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ひとり劇場

キアラのハート

2話 ちいさなラッキー

翌日
ママ
晶樹〜 おつかい行ってくれる?
竹宮晶樹
あ、うん。わかった
ママ
これ、お財布と買うものメモが入ったバックね。
竹宮晶樹
行ってきまーす
ママ
きをつけるのよ?
竹宮晶樹
(僕の名前は竹宮晶樹。昨日グラウンドで倒れて目が覚めたら華原さんがいました。
その瞬間からずっと雷のような不思議な気持ちが走って、なぜか華原さんのことが気になるのです。)
竹宮晶樹
(今は、おつかいで近所のスーパーに行っている。出かけるときは華原さんに会えるのかと気になってしまう)
竹宮晶樹
ふう、ついた。
竹宮晶樹
えーっと、これと、これと、それと、あれと、それと、これと…
竹宮晶樹
よしOK、レジ行こっと
晶樹がレジに並んだその時…
華原彩月
(ふう、オッケー。買うもの全部揃ってる。)
竹宮晶樹
(ええええー!?あ、あれは華原さん!?)
竹宮晶樹
(あわわ、どうしよ…前の人が長い。これはチャンス?)
竹宮晶樹
(ああ、神様ありがとうございます!華原さんに声をかけよう)
竹宮晶樹
か、華原さん こんにちは。
華原彩月
ああ、ヤッホー!どう?体のほうは
竹宮晶樹
あ、おかげさまで(やったーーー!)
華原彩月
そう。それならよかった。
華原彩月
あ、そうだ!
竹宮晶樹
なに?
華原彩月
お昼に公園行かない?
竹宮晶樹
あ、いいですね!(えーーーーー!?)
華原彩月
うふふ、じゃぁ3時ぐらいに公園きてね。
竹宮晶樹
はい、も、もちろんです!
竹宮晶樹
(神様ーー!うれしいけどこんな出血大サービス頼んでません!)
竹宮晶樹
(どういうことーー?!)
華原彩月
おつかい?
竹宮晶樹
そうです。華原さんは?
華原彩月
おつかいというか、買い出し。
華原彩月
私、寮に住んでるから
竹宮晶樹
寮暮らしいいなー。僕も早く一人暮らしやってみたい!
華原彩月
大変よー。今ではあの家が恋しいわ
竹宮晶樹
そうなんですね。
竹宮晶樹
あっ、じゃあまた後で。
華原彩月
公園でねー
竹宮晶樹
お願いします
竹宮晶樹
(レジが終わった後、僕は華原さんに手を振った。そしたら華原さんも振りかえしてくれた)
竹宮晶樹
(こ、これって…デート!?僕は、デートに誘われたってこと?)
家で
ママ
ありがと。これお駄賃ね。
竹宮晶樹
お母さんありがとう
竹宮晶樹
(そう言って僕は部屋に戻った。)
竹宮晶樹
さて勉強でもやるか。
2時間後
竹宮晶樹
あ、そろそろ行かなきゃ
ママ
どこ行くの?
竹宮晶樹
公園。
ママ
あらそう、行ってらっしゃい
竹宮晶樹
(僕はこのワクワクを胸に抱いて、自転車をこいだ。)
竹宮晶樹
あ、ついた。華原さーーん!
華原彩月
来てくれたの?こっちおいで
竹宮晶樹
今行きまーす
竹宮晶樹
あ、そうだ
竹宮晶樹
(僕は自販機に走った。)
竹宮晶樹
はい。ココアどうぞ!
華原彩月
ええー!?いいの頂いちゃって。お金は…?
竹宮晶樹
いいのいいの。この前のお礼ですし、華原さんと飲みたかったので
華原彩月
うそ?ありがとう。頂くわ
竹宮晶樹
うふふ。
華原彩月
あったかーい!私ココア大好きなの
竹宮晶樹
僕もです。おなじですね!
華原彩月
そうね。
竹宮晶樹
(しかも華原さん、僕とおんなじでココアが好きなの!?夢なら覚めないで!)
<画像>
華原彩月
家でやってることとか好きな事は何?私は音楽を聴くこと。
竹宮晶樹
僕は読書かな。でも家にいる時間はほとんど勉強してる。
華原彩月
うふふ。だから賢いのね
竹宮晶樹
えへへ
華原彩月
もしかして…高3の勉強もできたりする?
竹宮晶樹
そうですね。今は大学生の勉強もやってます。
華原彩月
ええーっ!すごいじゃん。今度教えてくれる?
竹宮晶樹
ははっ。いいですよ。
華原彩月
ありがとー!受験不安だから助かる
竹宮晶樹
進路ってどうするんですか?僕は卒業したら大学行こうと思ってます
華原彩月
んー、進路ねぇ…私も大学通おうと思ってるよ
竹宮晶樹
勉強ならいつでも教えてあげるよ
華原彩月
ありがと。
竹宮晶樹
(やったーーー!喋れた!)
華原彩月
んふふふふふ
竹宮晶樹
ふう…
 
 
 
華原彩月
あっ、もうこんな時間!じゃあね。
竹宮晶樹
(まだ一緒にいたかったなぁ)うん。さよなら
家に戻って
竹宮晶樹
また ああいう時が来たらいいなー
続く…

 

投稿日時:2020-04-19 13:38
投稿者:藤園 梨絵

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