未来から来た少女と男の子のお話
次回で最終回ぐらいの短編です
- それは、ある日のこと
- 急に現れて、急に去って行った謎の少女のお話
- 鐘堂 隼人さん
未来から来た少女
- 初めまして!
未来から来た少女
- アンタ、誰だ?
鐘堂 隼人
- 私ですか?
未来から来た少女
- そうですね、では少しミステリアスな風にしたいので
未来から来た少女
- 『未来から来た少女』
- とでも、言っておきましょうか
未来から来た少女
- は?
鐘堂 隼人
- 意味が分からん
鐘堂 隼人
- まぁ、気にしないで下さいな
未来から来た少女
- ニコニコと微笑む、その少女
- 今、思えば どうして彼女の大切さに気づかなかったのだろう
- それと、俺の名前を何故知ってる?
鐘堂 隼人
- 未来から来た少女だからです!
未来から来た少女
- 貴方の事は、色々と知ってますよ〜
未来から来た少女
- キモっ…!
鐘堂 隼人
- 失礼なー
未来から来た少女
- 女の子にそんなことを言ってるとモテませんよ?
未来から来た少女
- モテなくて結構です
鐘堂 隼人
- えー、折角かっこいいのに
未来から来た少女
- 勿体無いです!
未来から来た少女
- 知らねえ人にそう言われても
鐘堂 隼人
- そ、そうですね!
未来から来た少女
- では、私の事をもっともっと知ってもらわないと…
未来から来た少女
- 少し…慣れないな…
未来から来た少女
- 慣れないって、何が?
鐘堂 隼人
- ふぁっ⁉︎ な、何でもないです!
未来から来た少女
- そう…?
鐘堂 隼人
- えっとでは、私を知って貰うには…
未来から来た少女
- 何をすれば良いのでしょうか?
未来から来た少女
- 自己紹介とかじゃないか?
鐘堂 隼人
- では、自己紹介をさせていただきます!
未来から来た少女
- 私は、未来から来た少女で、女です、年齢は秘密です
未来から来た少女
- 名前は?
鐘堂 隼人
- 貴方が名付けて下さい
未来から来た少女
- え?何で?普通に名前はあるだろ?
鐘堂 隼人
- あります…けど、大好きな貴方に名付けて貰いたいんです
未来から来た少女
- じゃあ、未来?
鐘堂 隼人
- フフッ…
未来から来た少女
- もしかして、未来から来た少女だから未来なんですか?
未来から来た少女
- 別に、良いだろ!
鐘堂 隼人
- ふふっ、すみません
未来から来た少女
- そのまんまだな〜と思っただけです
未来から来た少女
- ちっ…
鐘堂 隼人
- では、未来とお呼び下さい!
未来から来た少女
- み、未来?
鐘堂 隼人
- なんか嬉しいです
未来から来た少女
- は?何でだ?
鐘堂 隼人
- だって、大好きな はや…じゃなくて鐘堂さんに名前を付けて貰い呼んで貰ってるんですもん
未来から来た少女
- そ、そうか
鐘堂 隼人
- あ、私 良い事を思い付きましたよ!
未来から来た少女
- ん、何だ?
鐘堂 隼人
- 1日、一緒に過ごしませんか?
未来から来た少女
- そしたら、きっと私の事を分かってもらえる筈です!
未来から来た少女
- あー確かにな、
鐘堂 隼人
- よし、では早速 どこかに行きましょう!
未来から来た少女
- 何処に行くつもりだ〜!
鐘堂 隼人
- さぁ、何処にします?
未来から来た少女
- あ、定番のゲーセンでも行きますか?
未来から来た少女
- そうですか、では行きましょう!
未来から来た少女
- 俺、何も言ってないんだが?
鐘堂 隼人
- ゲーセンに着く
- はぁはぁ…疲れた…
鐘堂 隼人
- 本当、体力ないよね〜 隼人は
未来から来た少女
- うっせぇ、気にすんな!
鐘堂 隼人
- (今、下の名前で呼ばれたような…まぁ、どうでも良いか)
鐘堂 隼人
- 1日は、直ぐに過ぎて行った
- いつの間にか俺達は親しくなっていった
- 段々と日々が過ぎて行く
- 気付けば、彼女と出会い一ヶ月も過ぎていた