とある屋敷の住人の日常記録、壱
劇場に残された映像記録。それは、この街の外れにある屋敷に暮らす住人の何気ない日常を記録した物であった。【試投稿故削除可能性有、創作注意、純白少女除くアイコンは自由素材拝借、この場を借りて感謝】
- 男に厳しい少女
白銀
- なぁ誰かうちのトリートメントつこうたろ?
里沙
- 誰?めっちゃ減ってんねんけど
里沙
- あ、里沙のか
白銀
- 悪い、ワックス剤と間違えたわ
白銀
- 頭皮剥ぐぞ
里沙
- お前なんでそんなに男に対して当たり強いんだよ!
白銀
- 仕事熱心な少女
白銀
- 純白、また仕事増やしたんだって?
お嬢
- お嬢何で知ってるんですか
純白少女
- 貴方これで仕事場何個目なの?
お嬢
- えっと、カルデアと、本丸、本殿、図書館、でー、鎮守府…
純白少女
- ねぇ大丈夫なの?社畜みたいなことになってない?平気?
お嬢
- 大丈夫ですよ、多分。
純白少女
- 多分
お嬢
- 愛され系な少女
お嬢
- 今日彼氏が出来ました。
お嬢
- おおよかったじゃないか。
白銀
- 由樹、今の話には全く関係ないんだがちょいと仕事を頼まれてくれねぇか。報酬はお前の望むものを手配してやる。
白銀
- 承知。
由樹
- 由樹殿、此方で目標の情報を収集致します。少々御待ちくださいませ。
星野
- 助かる。
由樹
- 待って何しようとしてるの
お嬢
- あんたら何やっとんの、あかんわそんなん。
里沙
- 里沙…!
お嬢
- それじゃ物的証拠が残るじゃない。
里沙
- 里沙さん?
お嬢
- 呪術の準備はバッチリでっせ。
椿
- 社会的抹殺程度がよろしいのでは、と。
純白少女
- すみません嘘です。
お嬢
- 自己紹介
お嬢
- まず私からね。
お嬢
- 皆からはお嬢、って呼ばれてるよ。一応巫女なんだけど、妖怪たちと絡んでいる所為か、忘れられがちなんだよね。
お嬢
- 巫女、という職業なだけで人間だよ。
お嬢
- 正直すっごい暢気なんよね、お嬢って。
里沙
- 妖怪と和睦って言い出すぐらいですからね。
純白少女
- 陰陽師じゃないしセーフでしょ、多分。
お嬢
- 次は私でしょうか?
純白少女
- 私は純白少女、と呼ばれています。目を隠しているのは、人見知りの激しさからですね。
純白少女
- そして人間です。
純白少女
- 純白様は様々な場所でお仕事をなさっているので、屋敷にいらっしゃらない事が多いのです。
星野
- 純ちゃんが一番年下なのにな…。
椿
- たまには、休もう。
由樹
- 楽しいからオールオッケーなんですー。
純白少女
- そんじゃ、次私なー!
里沙
- 私は里沙って呼ばれとっとよ。実は神様やったりするんけんども、まぁしがない神の端くれじゃ。
里沙
- 混ざってる。
由樹
- 方言混ざりまくってるよ里沙さん!
純白少女
- お前何でそんな方言喋りなんだ?
白銀
- 気分。
里沙
- お、おう。俺らは慣れたけど人前でそれは止めとけよ。混乱するから。
白銀
- 次は僕で宜しいでしょうか。
星野
- 僕は星野、と申し上げます。鬼の端くれで御座いますが、無闇に人間を食べませんし、酒も控えている所存です。
星野
- 鬼なのに大丈夫なのかそれ。
椿
- 必要最低限摂っていますので問題は御座いませんよ。
星野
- 星野さんって、結構低姿勢で礼儀正しいし、人当たり良いから、女子によくモテるんですよね。
純白少女
- まぁどーせお嬢以外に仕える気無いんだろうけど
里沙
- 当然でしょう。
星野
- 即答かよ。
白銀
- あ、次俺か。
白銀
- 俺は白銀。いいか、しーらーがーねーだっ!
これでも妖怪のトップクラスに立つんだぞ。人間を喰ったりとかしねぇから安心しろよ。
白銀
- 実際、一番強い。
由樹
- けど結構不憫だったりする。
お嬢
- 当メンバーのトラブルメーカー
椿
- 災厄しか運ばない、言わば疫病神ですね。
星野
- 星野お前俺の事嫌いすぎだろ。
白銀
- 星野って白銀大嫌いなのよね。
里沙
- そう言う里沙さんも、男嫌いじゃなかったですか?
純白少女
- 嫌いじゃないわ。
里沙
- 方言じゃなくて、素で喋ってる時点でお察し。
お嬢
- はいはい!次いくよー!
椿
- 私は椿。妖怪狐と天狗のハーフ!化けるのも山を駆けるのもお手の物だ。
椿
- そして、男。
由樹
- 一目見ると女性に見えますからね、よく勘違いされがちなのですよ、椿殿は。
星野
- お前小柄だし、美人だし、中性的な声してるからなぁ。
白銀
- それこそ化ければいいんじゃないの?
お嬢
- いや、これでいいんすよ。これで引っ掛かった男共を…ケッケッケ。
椿
- 一番性格が悪い
由樹
- 由樹さっきからズバズバ言うね?何かあったの?
里沙
- 別に。
由樹
- 最後、僕か。
由樹
- 由樹。アサシン。人間。
由樹
- …え、終わり?
純白少女
- 終わりっすね。
椿
- 待って短いし全然意味わからない。
里沙
- …自分は由樹とよばれていて、暗殺業を生業とする人間だ、って言いたいんでしょ?
お嬢
- ん、
由樹
- お嬢様と椿殿は凄いですね…由樹殿の発言をそこまで理解できるとは…。
星野
- 由樹は無表情だし淡々としてるからわかりづれぇんだけど
白銀
- ちょっと師匠!由樹が落ち込んでるっすよ!謝って!
椿
- ……。
由樹
- 落ち込んでんのかよこれ?すっっげぇ睨まれてんだけど!
白銀
- 私達七人で劇場にたむろっています。喫茶店に行くのは…私だけでしょうか。
純白少女
- まぁ気が向いたら行くかもしれない、とは言っておくね。
お嬢
- 僕らにご質問等が御座いましたら、喫茶店で純白様がいらっしゃる際に言っていただければ、純白様がある程度答えてくださるそうです。
星野
- 俺達個人への質問は後で全部まとめて劇場で答えるんで、その時は悪いが暫く待っていてくれな。
白銀
- それじゃ、これからよろしゅうなー!
里沙
- …おわり?
由樹
- …ですね。この映像記録は僕が劇場に持っていきます。
星野
- なぁお嬢ー。一緒に本殿行けへん?
里沙
- その前に主に聞きなさいよー…。
お嬢
- ああ、構いませんよ。私から説明しておきますから。
純白少女
- …バイト、行ってくる。
由樹
- いってらっしゃいませ。
星野
- 椿ー、一緒にタイタンフォールやんね?
白銀
- えー、私リトルナイトメアがやりたいっす。
椿
- …最後に椿がが画面から消えたところで映像は終わった。
星野