キュウコンチーフのポケモン講座♯1
ブイズ編前編
- どうも、わたくしガラルレーティングチーム"トリカブト"のトレーニングチーフ、キュウコンのヴィーデと申します。
キュウコン
- "トリカブト"エース、マホイップのドルチェードなのです。
マホイップ
- 本講座ではわかりやすさを重視し、便宜上お互いを種族名で呼称しあいます。
キュウコン
- さて、早速ですが本日は"ブイズ"について解説していこうと思います。
マホイップはブイズとは何かわかりますね?
キュウコン
- イーブイとイーブイの進化系8種類のことなのです。
マホイップ
- その通り。様々な分岐進化を持つイーブイの進化系の総称として、トレーナーが呼び始めた名前ですね。
可愛らしい容姿からトレーナーからの人気はとても高く、TVアニメの主人公であるピカチュウと並んでゲームの相棒に選ばれたこともあります。
キュウコン
- このブイズの共通の特徴として以下のものがあります。
キュウコン
- ・単一タイプ
・種族値合計が525で、130、110、
95、65、65、60の区分けで配分されている。
・強力な流し技、『あくび』を覚える。
キュウコン
- 種族値というのはわかりますね?
ポケモンの種族ごとの能力の傾向で、種族値が高いほどその能力が得意ということです。
キュウコン
- チーフはすばやさの種族値が高いから先手を取りやすくて、マホイップはとくこうの種族値が高いから特殊技のダメージが高くなりやすいのですよね。
マホイップは流しのほうがわからないのです。
マホイップ
- 流しというのは、相手が交換せざるを得ない状況を作り出すことです。『あくび』は使用した次のターンに相手を眠らせる技で、交代するか眠ってしまうかを相手に選ばせることになります。
キュウコン
- 交代するにしろ眠ってしまうにしろ、確実に1ターンの余裕ができる。その間にこちらの態勢を整えることができるので、とても優秀な流し技と言えます。
キュウコン
- では、上2つの利点と欠点を見ていきましょう。
まずは『単一タイプ』。ブイズはそれぞれ、ほのお、みず、でんき、あく、エスパー、くさ、こおり、フェアリーの単一タイプです。
単一タイプには複合タイプにはない欠点があります。マホイップわかりますか?
キュウコン
- んー、メインウェポンの技範囲なのです?
マホイップ
- その通り。
例えば私はほのおの単一タイプですからタイプ一致、1.5倍の威力で放てるのはほのおタイプの技だけです。
一方アローラの私はこおり・フェアリーの複合タイプなので、こおり技とフェアリー技の両方をタイプ一致で放てます。
つまり、タイプ一致技でつける弱点の数がそれだけ多いと言えるわけです。
キュウコン
- 技を受ける場合は複合タイプは単一タイプと比べて弱点が増える場合も減る場合もあるので有利不利は一概に言えませんが、技を放つ場合は複合タイプの方が明確に有利ですね。
キュウコン
- その割に"トリカブト"のメンバーは単一タイプが多いのですね。
アマージョにバンバドロにギガイアスにナマコブシ……マホイップもそうなのです。
マホイップ
- ま、まぁそれは主の趣味ですので……
話をもとに戻しましょう。2つ目の特徴です。
ポケモンの種族値において平均値が80、平均合計値が480と言われているので、合計値525は戦力としては充分な値になります。
キュウコン
- マホイップは495、キュウコンは505なので、マホイップたちより高いのです。
マホイップ
- では各能力ではどうか。
130はその能力のプロフェッショナルと言っていいレベルです。
110や95でも得意と言って差し支えないでしょう。
65、60はかなり不得意です。下手すれば進化前レベルと言ってもいいです。
キュウコン
- えーとつまり、得意不得意がハッキリしているということなのです?
マホイップ
- その通りです。
つまりブイズとは、タイプ、能力値のどちらにおいても尖った性能をした、各分野のプロフェッショナルと言っても過言ではありません。
次の講座ではブイズそれぞれの特徴について解説していきます。
キュウコン
- 予定は未定だから期待せずに待つのです。
マホイップ