春夏秋冬 月代編 部活
- キーンコーンカーンコーン
久保史緒里
- じゃあ今日はここまで
設楽先生
- 史緒里、このあと部活?
A
- そうだよ?
久保史緒里
- じゃあ、一緒に体育館行こうぜ
A
- わかった、ちょっと待ってね
久保史緒里
- もう練習参加してるの?
久保史緒里
- 夏休みから参加させてもらってるからな
A
- ここのバスケ部、結構レベル高いもんね
久保史緒里
- 私たちの通う、○○高校のバスケ部はかなり強い。昨年のIH予選・東京都大会では、
ベスト4に入った強豪だ。
久保史緒里
- 正直、レギュラーになれるか分からないけど、
高いレベルでやれるのは楽しいし、
その方がやりがいがある
A
- そっか!頑張ってね!
久保史緒里
- (前向きなところも、相変わらずだなぁ)
久保史緒里
- 体育館
久保史緒里
- 史緒里〜
吉田綾乃クリスティー
- 綾乃〜、一緒にウォーミングアップしよ
久保史緒里
- 仲良しの綾乃も、同じバドミントン部
中学の時に、同じ部活から仲良くなった
久保史緒里
- A君、大人気だったね
吉田綾乃クリスティー
- そうだね〜
久保史緒里
- まあ、長身イケメンで、
帰国子女なら当然だよね笑
吉田綾乃クリスティー
- あれ?隣にいるのA君じゃん
吉田綾乃クリスティー
- うん、バスケ部入ってるんだって
久保史緒里
- アメリカでもやってたって言ってたよ
久保史緒里
- そうなんだ〜
吉田綾乃クリスティー
- イケメンで、スポーツできて、英語話せる…
吉田綾乃クリスティー
- ハイスペック過ぎない?
吉田綾乃クリスティー
- 確かにそうだね笑
久保史緒里
- なんか弱点ないのかな
吉田綾乃クリスティー
- 人の粗探ししないの
久保史緒里
- 練習するよ
久保史緒里
- は〜い
吉田綾乃クリスティー
- そして、一瞬目を離した瞬間
吉田綾乃クリスティー
- 「ガコンッ!」
「ウォオオオ!!」
吉田綾乃クリスティー
- ん?どうしたんだろう?
久保史緒里
- バスケ部の方を見ると、Aがリングに
捕まって、ぶら下がっている
久保史緒里
- え!もしかしてA君、
ダンクシュートできるの!?
吉田綾乃クリスティー
- え、そんなすごいの?
久保史緒里
- そこから、史緒里はAのプレーに
釘付けになった
久保史緒里
- 相手を1人、2人と抜いていき、
ゴールを決めるA
久保史緒里
- その実力は、素人の史緒里から見ても
頭一つ抜けていた
久保史緒里
- あれは、モテるね…
これから争奪戦かな…
吉田綾乃クリスティー
- そうだね…
久保史緒里
- そして、部活が終わり、帰ろうとした時…
久保史緒里