卓宴BASARA /01「sw始めませんか」
TRPG「ソードワールド 2.0」の世界観と種族をざっくり兄貴ヶ原の3人で紹介するぞ。ほぼ身内用だけど、これを見てくれた人がTRPGって言うジャンルに少しでも興味持ってくれたら俺は嬉しいぜ!
- 某教室 昼休み。
食堂から教室に戻った元親は 机をいくつか寄せ合い 本と何枚かの紙、筆記用具と賽子を使って、なにやら騒いでいる野郎共…もとい仲のいいクラスメート数人を発見し、興味のままその輪に入り込み、話を聞いた。
それは思ったより元親の好奇心をくすぐるものであり、想像力の限り遊び尽くせる物だった。
…が結局その時間は元親に遊び方とキャラクターの作り方を教えるだけで残りの昼休みを使ってしまい、遊ぶのはまた明日の昼休みと言うことになった。
- …ってな訳で、そいつらにちょいと頼んで本をもらったわけだ…。
長曾我部 元親
- そうか、私は帰る。
(席を立つ
石田 三成
- ちょっ、ちょっと待て三成っ。もう少し協力してくれよ!な?
長曾我部 元親
- (心底嫌そうに椅子に戻される
石田 三成
- しかしなぜワシらを呼んでくれたんだ?遊んでいたのは元親のクラスメート達なのだろう?
徳川 家康
- それがよぅ、俺にルールとか教えてくれた奴が隣のクラスなの忘れててな、休み時間ギリギリに「アニキがこんなハマってくれるならそのルールブック、アニキに差し上げます!オレ予備持ってるんで!ぜひ皆で遊んでください!!」
って押しつけられちまったのよ…。
長曾我部 元親
- つまり受け取ってしまった手前好意を無駄にできず、予備があるとまで言われ、返せなくなったと言うわけか。
石田 三成
- そ…そう言うこった……、頼むっ!軽くでいいからやってみちゃくれねえか。説明なら俺がしてやるからよぉ!
(パンっと両手を合わせ頼みこむ
長曾我部 元親
- …家康と一緒でなければ考えたが、今この瞬間同じ空間にいると言うだけでも虫唾が走る。
石田 三成
- まあそう言うな三成、普段からワシらも世話にはなっているだろう?ワシで良ければいくらでも手伝うぞ!
徳川 家康
- い、家康っ ありがとうな!
長曾我部 元親
- ……ええい、その気色の悪い視線を向けるな!手伝えばいいのだろう。説明しろ長曾我部!
石田 三成
- 応よ任せな! 今回遊んでもらうのは王道中世ファンタジーってやつでな。タイトルは「ソードワールド 2.0」
2.0ってのは1があって、最近?ちょいと前に大幅アップデートみたいな感じで2.5ってのが出たらしいんだが。まあ2で通すぜ。
有り体に言えば「自分たちで作るドラ●ンクエスト」だな!
(本を机の真ん中に寄せる
長曾我部 元親
- <画像>
- こっちはルールブック、遊ぶためのルールやプレイヤーの作り方が書いてあるもんで、ゲーム機とソフトが一緒になったようなもんだ!
長曾我部 元親
- 随分綺麗な表紙じゃないか、読んでみてもいいか?
(本を手に取る
徳川 家康
- …私にも見せろ。
(覗き込む
石田 三成
- 世界観は考えうる限りの剣と魔法の世界で、神さんもいるし、電気はねえし、お宝が眠る遺跡があって、モンスターなんかもワンサといる!
長曾我部 元親
- ふむ…。
徳川 家康
- おいまだ見ている、捲るな。
石田 三成
- あぁ、すまんすまん。
徳川 家康
- 今回、シートはセットで野郎共がくれたからこれを使わせてもらうとして…
(ファイルから紙を数枚取り出し、二人の前へ並べる
長曾我部 元親
- 俺がゲームの進行役をするから、あんたら二人はその世界…かつて3振りの剣と神さんが作った「ラクシア」に生きてる「冒険者」になって、ゲームに参加してほしいのよ。
長曾我部 元親
- その「冒険者」…この7種類の中から一種類か。
石田 三成
- そうみたいだな、どれシートはこれか?
徳川 家康
- おう、基本のルールブックではの7種属から作れるな。種族によって初期習得技能や基礎能力値が違うからよくみて決めるんだぜ。
長曾我部 元親
- ふーむ無難に人間と行きたいが…種族についてもう少し詳しく聞かせてくれると助かるな。
徳川 家康
- よっしゃ!じゃあまず基本の基本。俺らと変わらない見た目の「人間」からだな。
長曾我部 元親
- 「人間」
ソードワールド の世界、ラクシアに生きている1番多い種族で、現実世界の人間と変わらない。どの技能にも適性があり、「冒険者」としても人数は多い。15歳程度で成人として扱われて、平均寿命は約100年ほど。
- 種族の特徴は「剣の加護/運命変転」
ゲーム内、時間1日一回判定とかで振った賽子を…。
(賽子を振る
長曾我部 元親
- 2と1だな。
石田 三成
- この出目だと、ソードワールドの判定だと基本失敗すんだ。が、こうできるのよ!
(賽子をひっくり返す
長曾我部 元親
- 5と6になったな。
徳川 家康
- これは大体成功する。
長曾我部 元親
- どういう事だ。
石田 三成
- ん…これを説明するにはあれこれ説明を足さねえとなんだけど…とりあえず賽子の目を有利にできるって事だな。
長曾我部 元親
- 歯切れが悪いなあ。
(苦笑い
徳川 家康
- しっ…仕方ねえだろ。ルールの説明は口じゃさくっと説明できねえんだからよう…
長曾我部 元親
- 追々でいいなら今は不門とする。
石田 三成
- そうしてくれ!次はファンタジーのお供「エルフ」だぜ。
長曾我部 元親
- 「エルフ」
人間より背が高く、容姿端麗な者が多い。魔法の扱いを得意として、湖は川など淡水の水辺や湖畔を好んで暮らしている。
人間と同じく15歳で成人とされ寿命は500年ほど。ゆったりと自然の中で長い人生を楽しむことを良しとするが、好奇心も強く、旅に出るエルフも多い。
- 種族の特徴は「暗視」と「剣の加護/優しき水」
暗闇でも昼間と同じように視界が効くことと、水中でもなんら影響なく活動できることだな。
他にも水の中で1時間程度息継ぎが要らねえのと、声が出せる。
長曾我部 元親
- 漏れずイメージと同様に素早く器用だが華奢であると。
石田 三成
- 水の中でも喋れたり、陸と同じように動けるというのは他にはないものか。
加護と言うように、この世界の神様とやらの力は強いのだな。
徳川 家康
- 今の日本みたいにうっすらとしたもんじゃなくてこの世界にはきっちり神様ってもんがいるからな。次はエルフとは逆なイメージの「ドワーフ」だ。
長曾我部 元親
- 「ドワーフ」
ドワーフは人間より背が低く、強靭な肉体を持つ種族で、男はもれなく髭ダンディ。女はもれなくロリになる。男女共に頭髪含む体毛は赤や銀、中には緑やピンクなど奇抜な者が多い。
山間部に鉱山町を築き、武具などを作る職人気質な種族でもある。
15で成人となり寿命は200年ほど。
- 種族の特徴は「暗視」と「剣の加護/火身」暗視はエルフの持ってるな。
「火身」は炎による魔法を含めた攻撃でダメージを受けない。身につけている物も焼けたり傷ついたりしない。 シロモンよ。
長曾我部 元親
- 火による傷を負わない…使い所が良ければ盾にもなりうるな
石田 三成
- 一生を掛けて己を鍛え上げる志を持つ種族…良くも悪くも一本気なのか。ふふ本当に王道だな。
徳川 家康
- だろ?分かりやすくって良い、がここからちっと変わり種でな。次は「タビット」だ。
長曾我部 元親
- 「タビット」
タビットは身長1mほどの、直立したウサギのような種族。体毛の色は様々で、手足に肉球を持ち道具使い服や靴を身につける。
知識欲が凄まじく、真実を探求せんと生まれた村を飛び出すことも多い。
魔法への才能が高いが、神聖魔法だけは習得できず、多くのタビットたちは「太古の神々の戦で敗れた神の末裔だから」と考えているようだ。
10歳で成人と扱われて、寿命は50年ほど。
- 神聖魔法?
石田 三成
- 神さまへの信仰を力に変えて、邪を払う、回復や支援 人間たちから見ればモンスターである「蛮族」を退ける…名前の通り神聖な魔法のことのようだぞ。
徳川 家康
- 早いな、もうそこいらまで読んでるのか。
長曾我部 元親
- なんとなくな。それより三成、わしは後で読むから今見ておくといいぞ。
(ルールブックを渡す
徳川 家康
- …貴様が無駄に早いのだ。
(ひったくり読み始める
石田 三成
- あー…次はカラクリ…じゃなかった。
機械と人間のあいの…こ?「ルーンフォーク」だぜ
長曾我部 元親
- 「ルーンフォーク」
ルーンフォークは自然に生まれた種族ではなく、前文明(魔動機文明)に作られた人造人間だ。見た目は基本的に人間に近いが、見分けるために首が必ず硬質パーツに覆われていて、耳や腕などからだの一部に硬質素材が見えていることが多い。
筋力と技力に優れるが神の声がきこえず、妖精を見ることも出来ないので、魔法を扱うのは苦手。
寿命は稼働年数となり、見目の成長はない。約50年は安定して動作するが、それ以降は突如機能停止(死亡)する事がある。
- 種族の特徴は「暗視」と「HP変換」
急にメタい「HP変換」は、ゲーム時間1日1回自分のHPを削って MPに変換できるもんだ。
このルーンフォークは魔法を使うのは苦手なんだが、魔法銃っつー便利なもんがあってな。
MPもそこそこ使う戦い方なんだよな。
長曾我部 元親
- 機械人間か、使いやすそうだな。
石田 三成
- 三成言い方よォ…。
長曾我部 元親
- しかし寿命が短いな、冒険者として、戦っているのならもっとも50年動けば大往生なのかもしれないが…。
徳川 家康
- メンテしようにも滅んだ前文明の遺産なもんで、ろくにパーツが見つからねぇし作れねぇらしい。
あ。後ろの方に、1個体として生まれるまでの工程が書いてあるから、作るときは参考にしてみな。
長曾我部 元親
- ふむ。
(ページを捲り捲り…
石田 三成
- 次の合いの子…っつか突然変異だな。
「ナイトメア」っつ種族だ。
長曾我部 元親
- 「ナイトメア」
人間やエルフ、ドワーフなどの親から生まれてくる突然変異の種族だ。頭に1、2本小さな角をもってて、体の何処かにアザをもつ。
肌は極端に青白いがその他の見た目は人間とあまり変わらない。基礎能力が高く、基本的に冒険者として歓迎されている。
老化しない種族で寿命は定かではなく、少なくとも老衰で死んだと言う記録は残っていない。
- 種族の特徴は「異貌」と「弱点」
「異貌」はナイトメア特有の姿にかわるもんで、具体的には…
角が大きくなって、肌はより青白く、魔法を使うときに鎧のペナルティを受けなくなって、声や動きが封じられていても魔法が使えるようになるな。 鎧のペナルティってのは、実際遊んでみたときに説明するわ。
「弱点」は銀製の武器に弱くなっちまうな。その武器からうけるダメージが常時 2になんのと、片親の種族によって、弱点になる属性がきまる。 ダメージが加算される弱点属性になるぜ。
長曾我部 元親
- 異種属間のハーフか。
石田 三成
- ハーフでも基本は母親の種族に寄るんで、この種族になるのは希だな。
長曾我部 元親
- とはいえ異端とされていても平等に冒険者として生きていける、喜ばしい事じゃないか。
徳川 家康
- 家康、それ以上深く考えると三成がキレるから、ちょっとタンマな。
長曾我部 元親
- んむ。
徳川 家康
- 最後は 最初にあんたら冒険者がいる大陸から少し離れた土地から来た「シャドウ」って種族だ。
長曾我部 元親
- 「シャドウ」
シャドウは大陸からすこし離れた場所に元々すんでいた種族で、浅黒く 額に第三の目をもつといわれてる不思議な種族だ。
目は青や緑、瞳は猫に似て光に反応する。
身長は人間よりやや高く、しなやかで引き締まった体付きをしているのが特徴。
修行や己の才能を試すために、旅をする者が多く、稀ではあるものの、世界中でその姿を見ることができる。
15歳で成人として扱われ、寿命は100年ほど。
- 種族の特徴としては「暗視」と「月光の守り」
「月光の守り」ってのは常時発動型の特徴で、常に精神対抗力に 4点だ。
精神対抗は魔法なんかにかかりにくくなる値だな。
長曾我部 元親
- 魔法によってはかけられた相手が抵抗するかどうかを選べるようだが、シャドウはかけられても効果が薄くなりやすい、と言うことだな。
徳川 家康
- 抵抗がうまくいくと効果が消失する魔法もあるのか…。
石田 三成
- 種族はこんなモンだ。どうでい、基本だけでも大分作れるだろ?
職業…技能については戦士系4つ、魔法使い系が5つ。その他として3つ、戦闘をサポートするもんがあるんだが…
一度に詰め込んでもややっこしいだろうから、また明日話すぜ。
俺も帰ってじっくり読み込んでくるからよぅ!
長曾我部 元親
- …一通り目を通した。明日も放課後集まるのなら遅くなると刑部に伝えておく。
石田 三成
- ワシもつまみを持ってこよう。じっくり考えてみたいんだ。
徳川 家康
- いいねいいねェ、そうこなくっちゃなあ!んじゃ、今日は急に呼び止めて悪かった。
また明日の放課後な!
長曾我部 元親
- ここではない場所。
ここではない世界。
3本の剣が作った世界「ラクシア」
この剣と魔法が息づく世界で様々な冒険を楽しむのがsw「ソードワールド 」と言うゲームだ。
ラクシアには魔法が、神が、人間以外の様々な種族が共に生活し、いろいろな怪物や幻獣が明確な危険として世界を闊歩している。
だがそんな世界を、豪胆にも自由に旅をし、物語を作る人達がいる。それが君たち「冒険者」だ。
一口に冒険者といっても、前衛職、後衛職、盾役に回復役、学者に暗殺者。役割は星の数ほどある。君たちが作る、物語の可能性は無限大であり、力を合わせて、世界の脅威から自由を掴み取冒険を続けていくのだ。
ようこそ!剣と魔法と、
君達だけの冒険の世界へ!