恋する女子高生♡
恋愛ドラマ
- 皆様どうも!
作者
- 作者であります!
この度は恋愛モノを書かせてもらいました。
作者
- 主人公は見た目がヤンキーみたいと
みんなから恐れられていて
恋の一つもしたことがない子ですが。
ある日出逢った男性に恋をする事になります。
そんな恋を邪魔する者たちやらが出てきては大騒ぎ!
そんな事を乗り越えて男性と結ばれるお話です。
作者
- 主人公になったつもりでお話を読んでもらえたらなぁと思います!
作者
- では、始まり〜始まり〜。
作者
- 『恋する女子高生♡』
ナレーター
- 【いつか運命の人が現れる。
誰もがきっと信じているはずだ。
私だってそう。信じている。】
谷 みやび(たに みやび)
- 【だが、私、谷みやびは運命の人どころか彼氏すら出来た事がない!!!】
谷 みやび(たに みやび)
- 【なぜかって?それはこの見た目のせい…】
谷 みやび(たに みやび)
- 【顔はヤンキー。おまけに口数が少ないから上手く喋れない。おまけに少しニコリとすると逃げられる】
谷 みやび(たに みやび)
- 【こんな見た目のせいで誰も寄ってこない…】
谷 みやび(たに みやび)
- 【ただ一人を除いては………】
谷 みやび(たに みやび)
- みやびがとぼとぼと道を歩いていると
ナレーター
- おはよー!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 一人の男の子がみやびに挨拶をした
ナレーター
- おはよ。あすか
谷 みやび(たに みやび)
- 佐藤あすかはみやびと同じマンションに住んでいて隣同士の幼なじみ。
あすかの両親はあすかが2歳の時に離婚して今は、母親と二人で住んでいる。
ナレーター
- 早く行かねぇと遅刻すんぞ
佐藤 あすか(さとう あすか)
- やばっ!早くいこっ!!!
谷 みやび(たに みやび)
- みやびとあすかは走り出す
ナレーター
- 数十分後。あすかとみやびはなんとか学校に着いた
ナレーター
- セー、フ
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あすかとみやびは教室に向かう
ナレーター
- あすかは教室のドアを開ける
ナレーター
- おはよー!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 数人の男子たちがあすかに挨拶をする
ナレーター
- みやびは誰にも挨拶をせずに静かに自分の席に向かい。座った
ナレーター
- おはよ。あすか
佐久間 燐(さくま りん)
- あすかに声をかけたのは佐久間、燐。
あすかの中学校時代からの親友。
ナレーター
- おはよー
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 新しい担任のこと聞いたか?
佐久間 燐(さくま りん)
- まだだけど?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 今日から来るらしいよ。
佐久間 燐(さくま りん)
- へ〜。どんな人かなぁ
佐藤 あすか(さとう あすか)
- さぁな。詳しい事は知らない。
佐久間 燐(さくま りん)
- 教室に一人の男が入ってくる
ナレーター
- 教室がざわつく
ナレーター
- りんとあすかは席に着く
ナレーター
- 他の生徒も席に着く
ナレーター
- 今日からこのクラスの新しい担任になりました。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 桜庭龍一です。よろしく
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 女子生徒たちがざわつく
ナレーター
- (新しい担任の先生…。なんか怖そう…)
谷 みやび(たに みやび)
- 静かに。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 早速だが来月の修学旅行に向けての話し合いを始めてもらう
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 学級委員と副学級委員は前に出てきて話を進めてくれ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- りんとあすかは席を立ち前に出て行く。りんとあすかは学級委員と副学級委員。りんが副学級委員であすかが学級委員なのだ。
ナレーター
- えっと、じゃあ!来月の修学旅行について話します
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 修学旅行の日にちは3月24日〜3月26日です。
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 行き先は…。えっと…
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 韓国のソウル
佐久間 燐(さくま りん)
- あ、そう!それそれ!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 生徒達は笑う
ナレーター
- あはは〜!で、韓国なんだけど〜。
まだ班が決まってない、じゃん?だからその班決めをしたいんだよね
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 生徒達は自由に決めたいと言う
ナレーター
- 自由にか〜…まぁそれも悪くないね。他のみんなはそれでいい???
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 生徒達は賛成する
ナレーター
- じゃあ、決定〜!!!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- というわけで、終わりました。
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 先生。この後はどうすれば?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 席に戻っていいぞ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- はいっ!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- りんとあすかは席に戻る
ナレーター
- じゃあ、とりあえず。好きな者同士で6人グループを作って
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 生徒達はいっせいに動き出す。
ナレーター
- 数分後。
生徒達は好きな者同士でグループを組んでいた。が………。
みやびは一人残っていた。
ナレーター
- それに、龍一が気づく
ナレーター
- みやびに近寄る龍一
ナレーター
- 谷みやび
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- はい?
谷 みやび(たに みやび)
- どこか好きなところに入りなさい
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- グループ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- え…えっと。
谷 みやび(たに みやび)
- みやびはチラッと周りを見る
ナレーター
- もしかして…入りたいところがないのか?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 入りたいところがない。というか…。
谷 みやび(たに みやび)
- ないというか?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 入りたいんですけど…でも…怖がられちゃうし。
谷 みやび(たに みやび)
- 怖がられる?ん〜………見た目か?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- ………はい
谷 みやび(たに みやび)
- そんなに怖くないと思うけど?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- へ?
谷 みやび(たに みやび)
- 可愛い顔してると思うぞ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (そんなこと…初めて言われた…)
谷 みやび(たに みやび)
- まぁ、無理して入らなくていい。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- す…すみません。
谷 みやび(たに みやび)
- 謝ることじゃない。でも入りたくなったらいつでも言ってこい。俺が入れてもらえるように言ってやるから
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- あ…ありがとうございます…
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一はみやびの元を去る
ナレーター
- (思ったより…怖くないかも。)
谷 みやび(たに みやび)
- (あの、先生…)
谷 みやび(たに みやび)
- そして、修学旅行当日を迎えた
空港
ナレーター
- みんな揃ってる〜?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あすかとりんは人数を数える
ナレーター
- こっちは、ぜーいんいる
佐久間 燐(さくま りん)
- こっちもぜーいん…いる。ね!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 先生〜!ぜーいん確認取れました!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- じゃあ、各自の席に座るように
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 生徒達が飛行機の中で騒いでいる
ナレーター
- だが輪に入れないみやびは龍一の元に行く
ナレーター
- ん?どうした?谷みやび
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- あ…あの
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一は何かを指したかのように席の荷物をどかした
ナレーター
- ほら、座れ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- みやびは隣に座る
ナレーター
- これ食うか?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 龍一は袋をみやびに差し出す
ナレーター
- 何ですか?これ…
谷 みやび(たに みやび)
- クッキーだけど…
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- クッキー…♡
谷 みやび(たに みやび)
- いただきます…
谷 みやび(たに みやび)
- みやびはクッキーを食べる
ナレーター
- おいし〜♡
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一はクスリと笑う
ナレーター
- だろ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- この時みやびの心が鼓動を走らせた
ナレーター
- (な、なんだろう…胸が…)
谷 みやび(たに みやび)
- ん?どうした?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- なっ…!なんでもないです!あはは
谷 みやび(たに みやび)
- ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (…私たら…相手は先生なのよ…???ドキドキなんかしてどうするのよ。これじゃまるで私が先生を好きみたいじゃない…!)
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一がみやびの顔を覗き込む
ナレーター
- おい、平気か?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- それはキスが出来そうなくらいの距離だ
ナレーター
- あ〜…。あ〜…。
谷 みやび(たに みやび)
- あ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- みやびは顔を離す
ナレーター
- あ、あんぱん好きですか⁉︎
谷 みやび(たに みやび)
- まぁまぁだな
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- わ、私もです!
谷 みやび(たに みやび)
- そうか
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (びっくりした〜…)
谷 みやび(たに みやび)
- (さっきから変な奴…)
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (とか思われてないかな⁉︎)
谷 みやび(たに みやび)
- 絶対に思われてる…
谷 みやび(たに みやび)
- ん?なにが思われてるんだ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- なっ…なんでもないです!(しまった心の声が…⁉︎)
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一はクスリとまた笑う
ナレーター
- 変な奴だなぁ〜
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- うっ…!
谷 みやび(たに みやび)
- 谷みやびと友達になった奴は毎日飽きないだろうな笑
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (また初めて言われた言葉…)
谷 みやび(たに みやび)
- (この人は誰も言ったことの無いようなことを、さらっと言う)
谷 みやび(たに みやび)
- どうした?さっきから。酔ったか?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- えっ…あ。大丈夫です…。
谷 みやび(たに みやび)
- なら、いいが
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- その時みやびの電話が鳴る
ナレーター
- みやびは電話に出る
ナレーター
- はい、もしもし?
谷 みやび(たに みやび)
- みやび〜?ママよ〜♪
みやびママ
- ママ。どうしたの?
谷 みやび(たに みやび)
- もう、韓国には着いたかしら〜?
みやびママ
- 今、飛行機の中なんだけど…。だから電話は…
谷 みやび(たに みやび)
- あら〜!まだ飛行機???じゃあ切らないとね〜。韓国に着いたら電話よこすのよ〜
みやびママ
- うん…わかっ…
谷 みやび(たに みやび)
- 電話が切れる
ナレーター
- (切れた…)
谷 みやび(たに みやび)
- お母さんか?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- はい…。何の用事だったんでしょうか?
谷 みやび(たに みやび)
- 向こうに着いたらまた電話すればいい。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- ですね
谷 みやび(たに みやび)
- そして数時間後。韓国ソウルに着いた。
空港
ナレーター
- 龍一が生徒達に声を掛ける
ナレーター
- みんな揃ってるな。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 生徒達は、はーい。と返事する
ナレーター
- では、各自自由行動。夜の6時までにはホテルに戻っていること
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 生徒達はまた、はーい。と返事する
ナレーター
- 生徒達はぜーいん移動する。ぽつん。と残るみやび
ナレーター
- 谷みやび。お前はどうする?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 私は…一人で周ります。
谷 みやび(たに みやび)
- そうか。気をつけろ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- みやびは去る
ナレーター
- みやびは母へ電話をする
ナレーター
- あ、ママ?
谷 みやび(たに みやび)
- あら〜!もう着いたの???
みやびママ
- うん。何かさっき、用だったの?
谷 みやび(たに みやび)
- そうなのよ〜。実はね。お母さんとお父さんね。昔、韓国に住んでたことがあってね〜
みやびママ
- え?そうなの?初耳
谷 みやび(たに みやび)
- それでお父さんと出逢う前にお世話になった、占いの館があってね〜
みやびママ
- 占いの館…
谷 みやび(たに みやび)
- なにをお世話になったの?
谷 みやび(たに みやび)
- お母さんの運命の人を当ててもらったのよ〜
みやびママ
- 占いだから当たり前じゃ無い?
谷 みやび(たに みやび)
- それもあるし、お父さんに合わせてくれたのもその占いの人なのよ〜。だから、今度お礼をと思ってたんだけど。なかなか行けなかったから〜
みやびママ
- それで???なにが言いたいの?
谷 みやび(たに みやび)
- みやび。丁度いいから行って?♡
みやびママ
- はぁ?面倒くさい〜
谷 みやび(たに みやび)
- あら?あなたの将来がわかるかもしれないチャンスなのよ〜?
みやびママ
- 将来…(た、確かに…。運命の相手が分かるかもしれない…)
谷 みやび(たに みやび)
- わかった。行く
谷 みやび(たに みやび)
- ありがとう。確か空港からそんな離れてないところに、サランオンマっていう占いの館だから、すぐに見つかるわよ〜
みやびママ
- わかった。じゃーね
谷 みやび(たに みやび)
- みやびは電話を切る
ナレーター
- みやびは占いの館を探す
ナレーター
- 数分後
ナレーター
- あ…。あった。結構近くにあったんだ…
谷 みやび(たに みやび)
- みやびは占いの館に入る
ナレーター
- すみませ〜ん
谷 みやび(たに みやび)
- そして奥から一人の老婆が出てきた
ナレーター
- あ…あの〜
谷 みやび(たに みやび)
- あなたは、谷さんの娘さんですね
ナレーター
- 老婆がそういうと水晶を取り出しおまじないを唱え始めた
ナレーター
- (日本語話せたんだ…)
谷 みやび(たに みやび)
- 老婆はみやびにこう言った。
もうすぐ一人の男性が現れる。
その男性はあなたの運命の人。そしてあなたはこれからその男性といくつもの試練を乗り越えていくだろう。
ナレーター
- こ、こんな近くに運命の人が⁉︎
谷 みやび(たに みやび)
- 老婆は頷く
ナレーター
- まさか〜(韓国人かな?運命の人って…)
谷 みやび(たに みやび)
- 老婆がカウントを始めた
ナレーター
- ?
谷 みやび(たに みやび)
- 3
ナレーター
- 2
ナレーター
- 1
ナレーター
- 0
ナレーター
- するとそこに男性が入って来た
ナレーター
- やっと見つけた…!
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- せ…先生?
谷 みやび(たに みやび)
- なん、なんでここに?
谷 みやび(たに みやび)
- やっぱり、生徒を一人にはさせておけないからな。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 老婆は韓国語で何かを言った
ナレーター
- 댁인지. 얼굴은 잘 보이지 않았지만. 상당한 오오라의 소유자로군
(お宅か。 顔はよく見えなかったけど。 相当なオーラの持ち主だな)
ナレーター
- ここはなんだ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 母がお世話になった占いの館らしいです
谷 みやび(たに みやび)
- そうか…
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 用は済みました!もう行きましょう…!
谷 みやび(たに みやび)
- あぁ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- みやびが先に外に出る
ナレーター
- 학생이 신세를 졌습니다.(生徒がお世話になりました)
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 老婆は龍一に、二つのブレスレットを渡した。
ナレーター
- 저…….(あの?)
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 老婆は言った。あの子に一つ渡し。もう一つはお前さんが持っておれ。きっと近いうちに役に立ってくれる。
ナレーター
- ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 龍一は意味がわからぬままブレスレットを握り。みやびが待つ外に出た
ナレーター
- どうしたんですか?…それ
谷 みやび(たに みやび)
- さぁ?お前と俺にだそうだ…
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- 私と先生に?
谷 みやび(たに みやび)
- あ…
谷 みやび(たに みやび)
- どうした?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- あ、いえ!なんでもないです…
谷 みやび(たに みやび)
- (まさか…先生が運命の人だからお揃いで持ってろって意味なのかな…)
谷 みやび(たに みやび)
- (そ…そんな〜。まだ恋人でもないのにお揃いなんて〜…。)
谷 みやび(たに みやび)
- 谷みやび。ぼーっと、してないで行くぞ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- はっ…はい!
谷 みやび(たに みやび)
- そして数時間後。料亭
ナレーター
- あ…あの!先生…
谷 みやび(たに みやび)
- ん?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- さっ、さっき貰った…。ブレスレット…どうしますか?
谷 みやび(たに みやび)
- 龍一は少し考えて、片方のブレスレットをみやびに渡した
ナレーター
- 片方持ってろ。あの人は俺たち二人にくれたんだからな。捨てたら勿体無い。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- でも…いいんですか?
谷 みやび(たに みやび)
- なにが?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- わ、私なんかと…お揃いなんて…
谷 みやび(たに みやび)
- これはお揃いじゃない。偶々二人が同じのを、持ってただけだ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- そういう事にしておけば平気だ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- ですね…
谷 みやび(たに みやび)
- (なんか…少しショック…。)
谷 みやび(たに みやび)
- ん?どうした?谷みやび?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- いえ、何でもないです…
谷 みやび(たに みやび)
- そうか?ならいいが
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- あれ〜?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 一人の男の子がみやびと龍一を見つける
ナレーター
- みやび〜
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あすか…?何でここに?
谷 みやび(たに みやび)
- ん〜?俺たちも飯食いに来たんだよ。なっ?りん
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あぁ
佐久間 燐(さくま りん)
- 先生はなぜ谷と?
佐久間 燐(さくま りん)
- 回る相手がいないとつまらないだろ。だからだ
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- えー!回る相手がいないなら俺に言ってくれればよかったのに〜。みやび〜
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あ…ご、ごめん
谷 みやび(たに みやび)
- じゃあ、ここから俺たちと回らない?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- で…でも…
谷 みやび(たに みやび)
- みやびは龍一をチラッと見る
ナレーター
- 良かったじゃないか。佐藤たちと回りなさい。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- だってさ!みやび、俺たちと行こうよ!
佐藤 あすか(さとう あすか)
- わ…私…
谷 みやび(たに みやび)
- 先生と回る!
谷 みやび(たに みやび)
- え?
佐藤 あすか(さとう あすか)
- で、でも。先生だって用とかあるんじゃ…。
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あすかはチラッと龍一をみる
ナレーター
- いや、見回りは他の先生方がやってるから俺は別に。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- じゃ、じゃあ…
谷 みやび(たに みやび)
- あぁ、回れるぞ。
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- …そっか。分かった。
佐藤 あすか(さとう あすか)
- 行こう…。りん
佐藤 あすか(さとう あすか)
- あすかはりんと共に去る
ナレーター
- (先生と…一緒にいられる)
谷 みやび(たに みやび)
- みやびはクスクスと笑う
ナレーター
- なに笑ってんだ?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- いえ、何でもないです笑
谷 みやび(たに みやび)
- おかしな奴…笑
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- それを遠くから見てたりん
ナレーター
- (なるほど。そういう事か…)
佐久間 燐(さくま りん)
- あの、どこ行きますか?
谷 みやび(たに みやび)
- さっきの占いの館でも行くか
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- なぜまた?
谷 みやび(たに みやび)
- 俺の今後を占ってもらおうかと思ってな
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- なるほど〜。先生もそういうのに興味があったんですね〜
谷 みやび(たに みやび)
- 変か?
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- いえ!滅相もありません
谷 みやび(たに みやび)
- そうか笑
桜庭 龍一(さくらば りゅういち)
- (これから面白くなりそうだ…)
佐久間 燐(さくま りん)