お前スプラトゥーンやめろ
3top
- 今回のフェスもまた1人ぼっちか...
ひふみ
- 寂しいなぁ...
ひふみ
- ...このままじゃダメだ!
ひふみ
- プルルルル...プルルルル...
- もしもし!
よろづ
- よろづさんお久しぶり!
ひふみ
- アッ...ひふみくん...
よろづ
- ...どうしたの?
よろづ
- 最近いつもの場所に来ないからさ
ひふみ
- 今から一緒にナワバリ行きたいなって思ってたんだよ
ひふみ
- あのね…言えなかったけど最近私忙しくて...
よろづ
- もうハイカラスクエアに行けないかもしれない
よろづ
- えっ
ひふみ
- それってどういうこと
ひふみ
- ごめんもう切るね
よろづ
- ツー...ツー...
- ...そうだ...かるまは...
ひふみ
- プルルルル...プルルルル...
- いえーい!!!!!!!!!!楽し〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
かるま
- もしもしかるま?
ひふみ
- おっひふみじゃん!
かるま
- ホッ...良かった...かるまは大丈夫そうだ...
- 良かったら今からナワバリに行かないか?
ひふみ
- あ〜〜ッ...
かるま
- すまん俺もうナワバリ辞めたんだわ
かるま
- えっ...
ひふみ
- 最近はイカしたゲームにハマってて
かるま
- 良かったらひふみも
かるま
- ガチャッ!!!
- ツー...ツー...
- なんなんだよ…
ひふみ
- どういうことだよ!
ひふみ
- いつしか俺たち3TOPは解散していた。
- 元々、3TOPというのは気のあった仲間で出来た交流グループだった。
ハイカラシティから続いた関係はいつひかハイカラシティへそして長い年月を経た。
- その関係は時間が強固にしてくれると共に、共通点だったナワバリバトルへの興味を削ぐ余りに過ぎた時間であった。
- いつも当然と思っていた、隣に居た大切な友人は既に違う道を歩んでいた。
- 3TOPのリーダーとして、引っ張らなければと責任感を持っていたが、ようやくこれでお役御免ということだ。
しかし、俺にとってそのことが安堵よりも心の虚空を感じさせたのだ。
- よろづ...かるま...
ひふみ
- 夢じゃないよな…
ひふみ
- 信じたくない余りに自分に言い聞かせる。これは夢だ。悪い夢だ。
起きたらまた2人がいつもの場所で待っている。そう思えた。
しかし夢が覚めることもなく、現実は刻一刻とひふみを襲った。
- 布団に潜りながら、無意識に声を殺す。
- 失ってから気づく大切さを実感してしまう自分が嫌だった。
- ふとした時に思い出すいつもの合図。
- お前がスプラトゥーンやめてどうするんだよ…
ひふみ