【ダンガンロンパ2ネタバレ】狛枝が苗木を呼び出したようです。
存在がネタバレの人とかいるよ。気をつけてね。どの世界かだって?知らない。一応普通の修学旅行って事で、苗木が見守ってるっていう設定だったり。
- 狛枝のコテージ
苗木誠
- …えっと?何か用かな?
苗木誠
- うん。そうだよ。
狛枝凪斗
- ど、どうしたの!?誰か怪我とか…!?
苗木誠
- あぁ、安心していいよ。
狛枝凪斗
- そういうんじゃないから。
狛枝凪斗
- そ、そうなの…?
苗木誠
- うん。安心して?
狛枝凪斗
- じゃ、じゃあ…何?
苗木誠
- えっとね、日向クンが居なくなっちゃったんだよね。
狛枝凪斗
- もっと深刻じゃないか!!
苗木誠
- そう?予備学科の事なんてどうでもよくないかな?
狛枝凪斗
- 日向クンはただの予備学科じゃないんだよ…!
苗木誠
- 超高校級の……希望……っ…
苗木誠
- …とにかく、彼を放っておく訳にはいかないんだよ……っ!!
苗木誠
- ふーん…そんなに人工的に作った希望が大切なんだね。
狛枝凪斗
- ……!!…………!!!
日向創
- …日向クン!?
苗木誠
- ん?何かに気づいたの?
狛枝凪斗
- 日向クン!日向クン!!どこにいるんだ!?
苗木誠
- ……!!!…!!
日向創
- …あっ、そのベットの下か!?
苗木誠
- ……!!
日向創
- 待ってて、今縄解くからね……!
苗木誠
- ……ぷはっ……あー…苦しかった……
日向創
- …いやぁ…素晴らしいよ!
狛枝凪斗
- …え?
苗木誠
- 必死になって探している苗木クン…そして、その探してくれるって希望を信じて待つ日向クン……あぁ、希望が満ち溢れているよね……
狛枝凪斗
- …は?
日向創
- 素晴らしいよ…流石超高校級の希望同士だね!
狛枝凪斗
- 知ってたの…!?日向クンがカムクライズル……超高校級の希望な事…!!
苗木誠
- いや、突っ込む所そこじゃないと思うぞ…狛枝の事だしもう耳に入ってるんじゃないか?
日向創
- そ、そうだね…
苗木誠
- とにかく、こんな希望が見れるなんて…もう今ここで死んでしまってもいいかもしれない……!!
狛枝凪斗
- おい、狛枝…何を考えているんだ?
日向創
- そうだよ、狛枝クン…!!
苗木誠
- え?
狛枝凪斗
- 何って…希望が見たかっただけだけど?
狛枝凪斗
- …は?
日向創
- 明日死ぬかもしれないからね……
狛枝凪斗
- 待ってよ…狛枝クン!
苗木誠
- この世界ではそういうのはナシだって…!!
苗木誠
- …勿論分かってるよ。
狛枝凪斗
- でも、死ぬとか死なないとか関係なくだよ?せっかくここはゲームの世界なんだ。楽しまなくちゃね。
狛枝凪斗
- お、おい…俺と苗木はお前の楽しみのために捕まったってことかよ!?
日向創
- …流石に酷すぎないか?
苗木誠
- そうだぞ狛枝!
日向創
- 俺達はお前のおもちゃじゃない!!
日向創
- おもちゃにしているつもりは無いんだけど…
狛枝凪斗
- とにかく、こういう事はもうしないでね。
苗木誠
- あはは、そんなに怒った苗木クンを見たらやめなきゃならないよね…
狛枝凪斗
- わかったよ、苗木クンに免じてもうやめるよ。
狛枝凪斗
- お、俺は…
日向創
- まぁ…この姿じゃただの平凡な少年だからね、やっぱり…
苗木誠
- むぅ…
日向創
- 砂浜
日向創
- ………しかし…
苗木誠
- なんで日向クンも大人しく捕まってたの?才能使えば1発だし…
苗木誠
- この体じゃ才能も使えないだろ…
日向創
- え?いや、身体は確かに入学の時のままだけど才能は使えるはずだよ?
苗木誠
- うっそでしょ!?
日向創
- 本当だよ。
苗木誠
- え…なにそれ……大人しく捕まる必要なかったじゃん…
日向創
- あはは、そうだね…
苗木誠
- …って日向クン?どうした…の………?
苗木誠
- ……
日向創
- か、カムクラ!?
苗木誠
- 少し黙っててください…
日向創
- あ…う、うん…
苗木誠
- ……そこに居ますね?
日向創
- あっ、バレちゃった?
狛枝凪斗
- あはは、超高校級の希望には叶わないなぁ……
狛枝凪斗
- …何をしに来ましたか?
日向創
- 貴方がここに来る必要は論理的に考えて無いはずです。
日向創
- ちょっとならあるよ?
狛枝凪斗
- 苗木クンを捕まえる…そういう必要がね。
狛枝凪斗
- ………
日向創
- えっ…!?
苗木誠
- …やめておくのをお勧めします…僕は貴方をここで殺せます。この言葉の意味くらいは理解できるでしょう。
日向創
- ちょ、ちょっと日向クン!!
苗木誠
- …殺してもいいよ。それが…キミの希望なのなら。
狛枝凪斗
- 狛枝クンも!!そういうこと言わない!!
苗木誠
- ……
日向創
- なーんてな!
日向創
- …え?
苗木誠
- いや、狛枝がさっきゲームの世界って言ってたから、姿とか変えられるかなって思ったら…どうやらカムクラの時の姿にはなれるっぽいな。
日向創
- いやーなんか不思議な気分だよー!
日向創
- ちょ…ちょっと?日向クンなんだね?中身はいつもの日向クンなんだよね?
苗木誠
- それも「演技の才能くらいはありますから」とか言わないよね?
苗木誠
- あはは、ここで流石にそんな才能使わねぇよー!
日向創
- そ、それなら…いいんだけどさ、戻ってくれると嬉しいな。違和感が…
苗木誠
- これでいいか?
日向創
- うん、しっくりきた。
苗木誠
- ボクも召使いの時の姿になれたりしないかな…?
狛枝凪斗
- ど、どうなんだろ…
苗木誠
- 正直……その辺りは把握しきれてない……かも…
苗木誠
- お前でもわかんない所あるんだな…
日向創
- 開発者じゃないし…
苗木誠
- …まぁ、いいや。とりあえず苗木クンは貰ってくね?
狛枝凪斗
- え、ちょっと…狛枝クン!?
苗木誠
- なんでお姫様抱っこなんだよ!てか離して!離してってばー!!
苗木誠
- 暴れると落としちゃうよ?静かにしてて。
狛枝凪斗
- ……
日向創
- はぁ…ツマラナイ。
日向創
- 結局、さっきとは逆の立場になったものの、カムクラ化した日向が苗木を助けるついでにおしおきとして狛枝を縄で縛り吊り下げることに成功した。
日向創
- はぁ…また縛られるなんて…絶望的だね…
狛枝凪斗
- でも大丈夫!ボクにはまだ希望があるからね!
狛枝凪斗
- まだそれ言うのかよ…
日向創
- とりあえず、あと1週間はそのままな。
日向創
- そんな…酷いよ日向クン…
狛枝凪斗
- …それだけのことをしたんだよ、狛枝クン。
苗木誠
- ……
狛枝凪斗
- わかったよ、日向クン達を本気で怒らせちゃったみたいだね…じゃあ、しばらく吊り下げられていようかな。
狛枝凪斗
- 食事は持ってくるけど食べさせたりはしないからな。
日向創
- 後ろで手首縛られてるのにどう食べればいいのかな…?
狛枝凪斗
- …あはっ、分かった!それがボクが乗り越えるべき絶望なんだね!受けて立つよ!
狛枝凪斗
- …もうそれでいいよ。苗木、行こうぜ。
日向創
- うん。
苗木誠
- あはっ、あっはははははははは……!
狛枝凪斗
- その後、周りから「笑い声がうるさい」と苦情が入り、結局3日でおしおきは終わった。
狛枝凪斗
- ………
日向創
- はぁ…なんとか助かったよ…
狛枝凪斗
- もうやるなよ?
日向創
- あはは、わかったよ。だからそんな怖い顔しないで、ね?
狛枝凪斗
- ……
苗木誠
- 苗木クンもそんなに睨まないでよ…本当にもうしないからさ…
狛枝凪斗
- 絶対だからね。
苗木誠
- もちろん。
狛枝凪斗
- こうして、狛枝の『遊び』は終わったのだった…
狛枝凪斗