厨房特権
厨房特権…良い響きですねぇ(´▽`)
- よし…と
これでスープは良いと思うが…
ブーディカ！ キャット！
味見してくれないか？
エミヤ
- お？ 出来た？
じゃあ遠慮なく…
(クイッ)
ブーディカ
- 任せるがよい
さてさて…
(ズズッ)
タマモキャット
- …うん！ 良いんじゃないかな？
私はその味付け好きだけど
ブーディカ
- うむ、確かに美味しいのではあるが…
アタシ的にはスパイスが欲しいところではある
タマモキャット
- なる程…なら辛いのが苦手な者もいるから好みで唐辛子等のスパイスを各テーブルに設置しておくか
エミヤ
- 了解である
アタシに任せるがいい
タマモキャット
- それじゃこっちのはどうかな？
ちょっと味付けが薄いかなと思ったんだけど…
ブーディカ
- じー…
律華
- うん？
どうしたそんなところで…
エミヤ
- ずるい…
律華
- ん?
エミヤ
- つまみ食いは駄目って言ってるのに
味見と称して結構食べているじゃん！
ずーるーいー!!
律華
- ずるくはないだろう
料理を提供する者としては自他ともに満足するものでなくてはならないからな
エミヤ
- そうそう
自分では良いと思ってても、食べてくれたときにいまいちだと思われると結構ショックだしねー
ブーディカ
- うむ！
愛が届かない…もとい満足して貰えないということは自爆スイッチを押せと言うことである
タマモキャット
- む…一理ある
でもそれなら味見役は私でも良いんじゃ無い？
律華
- まぁ、でもそこはねぇ
ブーディカ
- うむ、であるな
タマモキャット
- ここまで違う文化の料理人が揃うと味付けのパターン、素材の使い方等色々と勉強になるからな
逆に何か改善案があればお互いに教え会うことも出来る
エミヤ
- だからお互いの料理の味見は必要なことなんだ
エミヤ
- なる程なる程
味見の大切さは良く分かった
律華
- それに、これは厨房に立つ者のみ与えられる特権…つまり
エミヤ
- 厨房特権だ!!
エミヤ
- 厨房特権だね！
ブーディカ
- 厨房特権なのだな！
タマモキャット
- 厨房特権!?
そんな皇帝特権みたいな
スキルあるの!?
律華
- …なら私も何か作るから厨房特権使わせてくれないかな…？
律華
- まぁ、丁度デザートがまだだったし頼もうかな
エミヤ
- やったー!
今日は何作るの？
律華
- 今日はプリンだよ
ブーディカ
- よーし！
頑張って作りますか!!
律華
- このあと色々教わりながらカスタード、チョコ、ミルク等色々作りあげた
律華
- あれっ!?
そう言えば味見は!?
律華
- すっかり忘れていた律香だった
律華