海未誕えりうみ会話
- 海未はそろそろ誕生日よね
絵里
- そうですね
海未
- あら、気の無い返事ねえ
絵里
- まあ、もう20代ですからね。昔ほどの感慨はわきませんよ
海未
- 生意気ねー。高校生の頃はもっと可愛らしかったのに
絵里
- そりゃああの頃は……みんながいましたし、何より……
海未
- 何より?
絵里
- あなたがいましたから。付き合い始めたばかりの
海未
- そう、そうだったわね
絵里
- 覚えていますか?付き合ったばかりの頃の私の誕生日。絵里ったらハシャギ過ぎて……
海未
- ちょ、ちょっと!その話はもう良いじゃない!
絵里
- くすくすーーこの話定番になっていますからね
海未
- でも本当に嬉しかったんです
海未
- 穂乃果やことりから祝われるのは、もう家族みたいなものですから、恋人のあなたに祝われるという事は、やっぱり特別でした
海未
- うれしいわ
絵里
- 絵里……なんだか淡白ですね
海未
- そんな事ないわよ。海未の気のせいじゃない?
絵里
- いえいえ、流石にバレますよ
海未
- あ
海未
- ひょっとして、照れてます?
海未
- そ、そんな事ないわ!
絵里
- ふふっ、かわいい♪
海未
- もう!やめてよね!
絵里
- 一応先輩なんだけど
絵里
- いいじゃないですか。またしばらく同い年になるんですから
海未
- 海未って何故か同い年になるとちょっと強気になるわよね
絵里
- そうですか?自分ではわからないのですが……
海未
- 絶対そうよ。あーあー、かわいい後輩の海未が好きなのになあー
絵里
- そんなわざとらしいため息をつかれましても……
海未
- まあけど、同い年になるのってやっぱり嬉しいんですよね
海未
- いつも私の事を大事にしてくれる絵里だからこそ、同い年になったら私も支えてあげたいと思ってしまうのかもしれません
海未
- はあー……
絵里
- え、私変なこと言いましたか?
海未
- 海未って、ずるいわ
絵里
- はあ…
海未
- あー、もうかわいい!
絵里
- 少し早いけど今日はお祝いにしましょう!今すっごく海未を祝いたい気分だわ!
絵里
- 今日ですか!?突然ですよ…!
海未
- いいからいいから!また当日もお祝いするわよ!さあ、美味しいご飯でも食べましょ!先輩の奢りでね!
絵里
- はあ、絵里ったら急に元気になって
海未
- まあ、そうですね。偶にはそういうのもいいですね
海未
- (何せ、大好きな人と居られるんですから、私としてはこれ以上の幸せはないのですから)
海未
- (中々面と向かっては言えませんけどね)
海未