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ひとり劇場

未知の場所、喫茶店の前にて

劇場からの帰り道、珈琲の看板が特徴の、賑やかな喫茶店に立ち寄ろうとするけど、入る勇気の無い少女の話。

純白少女
劇場の隣の、珈琲の香り漂う喫茶店の前で、二人の少女がたむろっている。
純白少女
…ねえ里沙さんやー
里沙
なんや
純白少女
彼処に沢山の人がいる喫茶店あるんだけど、いきなり入って大丈夫だと思います?
里沙
え、大丈夫やろ?多分。
純白少女
創作也平気だと思います?
純白少女
変に設定盛り盛りな私が受け入れられると思います?
里沙
どんだけ不安がっとるん君…大丈夫やって
君青い鳥の処でも也やってきたんやろ?
純白少女
座敷会話って、気楽で便利ですよね(感情無き笑顔で)
里沙
あ…(何かを察したのか目を逸らし)
純白少女
というか創作だけじゃなくて二次創作也もしたいんですよ里沙先生
純白少女
あとさ、遅筆且つ炉留好きなんですよ。さっきちらりと扉覗いてきたんですけど会話の流れが超早かったんです。
里沙
別に入らんでも死なんやろ
純白少女
それでも会話したいんですって!
里沙
我が儘やな君!
里沙
喫茶店何度か覗いて観察してみたらええでしょ。そんで、行ける思うたら当たって砕けてきぃ。
純白少女
…ですね、そうします。
純白少女
ところで研究の程はどうですか。
里沙
白い鳥なんておらんかった、ええな?
純白少女
アッハイ
里沙
というかアンタ、ずっと気になっとったんけど何で目に包帯しとるん?
純白少女
私顔合わせるの苦手なので…
純白少女
そんな他愛ない会話を交わしながら二人の少女は喫茶店を後にした

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投稿日時:2017-08-18 17:13
投稿者:純白少女の操り手

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