Undertale Sansの能力についての考察
この作品は、作者の根拠のない推論に基づき展開されております。ネタバレには全く配慮しておりませんので、本作をまだプレイされていない方の閲覧はおすすめしません。また、この作品には、undertaleに関係のないキャラクターが、undertale内のキャラクターと会話するシーンがございます。そういったものが苦手な方はブラウザバックしてください!閲覧は全て自己責任でお願いいたします
- *多大な ネタバレの香りがする......
Thinker
- *さらに、この世界にはいない「存在」がここにはいるようだ......
Thinker
- *それでも、あなたはこの文章を読むことに決めた
Thinker
- *想像の域を出ない推察の数々が頭に浮かび、あなたは決意で満たされた
Thinker
- サンズの能力についての考察
Thinker
- short cutについて
Thinker
- サンズが作中で度々使用していた、自分がもともといた場所から別の場所へと瞬時に移動する行動、その名もshort cut。
解説者
- このショートカットが、どのようなメカニズムで起こされているのかについて検証してみようと思う。
解説者
- まず、ある程度サンズのステータスをまとめておく。
解説者
- 名前:Sans
解説者
- HP:1
解説者
- 攻撃力:1
解説者
- 防御力:1
解説者
- もっとも ラクなてき
解説者
- Genocideルートに進んだ際に表示される彼のステータスはこうだ。つまり、従来の敵とは異なり、一度攻撃を当てられたら倒されてしまう、ステータスから見るとまさに最弱の敵である。
解説者
- だが、彼にはこれらのハンデを埋め合わせるように、さまざまな特殊能力が備わっている。
解説者
- 相手のソウルを意のままに動かす重力操作。ガスターブラスターと呼ばれるビーム。そして、現在取り上げているshort cut。あとは、従来の骨を突き出して攻撃するbone attack。さらにパピルスも使用していたblue attack等......そのスキルは実に多岐にわたる。
解説者
- これらの他には見られないような強力な武器を駆使して、彼はcharaの暴走を止めようと審判の間に立ち塞がるのである。
解説者
- ......さて、上にあげた能力のうち、genocide以外で使われた能力といえば、確認する限りはこの瞬間移動しかない。
解説者
- つまり、彼にとって比較的使用が容易であり、体力の消耗が一番少ないのが、このショトカと見て良いだろう。
解説者
- ......って、あーめんどくさ。こんな風に学者風に喋るのって結構きつくない?
???
- いや、ちゃんとやるならやれよ、お前さん......
???
- えー。確かに考察は楽しいけど、いちいちちゃんとした文章考えるの大変なんだよ。というわけで、アシスタントお願いしまーす
???
- 他でもない本人にアシスタント頼む奴なんて見たことないぜ。肩透かしもいいとこってやつだ
???
- スケルトンだけに?
???
- ああ。スケスケだな。スカしたギャグだろ?
???
- あー、イカすイカす
???
- って、こんな雑談で終わらせていいのかい、お前さん
???
- やっべ。よくないわ。じゃあこれからは私__考察者(Thinker)と、サンズご本人の会話方式でこの考察を掘り下げていこうと思うよ。というわけで......!
???
- よいせっと。んー、やっぱりこっちの姿の方が安定感あっていいわぁ
Thinker
- そうか?オイラは別にどっちでも良かったけどな
Sans
- (永遠に身元不明のまま会話するのは流石に......)私がやりやすいのでこちらでいかせていただきます。よろしくお願いいたします
Thinker
- ok.好きにすれば良いと思うぜ
Sans
- お前さんいいやつだなぁ......!
Thinker
- *Thinkerは感激の涙を流している
Thinker
- ホネ言葉ありがとサンズってな
Sans
- *どこかで軽やかな打楽器の音がこだました
Sans
- 骨のコメディアンとは、なんてコったい!......ってね。骨だけに
Thinker
- Hahahahahahahaha
両者
- .....また本題がずれたぞ、お前さん
Sans
- おっと。いけないいけない。本題ね
Thinker
- えーっと、確認なんだけど、上に書いてあることは間違ってないよね?
Thinker
- ああ。異論ないぜ
Sans
- おーっけい......じゃあ、君のショートカットについて、いくつか候補となる考察があるから、紹介するね
Thinker
- ・量子テレポーテーション
Thinker
- ・過程すっとばし
Thinker
- 主にこの二つが、君のテレポートのメカニズムなんじゃないか、と言われているよ。......私の中での話だけど
Thinker
- 上のメカニズムは......説明しなくても君なら分かるよね?家に量子化の本あったし
Thinker
- ああ。ようは、自分を構成する物質を量子単位まで分解して量子もつれを起こし、このもつれを利用して別の場所に自分とそっくりそのまま情報を共有するコピーを作り出す......って話だろ
Sans
- そうそう。これは科学的にテレポーテーションを考えるときに真っ先に浮かぶオーソドックスな考えと言っていい
Thinker
- だがね。君は結構な頻度で瞬間移動してるわけだよ。それこそgenocideなんかでは、ターンのたびに君は瞬間移動を使ってフリスクの攻撃を避けていたんだろ?
Thinker
- ......ああ
Sans
- この量子テレポーテーションの場合、自分の身体を分解、再構成ってのを瞬時にやらなくちゃいけない。聞いただけで骨の折れる作業じゃないか?もし仮にこれが君のショートカットのメカニズムだとして、君の体力じゃ一回で相当消耗するんじゃないかい?
Thinker
- まあ、そうだな
Sans
- 少なくとも、瞬時にホイホイ出来るもんじゃないと思うんだよ
Thinker
- 二つ目の、過程すっとばしってのは
Sans
- これはとある動画の解釈なんだけど、例えば君がウォーターフェルからスノーフルまで移動するとするだろう?その時に、君が本来そこからそこまで移動するはずの過程をすっ飛ばして、スノーフルについたという結果のみを残すってこと。要はそこまでの〔君だけの〕時間を消しとばすってわけだ
Thinker
- オイラだけの時間?
Sans
- そう。だって、君を含む全ての時間がすっとばされたとするなら、時間がそれだけ早送りされるってことだろ? 遠くの距離に行けば行くほど、消しとばさなきゃいけない時間が増えるんだから、さっきまでカップラーメンにお湯を注いでいたのに、気がついたら麺が伸びきっていた......なんていうおかしな現象が各地で起こってしまうことだって、普通にありえる話なんだ
Thinker
- しかし、君のゲームのシステム上、そんなことは起こっていなかった。 もし起こっていたとするなら、genocideで君がフリスクの攻撃を避ける際に、「彼の攻撃エフェクトもろとも、削除しなくてはいけない」状況が発生するからだ。 これは当然だろう。フリスクの攻撃を、君が消しとばす過程の中に閉じ込めるわけだから
Thinker
- その場合、プレイヤーはまるでフリスクが攻撃していないかのように見えてしまうことになるが、見ての通り、彼の攻撃エフェクトはちゃんと表示されている。ということは、自分のテリトリーでしか起きないと考えた方が無難だろう?
Thinker
- そしておそらく、君のそのワープ能力には、射程距離があるね
Thinker
- .....
Sans
- おそらく......半径3m〜5mあたりまでだと予測する
Thinker
- なぜなら......
Thinker
- ああ、分かるぜ
Sans
- うん?
Thinker
- オイラはフリスクと一緒に「ちかみち」してグリルビーズに行ったからな。アンタはそんときのことを言ってるんだろ
Sans
- ご名答。その時、別に君とフリスクが手を繋いでいるわけではなかったから、君の身体に触れている必要はない。君の能力の発動範囲内にいればいいってわけだね
Thinker
- んで......ここからは完全に私の推論だが......君は、自分のテリトリーに入った人なら、何人でも「ちかみち」させられるんじゃないか?自分の能力の消耗量は変わらずに、だ。これは動画と私とで意見は異なる
Thinker
- ......まぁ、確かにその理論なら、オイラのテリトリーごと過程をすっ飛ばしてるわけだから、当然そん中にいるやつも例外なく一緒にすっ飛ばされることになるな
Sans
- そうだ......だが、ここで疑問が生まれる
Thinker
- 果たして、君のテリトリー内にいる人物に目的の場所を明示していなかった場合、それでもその人物は君と共にワープできるのかという話だ
Thinker
- この過程すっとばし理論において、過程は無視されるが、過程が不必要ということにはならない。というのも、この理論は、能力者の、グリルビーズまで「行く」という「過程」を「省略」するにすぎないからだ
Thinker
- つまり、目的がなければこの能力は発動できないことになる
Thinker
- だが、君は「フリスクと一緒に」「とある高級レストランに」「フリスクに行き先を伝えずに」ワープした。......これはなぜだと思う?
Thinker
- ......フリスクは、オレに「ついてきて」いた。つまり、オレに「ついていく」という目的があるってこった。オレの向かった先がアイツの結果になると考えれば、「ついていく」という過程が吹っ飛ばされ、「ついてきた」結果が残されても何らおかしくねえだろ?
Sans
- なるほど......そういうことか
Thinker
- この理論でいけば、無機物でも有機物でも、君と行動を共にする予定のあるものは全員、君のテリトリーにいる限り、過程すっとばしの能力を受けることができるってことだね。なるほど......!氷解した!
Thinker
- ......で、まだ聞きたいことがあるんだろ?
Sans
- そう。これは動画の話で単純に疑問に思ったんだが、君がもしなんらかの拘束をされてしまった場合、この過程すっとばし能力でワープすることは可能なのかってことだ
Thinker
- ......いや、無理だ......と思う
Sans
- あ、やっぱり無理なの?
Thinker
- あんたも見ただろ?オレが拘束されて動けなくなってるところをさ
Sans
- え、あれは主人公の見せ場だからしょうがなく捕まってたとかじゃないの?
Thinker
- HP1にそんなに気づかいができる余裕があるとでも思ってんのか、お前さんは?
Sans
- おわ......確かに......
Thinker
- あの時は単純に抜けられなかったんだ。抜けて出るという過程を踏むことが「不可能」だと判断された。いくらオイラがショートカットできるからって、オイラの理想通りに事が進むわけじゃないからな
Sans
- じゃあ、君一人の拘束ならどう?縄で縛られたとして、こう、芋虫動きで自分の部屋まで戻る、とかさ
Thinker
- 可能な範囲までならできるはずだぜ。階段は登れないし、ドアも開けれないから、せいぜい自分の家の前までってとこかな
Sans
- ふうむ......だが、やっぱりあんまり万能な能力じゃなさそうだね。それ。空から落ちつつあるところを華麗に着地、とか無理なやつじゃん
Thinker
- せいぜい着地時間を短くして衝撃を和らげる程度だな、できても
Sans
- アンダインさんとかHP高い人ならいいけど、君の場合は......ねえ......
Thinker
- なぁるほど。まあ可能性としては後者の方が濃厚と見ていいかな?
Thinker
- ま、どっちでもありえるし、どっちでもないってこともありえる。大事なのはこうして考え続けることだ
Sans
- ん。そうだね。これから君の(能力の)ことを隅々まで考察し尽くして見せるよ......サン
Thinker
- ......
Sans
- ズ......って、あっ!?ちょ、え、嘘でしょ、今ショートカット!?まだ話は終わってないのに......!
Thinker