獄、お前もだよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 今ちょっと涙ぐんだ
伊黒小芭内
- 前世が色々あったからな
冨岡義勇
- 今世はお前も含めて幸せになれ
冨岡義勇
- 冨岡が珍しくいい事を言っている…だと!?
伊黒小芭内
- 冨岡…ありがとなァ
不死川実弥
- あと、近々おはぎを持っていく
冨岡義勇
- 今ので台無し
不死川実弥
- 折角一上がった好感度が、一気に一万下がったぞ
伊黒小芭内
- よもや!
煉獄杏寿郎!!
- マイナススタートか冨岡
煉獄杏寿郎!!
- 俺は嫌われてない
冨岡義勇
- へぇへぇ、前世で嫌と言う程聞いたから腹いっぱいだ
不死川実弥
- 現世でも言ってるけどな
宇髄天元〜祭りの神〜
- 宇髄、ずいぶん今日は大人しいな
伊黒小芭内
- 嫁にでも怒られたか?
伊黒小芭内
- 多分お前が悪いだろうから、反省して謝りに行けェ
不死川実弥
- お前の事だ、余程ひどい事をしたのだろうな!
煉獄杏寿郎!!
- 俺達が慰めてやるぞ
冨岡義勇
- お前らなんで怒られた前提で話進めるの??
宇髄天元〜祭りの神〜
- ちげぇよ…
宇髄天元〜祭りの神〜
- 俺さぁ、なんで生きてんのか分からなくなっちまった
宇髄天元〜祭りの神〜
- 貴様らしくないぞ
伊黒小芭内
- 頭でも打ったか?
冨岡義勇
- 悩みでもあるのか?
煉獄杏寿郎!!
- 超絶イケメンに生まれたし、三人の嫁もいたけど
宇髄天元〜祭りの神〜
- あ、普通の宇髄だ
冨岡義勇
- 一瞬心配した俺を殴ってお前を今から殴りにいくわァ
不死川実弥
- つまらない話なら聞かないぞ!
煉獄杏寿郎!!
- 『いた』?お前、なぜ過去形で?
伊黒小芭内
- 俺はあいつらを幸せにできてんのかとか、色々考えんの
宇髄天元〜祭りの神〜
- 前世に一緒だったとか、そんなんで人の選択肢消しちまっても良いのかってな
宇髄天元〜祭りの神〜
- そんな時だ。嫁達がこう言った
宇髄天元〜祭りの神〜
- 無視をするな
伊黒小芭内
- ギャグとシリアスの天秤を平行にしろ
伊黒小芭内
- お前、冗談なら笑えねぇぞ
不死川実弥
- 今なら引き返せるから戻れェ
不死川実弥
- いいに決まっているだろう!宇髄は頑張っていたではないか
煉獄杏寿郎!!
- 煉獄は優しいよなあ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 俺とは違う
宇髄天元〜祭りの神〜
- ふざけた事を言うなァ!お前舐めてんのかァ!?
不死川実弥
- 存在否定は俺の地雷なんだよ!
不死川実弥
- 宇髄。その発言は耳に余るぞ
煉獄杏寿郎!!
- 本当にどうした。お前はそんなキャラではないだろう…早く戻れ
伊黒小芭内
- お前はすごい奴だぞ
冨岡義勇
- どうすごいかは分からないが
冨岡義勇
- 冨岡な、お前の言葉は慰めに入らねぇんだよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 冨岡!お前はいっぺん黙ってろ!!
不死川実弥
- 宇髄は普通の状態じゃない!今はボケるな!!
伊黒小芭内
- ははは、二人とも別に怒らなくても良いぞ?
宇髄天元〜祭りの神〜
- で、続きな
宇髄天元〜祭りの神〜
- なんて言ったと思うか?
宇髄天元〜祭りの神〜
- は…??
伊黒小芭内
- そんなの、俺達が知るか
伊黒小芭内
- 伊黒?その言い方はないだろう
煉獄杏寿郎!!
- いくらなんでも言い過ぎだァ!
不死川実弥
- そりゃそうだよなあ。興味が湧くはずねぇ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 違う…こんなの宇髄じゃない
冨岡義勇
- 宇髄、怒れよ!?なんで怒らねぇんだよ!!
不死川実弥
- なんでって?もう、どうでも良くなったんだよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 宇髄天元!!貴様はそんな簡単に心が沈む人間だったのか!?違うだろう!!!
伊黒小芭内
- 俺の知っている宇髄は常に自信満々で、こんなネガティブじゃない…!!
冨岡義勇
- お前らそんなに喋るタイプだったか?
宇髄天元〜祭りの神〜
- ま、ウジウジと引き延ばすのも派手じゃねぇな
宇髄天元〜祭りの神〜
- 「天元様以外の人が好きになりました、今までお世話になりました。さようなら」って言われた。嫁三人全員にな
宇髄天元〜祭りの神〜
- そんな事あるわけない
冨岡義勇
- 嘘だ、そんなわけないな
煉獄杏寿郎!!
- 冗談でこんな事言うか?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 宇髄…
煉獄杏寿郎!!
- 言わ、ない
冨岡義勇
- まあしょうがねぇよな。俺よりも魅力的だったんだろうし
宇髄天元〜祭りの神〜
- 貴様なぜ冷静でいられる?
伊黒小芭内
- 自分の命よりも優先していた大事な存在だろう!?なぜそんなに諦めた様子なんだ!!!
伊黒小芭内
- 伊黒落ち着け!!
煉獄杏寿郎!!
- 自分の命よりも大事だからだよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- あいつらの幸せの方を優先してやんねーとだろ?
宇髄天元〜祭りの神〜
- お前…なんで自己犠牲の精神は昔っから変わってねぇんだ…!!
不死川実弥
- お前の幸せはどうするんだ?
冨岡義勇
- 俺達では叶えられないのか??
冨岡義勇
- ん〜?俺はお前らに心配されるだけで幸せだぞ?
宇髄天元〜祭りの神〜
- そういうのじゃない!!!
冨岡義勇
- あの嫁さん達がお前を置いていくわけない。自分で確かめる
煉獄杏寿郎!!
- そうだなァ、煉獄頼んだ
不死川実弥
- ……少し出かける
伊黒小芭内
- しばらくLINEは返せない
伊黒小芭内
- こんな一大事にどこに行くんだ
冨岡義勇
- おい!伊黒
冨岡義勇
- 落ち着け冨岡…あいつに何か考えがあるのかもなァ
不死川実弥
- お前らには前世からずいぶん世話になったなあ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 今世でも仲良くしてくれてありがとよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 別れの挨拶みたいなこと言うな!お前には俺達がいるだろうが!
不死川実弥
- まだまだお前とバカなことするぞ
冨岡義勇
- バカな事か…ずいぶんやったよな
宇髄天元〜祭りの神〜
- 大体の事は俺が主犯だったな
宇髄天元〜祭りの神〜
- 打つの早いな
冨岡義勇
- 迷惑かけてたな、すまねぇ
宇髄天元〜祭りの神〜
- じゃなくて、謝る必要はないだろう!
冨岡義勇
- お前いつものノリで返信したな?
不死川実弥
- 宇髄、過去の事は振り返らねぇタイプじゃなかったか
不死川実弥
- 最後の時くらい思い出を振り返るのも悪くねぇなと思ってよ
宇髄天元〜祭りの神〜
- だから!最後なんて言うな!!
不死川実弥
- 洒落にならないからやめろ
冨岡義勇
- ……宇髄
煉獄杏寿郎!!
- おっ、おかえり〜煉獄
宇髄天元〜祭りの神〜
- どうだったんだァ、どうせ嘘とかだろう?
不死川実弥
- 本当だった。全員に確認したが、宇髄が言っていた事は事実だった…
煉獄杏寿郎!!
- は、
冨岡義勇
- ………そんな事あんのかよ
不死川実弥
- なんだよ〜みんなしてお通夜モードだな?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 別にお前らが気にしなくても良いんだ
宇髄天元〜祭りの神〜
- なぜだ
冨岡義勇
- 俺の問題なんだからさ
宇髄天元〜祭りの神〜
- …俺の物は俺の物、お前の物は俺の物
不死川実弥
- 不死川?急にどうしたんだ
煉獄杏寿郎!!
- ダチの悲しみは俺達の悲しみだ。抱え込むんじゃねぇ
不死川実弥
- そうだな、宇髄はいつもそうだ
煉獄杏寿郎!!
- どうでもいい事は報告するのに、肝心な時は俺達にすぐ隠す
煉獄杏寿郎!!
- もっと頼れ。俺達はお前の仲間なんだから
冨岡義勇
- と言う事で、今からお前の家に行くぞ
冨岡義勇
- ちょっと待て、なぜそうなる??
宇髄天元〜祭りの神〜
- 俺も行くとしよう!
煉獄杏寿郎!!
- おはぎ持って行ってやる
不死川実弥
- 貴様ら、ようやく行くのか遅いネチネチ
伊黒小芭内
- 伊黒、今までどこに行っていた?ろくに既読もつけなかったな??
冨岡義勇
- ありったけの家にある美味しいものを持って宇髄の家に向かってた
伊黒小芭内
- なんで!?
宇髄天元〜祭りの神〜
- うるさい。愚民が騒ぐな
伊黒小芭内
- おまっ、俺は祭りの神だぞ?!
宇髄天元〜祭りの神〜
- 鍵なんてかけるな。無駄な抵抗もやめろ
伊黒小芭内
- 着いた
冨岡義勇
- 宇髄の家
冨岡義勇
- 俺も到着だァ
不死川実弥
- うむ!宇髄扉を開けてくれ!!
煉獄杏寿郎!!
- お前ら早くねぇか!?
宇髄天元〜祭りの神〜
- もてなしは出来ねぇな、帰れ
宇髄天元〜祭りの神〜
- もてなしなど必要ない
冨岡義勇
- 開けないなら強行突破だな!!
煉獄杏寿郎!!
- 強行突破???
宇髄天元〜祭りの神〜
- 五秒以内に開けろ
不死川実弥
- 時間切れだ、入るぞ
伊黒小芭内
- おいおい、待ってねぇじゃんか
宇髄天元〜祭りの神〜
- 鍵もねぇのにどうすんだ
宇髄天元〜祭りの神〜
- よし、扉はぶっ壊せたなァ
不死川実弥
- お邪魔する
冨岡義勇
- 宇髄!隠れてないで出てこい!!
煉獄杏寿郎!!
- お前らド派手だな…
宇髄天元〜祭りの神〜
- 観念しろ、出てくるんだ
伊黒小芭内
- だが残念だったな、家の中に俺はいない
宇髄天元〜祭りの神〜
- はァ?
不死川実弥
- 俺はどこでしょーか
宇髄天元〜祭りの神〜
- ふざけるな
伊黒小芭内
- 今はそんな気分ではない
冨岡義勇
- ふざけるのも大概にするんだ
煉獄杏寿郎!!
- 〈海が見える崖の写真〉
宇髄天元〜祭りの神〜
- !?
不死川実弥
- !!
伊黒小芭内
- 俺は今から『人生のやり直し』をするつもりだ
宇髄天元〜祭りの神〜
- よせ!!!やめるんだ!!!!
煉獄杏寿郎!!
- 命は大切にしろと言ったのは君だろう!?
煉獄杏寿郎!!
- 今まで世話になった、サイッコーに楽しかったぜ!
宇髄天元〜祭りの神〜
- やめろ!!!
冨岡義勇
- 考え直せぇぇぇ!!悩みがあんなら聞いてやっから!!!
不死川実弥
- 宇髄ぃぃぃぃ!
伊黒小芭内
- この、大馬鹿者がああああ!!!
伊黒小芭内
- テッテレー♪
宇髄天元〜祭りの神〜
- ドッキリ、大成功〜♪
宇髄天元〜祭りの神〜
- ァ?
不死川実弥
- !?
冨岡義勇
- 宇髄…?
煉獄杏寿郎!!
- 状況の説明をしろ
伊黒小芭内
- この祭りの神、天元様が死ぬわけねぇじゃん!
宇髄天元〜祭りの神〜
- まんまと騙されてやーんの!
宇髄天元〜祭りの神〜
- ドッキリ…??
冨岡義勇
- 今までの事は全て嘘なのか???
伊黒小芭内
- そうだけど?
宇髄天元〜祭りの神〜
- ダチが急に人生に希望を持たなくなったらドッキリ!思った以上に信じてくれて面白かったぜ〜
宇髄天元〜祭りの神〜
- 宇髄
煉獄杏寿郎!!
- 冗談でも言っても良い事と悪い事がある
煉獄杏寿郎!!
- 二度とこんな真似はするな
煉獄杏寿郎!!
- 正論
不死川実弥
- …すまねぇ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 煉獄の言う通りだ。俺達は肝が冷えた。反省しろ
冨岡義勇
- だから奢れ
冨岡義勇
- ごめんなんて???
宇髄天元〜祭りの神〜
- 宇髄。LINEで聞こえなかったフリはできない
冨岡義勇
- うむ。今回の悪戯は今までのものより悪質すぎる
煉獄杏寿郎!!
- 宇髄奢りの飲み会でたっぷり叱ってやろう
伊黒小芭内
- 覚悟しとけよォ??
不死川実弥
- 地獄じゃん
宇髄天元〜祭りの神〜
- 相当怒ってらっしゃる…?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 当たり前だこの馬鹿
伊黒小芭内
- 本気で心配したんだぞ
冨岡義勇
- タネと仕掛けを全て今吐け。良いなァ?
不死川実弥
- うぐっ…わーったよ、話すから
宇髄天元〜祭りの神〜
- 結論から言うと、嫁三人のあのくだりも全部嘘
宇髄天元〜祭りの神〜
- 嫁達には根回ししといたんだよ、聞かれたら嘘つけってな
宇髄天元〜祭りの神〜
- だからか、信じてしまったな
煉獄杏寿郎!!
- 第三者の声って信じてしまいがちだからなァ
不死川実弥
- 煉獄は気にするなァ
不死川実弥
- 崖の写真はどうしたんだ
冨岡義勇
- あれはネットから引っ張ってきただけだ
宇髄天元〜祭りの神〜
- 本当っぽくするためにわざわざ素人の撮った写真使ったんだぜ?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 大掛かりなドッキリをするな
伊黒小芭内
- 悪ふざけも度と言うものがあるだろうが
伊黒小芭内
- 悪かったって
宇髄天元〜祭りの神〜
- で?今はどこにいる
伊黒小芭内
- 近くのコンビニ
宇髄天元〜祭りの神〜
- テメェふざけんな
不死川実弥
- あとでしばく
伊黒小芭内
- これから一ヶ月は必ず安否確認を義務にする
煉獄杏寿郎!!
- え、急にどうした
宇髄天元〜祭りの神〜
- 万が一があるからな
煉獄杏寿郎!!
- いや、俺は死ぬ予定なんてねぇよ?
宇髄天元〜祭りの神〜
- 信用ならん
伊黒小芭内
- ついでに飲み会は明日な?
不死川実弥
- 分かった
冨岡義勇
- お前ら過保護!!!
宇髄天元〜祭りの神〜
- つーか、家の扉の修理代払え!!!!!
宇髄天元〜祭りの神〜
- 断る
不死川実弥
- 断る
冨岡義勇
- 断る
伊黒小芭内
- 断る!!
煉獄杏寿郎!!
- *なんだかんだで仲良しな五人でした☆
宇髄天元〜祭りの神〜
- 読んでいただきありがとうございました!
宇髄天元〜祭りの神〜