キミのとなりならわるくない
間違って消してもうたwwwとりあえず再投稿。キュートな咲愛と、チートな翔と、ニートな悠也と、ヒート(熱血)な鈴乃の物語です(韻を踏んでみた)。しょうもないことで笑っていられるのは幸せなのだな、と考えさせられた西日本豪雨でした
- 今日何か食べたいものある?
九条鈴乃
- ナポリタン!
姫華咲愛
- カレー?
一之瀬悠也
- 私は焼きそば。
九条鈴乃
- じゃ、翔よろしく☆
九条鈴乃
- なんでだよッ!つか偏りすぎだろ!
魅零翔
- わー、ありがとっ!
姫華咲愛
- ごちになりまーす!
一之瀬悠也
- いや行くとしても奢らねぇからな!?
魅零翔
- いいじゃない、たまには役に立ちなさいよ
九条鈴乃
- お前は金払うのが嫌なだけだろ
魅零翔
- わ、わたしは今財布持ってきてないし?(あ、しまった!ポケットからベージュの皮生地が出てる…)
九条鈴乃
- 俺はニートだから稼ぐ気ないし?
一之瀬悠也
- 私は昨日お菓子を買いすぎて…買い置きまで…
姫華咲愛
- 誰ひとり全うな生き方をしていないと思えるのは気のせいか?
…って
魅零翔
- 鈴乃さんや、そのスカートの横からはみ出た縦長の皮生地はなんぞや?
魅零翔
- こ、これは…
九条鈴乃
- そ、装飾よ!
九条鈴乃
- 嘘つけ!だったら見せてみろよ!
魅零翔
- 翔…
一之瀬悠也
- …んだよ
魅零翔
- いくらなんでも女の子に脅迫するのはよくないぞ?
一之瀬悠也
- コクコク
姫華咲愛
- …はぁ
魅零翔
- 鈴乃、そのピンクの財布貸せ
魅零翔
- 違うわよ、ベージュの財布よ
九条鈴乃
- …かかったな)ニヤリ
魅零翔
- へ?
九条鈴乃
- かかったね
姫華咲愛
- ドンマイ
一之瀬悠也
- な、何よ?
九条鈴乃
- ほら、そのベージュの財布よこせよ
魅零翔
- あぁ!
九条鈴乃
- 鎌かけやがったな!?
九条鈴乃
- かかるお前が悪い
魅零翔
- すーちゃん、もう諦めよう?
姫華咲愛
- あんたさっきまで私の味方してくれてたじゃない!咲愛の白状者ーッ!
九条鈴乃
- だって、翔君が可哀想だもん。ひとりで四人の負担をするんだよ?年金でも無いのに
姫華咲愛
- (咲愛マジ天使)
魅零翔
- まぁ年金もそこまで鬼畜じゃないけどな
一之瀬悠也
- つかもう諦めなよ
一之瀬悠也
- ニートのあんたは黙ってなさい!税金もろくに納めてないでしょうが!
九条鈴乃
- ハ,ハイ(怖ぇ…)
一之瀬悠也
- (女は敵にまわすもんじゃねぇな)
魅零翔
- もうじゃんけんしろよ
魅零翔
- 私ピンチなのに…
姫華咲愛
- だから稼いでねぇって
一之瀬悠也
- 私は財布を───
九条鈴乃
- まだ言うかッ!
魅零翔
- はぁ…
魅零翔
- もう荷物持ちでいいから来い。
魅零翔
- えー、めんどい…
九条鈴乃
- 俺は太陽が嫌いなんだが…
一之瀬悠也
- お前らブレねぇな…
魅零翔
- …じゃあ私行くよ
姫華咲愛
- お、珍しくやる気
魅零翔
- 代わりに二人にはご飯と食器洗いを任せるね
姫華咲愛
- んー、まあそれなら
一之瀬悠也
- 仕方ないわね
九条鈴乃
- …何が狙いだ?
魅零翔
- そういう憎まれ口を叩かないの!
姫華咲愛
- (翔君と買い物デートも、悪くない、かな…)
姫華咲愛
- (最近姫華ちゃんがなに考えてるかわかるようになってきたな…)
一之瀬悠也
- …ほら、そうと決まればさっさと行くぞ
魅零翔
- らじゃっ!
姫華咲愛
- ヒューン
一之瀬悠也
- …
一之瀬悠也
- ん?どうしたの?
九条鈴乃
- あ、いやなんでも
一之瀬悠也
- ふーん。変なの
九条鈴乃
- (…姫華ちゃんが来てから、翔も変わったな、とは言わないでおくか)
一之瀬悠也