恋ノート♯1
恋愛
- 恋愛...それは誰しもが1度は体験してみたいものである。1度はモテてみたいとか思ったことがありませんか?そんなあなたにこのノートをお渡ししましょう。
- 第1話
- 僕の名前はション
ション
- 学校1と言っていいくらいの真面目である
ション
- 自分で言うのもおかしいけどw
ション
- 僕はいつも勉強では学年トップ
ション
- にもかかわらず友達もそんなにいないし、モテたこともない
ション
- そろそろ恋愛というものをしてみたいもんだ
ション
- クラスの中には勉強より恋愛をとるようなやつもいるぐらいだ
ション
- この学校ではイケメンが多くて美人も多いい
ション
- だからイケメンじゃない僕にとっては恋愛がなかなかしにくいんだ
ション
- そのおかげで勉強に集中できたところもあるけどね
ション
- だが僕は高校生なんだ...青春しなかったらきっと公開するんだろうなぁ...
ション
- おっと...
ション
- そんな話をしてるうちにもう日が沈んできてるではないか!!
ション
- やれやれ
ション
- 1人でなに言ってんだよ
ション
- もう家に帰らないと
ション
- 宿題も終わってるし暇すぎて公園まで来ちゃったよw
ション
- はぁ...
ション
- しかしこの変なノートまで持って来ちゃった
ション
- 公園のベンチに置いてあって名前も書いていない...
ション
- このノートには文字が書かれていて
ション
- 恋ノート?
ション
- 女の子が使ってそうなノートだなw
ション
- 中を少し見たんだが何も書かれていない
ション
- 持ち主の名前もないし使った痕跡もないから捨てたのか?
ション
- まぁ誰も使わないよりかはましだろ
ション
- 部屋
- はぁ...
ション
- ところで思ったんだがこのノートを持ってきて何を書けばいいんだ?
ション
- 考えずに持ってきちゃったよ
ション
- まぁいい
ション
- 勉強に使ってやるよ
ション
- そのノート気に入ったか?
ミミック
- ?!
ション
- だ...誰だ?!
ション
- ん?誰って...
ミミック
- 俺は恋の神様だぞ?
ミミック
- なんで勝手に人の家に入ってきてんだ!!
ション
- おっと...
ミミック
- それはすまんな
ミミック
- 何しにここに来た?!
ション
- 悪気があったわけじゃない
ミミック
- その前に自己紹介させてくれよ
ミミック
- 急すぎて頭が追いつかない...
ション
- 俺の名前はミミック
ミミック
- 恋の神様だ
ミミック
- 恋の神様??
ション
- 何言ってんだ
ション
- 信じないなら信じなくてもいいが
ミミック
- そのノート使ったか?
ミミック
- ノート?
ション
- これのことか?
ション
- そうだ
ミミック
- まだ使ってないよ
ション
- まさかこのノートお前のなのか?
ション
- まぁ一応そうだが使いたきゃお前が持ってていいぞ
ミミック
- このノートはいったいなんなんだ??
ション
- そのノートはな
ミミック
- 人の名前をそのノートに書いたら書かれた名前の人が書いた本人のことを好きになるってノートだ
ミミック
- え?
ション
- 信じられないなら書いてみろよ人の名前を
ミミック
- 書けって言われても誰の名前を書けばいいか...
ション
- お前の妹の名前を書けばいいだろ
ミミック
- なんで知ってんだよ!!
ション
- まぁともかく書いてみなって
ミミック
- ......
ション
- わ...わかったよ
ション
- ミリア...
ション
- これでいいのか?
ション
- おう
ミミック
- それでおしまい
ミミック
- お前俺をからかってんじゃないだろうな!!
ション
- 何を言ってる!俺は神様だぞ!!恋の神様だ!!
ミミック
- まぁまぁ妹が来たらわかるって
ミミック
- しかしどうやって入ってきたんだよ!
ション
- 普通に壁をすり抜けて来たぞ
ミミック
- バケモンかよ...
ション
- 神様だ!!
ミミック
- まぁいい...
ミミック
- お前にそのノートを使うにあたって注意だけしておく
ミミック
- 注意?
ション
- お前がそのノートを使いたいと思うならだが
ミミック
- まだ妹を見ていないぞ
ション
- 注意だけ言っておく
ミミック
- もしそのノートに名前を書けば書いた名前はもう消すことはできない
ミミック
- なに?!
ション
- ゴシゴシ(消す音)
- 本当に消えない...
ション
- だろ?
ミミック
- そのノートは特殊なんだ
ミミック
- だからもし間違えた名前を書いてしまっても取り消せないってことだ。つまり永遠に愛され続けるってことだ
ミミック
- ?!
ション
- てことは妹のミリアに一生好かれるってこと?
ション
- そのとうりだ
ミミック
- 妹に嫌われるよりかはましだろ
ミミック
- 確かにそうだが...
ション
- ただいまー!!
- !
ション
- !
ミミック
- 妹が帰ってきたぞ
ミミック
- ちょっと妹のところに行ってくるよ
ション
- (そんなわけない)
ション
- (昨日まで喧嘩していたんだ)
ション
- (妹が僕に抱きついてくるなんて絶対にありえない)
ション
- お兄ちゃーん!!
ミリア
- ?!
ション
- (っ´>ω<))ω<`)ギュッ♥
- お...おい!!
ション
- お兄ちゃん大好きだよ!!
ミリア
- もっとギュッてして!
ミリア
- やめろミリア!!
ション
- 離せ!!
ション
- シュッ(妹を離す)
- どうしてそんなことするの?
ミリア
- お前昨日まで俺が勝手にプリン食べたことに怒ってたじゃないか!
ション
- なんの話し?
ミリア
- 私はお兄ちゃん好きだよ?
ミリア
- はぁ?!
ション
- お兄ちゃんチュウして?
ミリア
- そんなこと出来るわけないだろ!
ション
- お願い!!
ミリア
- 兄妹でこんなことしてたらまずいだろ!
ション
- そんなことないよ
ミリア
- お願いだから今日は自分の部屋にいさせてくれる?
ション
- じゃあ明日はチュウしてくれる?
ミリア
- してあげるから
ション
- ね?
ション
- わかった...
ミリア
- 絶対だからね!!
ミリア
- ......
ション
- 部屋
- だから言っただろ
ミミック
- まさか本当に...
ション
- まだ信じないようなら他のやつの名前を書けばどうだ?
ミミック
- いや...もう充分信じてるよ...
ション
- そっか
ミミック
- なんでだ...1度喧嘩したら3ヶ月はもとにもどらないのに...
ション
- 恋ノートがあれば喧嘩もなかったかのようにできるってことだHAHAHA
ミミック
- まぁ信じてもらったことだし俺はもう行っていいか?
ミミック
- まて!
ション
- どうした?
ミミック
- 夢じゃないよな?
ション
- 当たり前だろ
ミミック
- なんなら殴ってやろうか?
ミミック
- やめろ!
ション
- HAHAHA
ミミック
- そんじゃ青春を楽しんでこい
ミミック
- これから先はお前に任せる
ミミック
- シュン(消える)
- ?!
ション
- 消えた?!
ション
- 本当に何者なんだよ
ション
- ......
ション
- 恋ノート...
ション
- 僕は恋愛になんか興味ないけど...
ション
- 学校1の美人って誰だっけ...
ション
- とりあえず知っている人の名前を書いていこう
ション
- ...
ション
- ......
ション
- ?!
ション
- しまった!!
ション
- たくさん名前書いちゃった!!
ション
- ページが知ってる人の名前で埋め尽くされちまったよ...
ション
- どうしたらいい...
ション
- もう消せない...
ション
- 明日...
ション
- 俺はどうなっちまうんだよ!!
ション
- くくく...
ミミック
- そのノートを舐めたらどうなるか...
ミミック
- まぁ見届けてやろう
ミミック
- つづく