人狼ゲームinアルケミアストーリー
1日目[夜会議・前半]〜レイノウシャ〜
- 時刻は21:00。一同は会議室に着席していた。
- 「魔物ちゃんはおらんのか……」
拳闘士ユータ@占師候補
- 『姿はなくてもちゃーんとみてるから大丈夫だよ!』
魔物ちゃん
- 「はーあ、魔物ちゃんは友達だと思ってたのになー」
アイドルロメオ
- 「どうでもいい。会議を始めるぞ」
司書エラリー@共有
- 「しょ、処刑する人を決定するんすかーっ!?」
技巧士キャンディス
- 「今日は処刑はないんでしょ」
バーテンダーラスティ
- 「朝会議でも言ったのによほど馬鹿なのだな。今から決定するのは占い先についてだ。しかしその前に……」
司書エラリー@共有
- 「そんなんオレっちに決めさせてや!オレっちが占うんやで!」
拳闘士ユータ@占師候補
- 「なりません。偽物が好き勝手動くなどと、許されないことです。 とはいえ客観的にわたくしの真を証明する手立てが、今はありません。占い先は共有様が決めていただくのが安定かと」
バイオリニストセリーヌ@占師候補
- 「ニセモンは黙っとれ!なあええやろエラリーはん、オレっちに決めさせてーな!」
拳闘士ユータ@占師候補
- 「落ち着きたまえユータくん……あまり身勝手なのは好印象とは言えないな」
吟遊詩人ダリウス
- 「ユータ、貴様がいくら喚いたところで、貴様が偽という疑惑は晴れない。占い先は俺が決定する」
司書エラリー@共有
- 「ちぃ……ま、ええわ!」
拳闘士ユータ@占師候補
- 「どっちが本物なのか全然わからないわね……」
見習い冒険者アネリ
- 「んーオレはなんとなくユータが偽っぽく感じる系」
戦士レオン
- 「アタシも」
メイドシルヴィア
- 「な、なんでや!レオンはん、オレっち達マブダチやろ!」
拳闘士ユータ@占師候補
- 「あのな、一個言っとくぜ。こうなった以上、オレはどんなに仲が良い奴でも疑ってかかる!そうじゃなきゃ人狼には勝てねーんだ!」
戦士レオン
- 「レオン……」
バーテンダーラスティ
- 「ウンウン、きっトの通りなのデスねー!」
料理人エイダ
- 「ククク、その程度のことを今更痛感してどうすんだァ」
ギャンブラーケリー
- 「うるさいわねっ、いい空気だったんだから水を差すんじゃないわよっ!」
メイドシルヴィア
- 「……で、占い先についてなんだろ?」
花屋ハーヴィー
- 「占い先を決める前にもう一つ決定しておきたい事項がある」
司書エラリー@共有
- 「なんすか?」
技巧士キャンディス
- 「霊能者が名乗るかどうか、についてだ」
司書エラリー@共有
- 「…………霊能者…………出なくていい……」
お針子リリアン
- 「そう思う根拠はなんだい?」
吟遊詩人ダリウス
- 「…………なんとなく……」
お針子リリアン
- 「なんだそりゃ!?」
戦士レオン
- 「霊能者って処刑した人が人狼かどうかわかるんだよねー!すごーく大切だし、出てきても狼に狙われちゃうんじゃないのー?」
アイドルロメオ
- 「た、たしかに……」
画家パトリシア
- 「人狼を処刑できた時に出てくればいいんじゃないっすか?」
技巧士キャンディス
- 「それで良い気がするな」
花屋ハーヴィー
- 「霊能者が今出ることのメリットといえば……なにかしら」
見習い冒険者アネリ
- 「もしわたくしが、潜伏している霊能者を占ってしまえば、それは無駄になります。そういった事態を避ける意味では、是非とも出てきていただきたいところです」
バイオリニストセリーヌ@占師候補
- 「癪やけどその通りやなぁ」
拳闘士ユータ@占師候補
- 「それに明後日以降も潜伏を続けるのなら、霊能が処刑されたり襲撃されたりする可能性も出てくるね」
バーテンダーラスティ
- 「総合的に見りゃ、すぐ出てくる方が良いんじゃね?」
戦士レオン
- 「それもそうねっ!」
メイドシルヴィア
- 「決定だ。霊能者は手を挙げろ」
司書エラリー@共有
- エラリーの呼びかけに、静かに手を挙げる者がいた。
- 「ククッ……」
ギャンブラーケリー
- 「まぁ、やっぱりこうなるよね……」
バーテンダーラスティ
- 「ワーア……」
料理人エイダ
- 「エッ、エイダ!?」
技巧士キャンディス
- 手を挙げたのは、料理人エイダと、技巧士キャンディスであった。
- 後半に続く
魔物ちゃん