遊☆戯☆王でジンロウゲーム Part0
*12人、猫あり。*ノリが弾丸論破 *キャラ崩壊などあります、誤解のないようお願いします
- ……
武藤遊戯
- …あれ?
武藤遊戯
- ここは…
武藤遊戯
- 僕が目覚めたのは、外国にあるような豪邸の広間だった。豪華なシャンデリアの明かりが僕を照らす。
武藤遊戯
- なんで、僕はここに…?
武藤遊戯
- 重い体を動かして、ゆっくり立ち上がる。改めて周りを見てみると、僕以外に人はいなかった。この広い豪邸に一人ぼっちだ。
武藤遊戯
- …もう1人の僕も、海馬くんも、いない
武藤遊戯
- 孤独。その感情だけが僕の心の中をぐるぐると廻った。知らぬ間にこんな場所にいて、そこは僕以外誰もいなくて、不気味な程に静かで――
武藤遊戯
- ――怖い。そう思った。
武藤遊戯
- もう1人の僕――
武藤遊戯
- 恐怖で怯えていると、突然、邸の中にチャイムが流れた。
武藤遊戯
- 武藤遊戯様、武藤遊戯様。あなた様は厳選な抽選の結果、『ジンロウゲーム』の参加者に選ばれました。
アナウンス
- ジンロウ…ゲーム?
武藤遊戯
- これより、会場への転送を開始します。
アナウンス
- 『ジンロウゲーム』の参加者になったというアナウンス。会場への転送。何が何だか分からなかった。
武藤遊戯
- 3秒後。僕の景色が暗転した。いとも容易く、僕の意識は闇におちた。
武藤遊戯
- ――助けて、皆――
武藤遊戯
- ……
武藤遊戯
- …
武藤遊戯
- …おい!
A☆T☆M
- 起きろ、相棒!
A☆T☆M
- もう…ひとりの…ぼく?
武藤遊戯
- 相棒、相棒!
A☆T☆M
- う〜ん……
武藤遊戯
- ……
武藤遊戯
- ――相棒、やっと起きたか!
A☆T☆M
- あれ…僕は何を…
武藤遊戯
- 相棒、オレのことは覚えてるか?
A☆T☆M
- …うん。もう1人の僕だよね。
武藤遊戯
- ……じゃあ、『ジンロウゲーム』について、何か知ってるか?
A☆T☆M
- ……!!
武藤遊戯
- 思い出した。僕は静かな豪邸で目覚めて、『ジンロウゲーム』の参加者に選ばれたって言われて…それから…
武藤遊戯
- …意識が、暗転した。
武藤遊戯
- やっぱりそうか…相棒も、あの謎のゲームに参加させられたんだな。
A☆T☆M
- 僕もって、君もかい?
武藤遊戯
- ああ、そうだ。いきなり豪華な屋敷で目覚めて、アナウンスに言われたんだ。『ジンロウゲーム』の参加者に選抜されたと。
A☆T☆M
- ああ、同じだ。僕の経緯と同じ。
武藤遊戯
- とりあえず、この部屋から出よう。ここは個室みたいだ。
A☆T☆M
- ……もう1人の僕と話すのに夢中だったからか、周りの景色を見ていなかったな。見てみると、先程の大広間とは打って変わって、高級ホテルのような個室。どうやら僕はベッドで寝ていたようで、左を見れば焦げ茶色のドアがあった。
武藤遊戯
- 行こうぜ、相棒!!
A☆T☆M
- あ、うん!いまいくよー!
武藤遊戯
- 僕はもう1人の僕に手を引かれて、部屋の外に出る。
武藤遊戯
- ――
武藤遊戯
- ――出た後の景色は、僕がここに来る前にいた、大広間にそっくりだった。
武藤遊戯
- ただひとつ違うのは、人がいる。僕達2人を含めて、12人。……その中には、海馬くんに十代くん、遊星くんもいた。
武藤遊戯
- 突如として参加させられた『ジンロウゲーム』。部屋から出ると、そこには見覚えのある広間が広がっていた。一体これから何が始まるのか、僕、僕達は、まだ知らない。
武藤遊戯
- to be continued
武藤遊戯