無愛想な先生とほんわか女の子
ハリポタ アズカバンの囚人
- このチャットはスネイプ先生好きの変人が1人で楽しんでます。
暇があれば更新していくのでみてってください♪
年上好きのラベンダーちゃんとスネイプ先生が出会って恋をしちゃう!?
(リリー要素ちょっとあります)
⚪︎登場人物
・ラベンダー・レイス(15)
サラザール・スリザリン所属
ちょっと変わった女の子
・セブルス・スネイプ(33)
サラザール・スリザリン寮監
セブルス・スネイプ
- いい夜だな
セブルス・スネイプ
- そうですね♪
ラベンダー・レイス
- …勉強は捗っているかね?
セブルス・スネイプ
- ダメです…集中力が…
ラベンダー・レイス
- …仕方がない。
セブルス・スネイプ
- …??
ラベンダー・レイス
- 今から10分以内に我輩の部屋へ来たまえ。遅刻は許さん。
セブルス・スネイプ
- えっ?わ、分かりました!!すぐ準備して行きます!!
ラベンダー・レイス
- セブルスの部屋へ
セブルス・スネイプ
- 来たな。(ドアを開け、)
セブルス・スネイプ
- 勉強道具と…お菓子持って来ました♪
ラベンダー・レイス
- …お菓子…?お菓子だと?
セブルス・スネイプ
- え?あ、はい !! お菓子です
ラベンダー・レイス
- 君は…本当に勉強する気があるのかね?
セブルス・スネイプ
- もちろんです!
ラベンダー・レイス
- …な、ならばいいが。
セブルス・スネイプ
- どうかしましたか?
ラベンダー・レイス
- いや、まぁいい。座りたまえ。
セブルス・スネイプ
- はいっ!!
ラベンダー・レイス
- 勉強中
ラベンダー・レイス
- あ"~もうダメ…頭に入りませんんん…
ラベンダー・レイス
- …まだ1ページしか終わってないぞ。
セブルス・スネイプ
- …でもぉ…。あ!お菓子だ!お菓子食べよう!
ラベンダー・レイス
- …はぁ、散らかさないように食べたまえ。万が一散らかした場合、片付けをさせるぞ。
セブルス・スネイプ
- 分かりました…
ラベンダー・レイス
- あ、あの…
ラベンダー・レイス
- …なんだね?
セブルス・スネイプ
- 先生はお菓子…食べないんですか?
ラベンダー・レイス
- ……食べた時、咀嚼音がする物は好まないな。
セブルス・スネイプ
- それって…例えば、ガムとかですか?
ラベンダー・レイス
- あぁそうだ。これ以上、無駄話を続けるつもりなら、勉強を再開するぞ
セブルス・スネイプ
- あぁっ!ごめんなさい💧でも後1つだけ…いいですか?
ラベンダー・レイス
- 構わんが、短めにな。
セブルス・スネイプ
- はいっ、好きなお菓子はなんですか?
ラベンダー・レイス
- …好きな菓子か、ドーナt、、いや特にないな…
セブルス・スネイプ
- ドーナ…?ドーナツですか?
ラベンダー・レイス
- 質問は1つのはずだ。勉強を再開したまえ。
セブルス・スネイプ
- …ぁ…はい…
ラベンダー・レイス
- …さて、次の問題だが………
セブルス・スネイプ
- ~夜がふける~
ラベンダー・レイス
- …ふむ…今日はこれ位で充分だろう。
セブルス・スネイプ
- ん~、、やったぁ~ッ!(背伸びし、
ラベンダー・レイス
- …そんなに疲れたのかね。
セブルス・スネイプ
- あっ、いえ!! そうゆう訳じゃ…
ラベンダー・レイス
- どうゆう訳かね…?
セブルス・スネイプ
- 何かの目的を果たしたので達成感が!!
ラベンダー・レイス
- …そうか、ではもう寮に……(ドアを開け、廊下が暗いことに気が付き、
セブルス・スネイプ
- …勉強してたので、時間見てなかったですね。でも…戻ります、暗いけど道は分かるので大丈夫です…多分…
ラベンダー・レイス
- … 今回は時間を見てなかった我輩の責任だ。寮まで送ろう。
セブルス・スネイプ
- えっ!? いいんですか?
ラベンダー・レイス
- …なんだ、意外そうだな。我輩がそんなに冷たい教授だと思ったのかね?
セブルス・スネイプ
- ……いえ、思ってません…。
ラベンダー・レイス
- …その間は何かね? まぁいい、ついてきたまえ。
セブルス・スネイプ
- は、はいっ!!
ラベンダー・レイス
- …夜も遅い、静かに歩け。
セブルス・スネイプ
- …分かりました(小声)
ラベンダー・レイス
- …少し冷えるな。
セブルス・スネイプ
- ………〈静かにしなきゃ。静かにしなきゃ。〉
ラベンダー・レイス
- …寒くはないかね…?
セブルス・スネイプ
- ………ッ…〈喋っちゃだめだ。静かに…〉
ラベンダー・レイス
- …Ms,ラベンダー。(急に立ち止まり、)
セブルス・スネイプ
- ……〈静かに…静かに…〉
ラベンダー・レイス
- ドスッ
ラベンダー・レイス
- …!?
ラベンダー・レイス
- …静かにしろとは言ったが、質問には答えたまえ。
セブルス・スネイプ
- …先生がいきなり止まるから、舌噛んだじゃないですかッッ!! (精一杯の小声)
ラベンダー・レイス
- 君が返事をしないからだろう…ッ !(小声
セブルス・スネイプ
- 静かにしろって言ったのは先生でしょッ!!(小声
ラベンダー・レイス
- …我輩が聞いているのだ、答えるのが普通ではないかね?(小声
セブルス・スネイプ
- …そんなの知りませんよッ!!(小声
ラベンダー・レイス
- …はぁ、、もうよい…(呆れ、
セブルス・スネイプ
- …で、寒くないかね?
セブルス・スネイプ
- …少し…寒いです。
ラベンダー・レイス
- …寮までは少し距離がある。我慢は出来るかね?
セブルス・スネイプ
- …平気です…ッ (震え、
ラベンダー・レイス
- …震えているのかね…?
セブルス・スネイプ
- あ…いえ…
ラベンダー・レイス
- …我輩のローブをきたまえ。これで少しは温もるだろう。
セブルス・スネイプ
- …あ、ありがとうございます。
ラベンダー・レイス
- …寒さで震えているのではないのかね?
セブルス・スネイプ
- …怖くて…(その場にしゃがみ、
ラベンダー・レイス
- 何…?怖いだと…?
セブルス・スネイプ
- …昔から暗いのダメで…
ラベンダー・レイス
- …なぜそれを先に言わないのだ。
セブルス・スネイプ
- …怒られると思って…
ラベンダー・レイス
- …言わない方が不機嫌になるが?
セブルス・スネイプ
- 先生に迷惑かけるって思ったんです、、。でも結局迷惑ですね…
ラベンダー・レイス
- …はぁ…歩けないのかね?
セブルス・スネイプ
- …た、ため息…、
ラベンダー・レイス
- …す、すまない。無意識だ。
セブルス・スネイプ
- ……勉強も教えて頂いたのに、今もこうしてローブを借りてしまって…すみません。
ラベンダー・レイス
- …それで、立って歩くことは可能かね?
セブルス・スネイプ
- …た、立てないです。
ラベンダー・レイス
- … 少し…触るぞ、(そう言うと、しゃがんでいるラベンダーの脇の下に手を伸ばし、支えるように立ち、)
セブルス・スネイプ
- えっ、あッ… すいません…
ラベンダー・レイス
- …歩けるかね…?
セブルス・スネイプ
- …足が、、思うように動かなくて…
ラベンダー・レイス
- …では、抱えるぞ。少しの間だ、我慢したまえ。
セブルス・スネイプ
- …ぇ…ひゃッ … ( 抱えられ、)
ラベンダー・レイス
- …我輩の部屋へ戻るが、よいか…?
セブルス・スネイプ
- ……? どうしてですか?
ラベンダー・レイス
- …理由は2つある。1つは距離だ、我輩の部屋からそう歩いていない。2つ目は、仮に寮まで辿り着いたとしても 女子寮には入れないからだ。
セブルス・スネイプ
- …な、なるほど…
ラベンダー・レイス
- …分かって貰えたかね?
セブルス・スネイプ
- …は、はい…。
ラベンダー・レイス
- … ならいい。(部屋へ戻る道を歩き、)
セブルス・スネイプ
- …重く…ないですか?
ラベンダー・レイス
- … いや、少し痩せすぎではないかね?
セブルス・スネイプ
- 痩せすぎ…ですか…
ラベンダー・レイス
- …あぁ、少しな…
セブルス・スネイプ
- …そう、ですか…。
ラベンダー・レイス
- …着いたぞ、君は我輩のベッドで寝たまえ。(抱えていたラベンダーを部屋に降ろし、)
セブルス・スネイプ
- 先生はどこで寝るんですか?
ラベンダー・レイス
- …一日寝ずとも死にはしない。
セブルス・スネイプ
- そんなのダメですッ!! 先生は自分のベッドで寝てください。私はソファで寝ます。
ラベンダー・レイス
- …なぜ君は我輩の言う事を否定するのかね?
セブルス・スネイプ
- 先生が私に気を使ってるからです!!
ラベンダー・レイス
- …気を使うのは当たり前だろう。
セブルス・スネイプ
- どうしてですか?
ラベンダー・レイス
- …生徒だからだ。分かったなら黙ってベッドで寝ることだ。
セブルス・スネイプ
- なんで自分よりも生徒優先なんですか!
ラベンダー・レイス
- 今の説明で分からなかったとでも言うのかね?
セブルス・スネイプ
- …納得が行きません…!!
ラベンダー・レイス
- …はぁ…呆れましたな。。
セブルス・スネイプ
- …教わる私より、教える先生の方が遥かに疲れてるのに。。私は明日休みですけど、先生は明日も仕事ありますよね?それなのに、なんで生徒を優先するんですか?
ラベンダー・レイス
- …我輩も明日は休みだ。
セブルス・スネイプ
- …特に予定は入っていない。我輩自身が疲れていると感じたのなら、君を部屋には呼んでいない。
セブルス・スネイプ
- …じゃあ何もしないんですね?
ラベンダー・レイス
- …何もしないことはないが、、。いつでも休めると言うことだ。
セブルス・スネイプ
- ……私もいつでも休めますよ。。
ラベンダー・レイス
- …どうすればよいのだ。こんな頑固な奴は君以外存じ上げませんぞ。
セブルス・スネイプ
- …先生が…ベッドで寝てください。
ラベンダー・レイス
- …君が寝たまえ。
セブルス・スネイプ
- …頑固なのは先生ですッ!
ラベンダー・レイス
- …もうよい、分かった。(ラベンダーの手を掴み抱き上げると、ベッドまで運び、)
セブルス・スネイプ
- …!? 何するんですかッ!! 私はソファでいいって言ってるじゃないですか!!
ラベンダー・レイス
- 暴れるな馬鹿者。さぁ、寝たまえ。
セブルス・スネイプ
- …先生もですッ!!(ベッドに降ろされると、セブルスの腕を掴み、ベッドに引きずり、)
ラベンダー・レイス
- …ッ !? な、なんと言う力だ…。
セブルス・スネイプ
- …先生が言う事聞かないからですッ
ラベンダー・レイス
- …まぁ、これでいいのだろう?2人共ベッドで寝ているのですからな?
セブルス・スネイプ
- 結果的には…そうですね…
ラベンダー・レイス
- …(むくりと起き上がり、)
セブルス・スネイプ
- ? どこ行くんですか?
ラベンダー・レイス
- …聞くな。着替えも一緒に済ませてくる。君も寝やすい格好で横になるがいい。
セブルス・スネイプ
- 分かりました!(服を脱ぎ始め、)
ラベンダー・レイス
- どこで脱いでいるのだ。見えるではないか。
セブルス・スネイプ
- 見なければいいじゃないですか…(恥ずかしそうにし、)
ラベンダー・レイス
- …全く君は、、(ため息をつき、)
セブルス・スネイプ
- 先生こそ…そんな所で、、見えますよ。。
ラベンダー・レイス
- ここは我輩の部屋だ。どこで着替えようが勝手であろう?
セブルス・スネイプ
- …そう…ですね。確かに…っ
ラベンダー・レイス
- …何を不貞腐れているのだ。何も間違ったことは言っていないが?
セブルス・スネイプ
- 別にっ、不貞腐れてなんかいません…っ
ラベンダー・レイス
- …ふん、ならばいい。( 着替え終わり、コーヒーメーカーのスイッチを入れ、)
セブルス・スネイプ
- …ぁ…っっ…( むぅっとした顔をし、)
ラベンダー・レイス
- …全く…女と言うやつは、なぜいつもそうなのだ?自分で"違う"と否定しておきながら、望んだ反応が返ってこないとそんな顔をする。我輩には理解できん。
セブルス・スネイプ
- …先生…女の人のこんな反応、他にも見たことあるんですね。ないかと思ってました。
ラベンダー・レイス
- …( ピクッと反応し、)
セブルス・スネイプ
- …先生って…その…どちらかと言えば。あんまり人と話してるのを…見たことがないからっ…。
ラベンダー・レイス
- …それは我輩を馬鹿にしている、と取っていいのかね…?( 振り返り、ラベンダーを見つめ、)
セブルス・スネイプ
- …いえ。そうゆう意味では…。
ラベンダー・レイス
- ……君の思い込みには申し訳ないが、我輩は確かに人とはあまり喋らずに生きてきた。が、女との関係が無かった訳ではない。( ベッドの方へ歩きながら話し、)
セブルス・スネイプ
- …ぁ、ぇっ…( 近付いてくるセブルスに恐怖を感じ、)
ラベンダー・レイス
- …もちろん、快楽を互いに求め合う関係にも同じことが言えよう。君の推測を聞いている限り、我輩にはそんな経験が無いと言いたそうだが?( ラベンダーの隣にコーヒーを持ったまま腰かけ、)
セブルス・スネイプ
- …す…すいませんっ…( 恐怖のあまり、声が小さくなり、)
ラベンダー・レイス
- …我輩にその様な類の話を聞いてくる生徒は何人か居たが、、敢えて答えなかった。なぜか分かるかね?ん?( ラベンダーの髪を触り、)
セブルス・スネイプ
- …わっ、分かりませんっ…っ ( 下を向き、)
ラベンダー・レイス
- …答えは、話しても無駄だと思ったからだ。…その様な体験談を話した所で冗談と思われるか、笑いのネタにされるのが見えていたからな。
セブルス・スネイプ
- …へ、へぇ…。じゃあなんで私に…?( 顔を上げ、セブルスを見つめ、)
ラベンダー・レイス
- ………( 言葉につまり、)
セブルス・スネイプ
- ……?( 首を傾げ、)
ラベンダー・レイス
- ……君が…真面目な顔をして聞いてきたからだ。( 誤魔化し、)
セブルス・スネイプ
- …そっ、そうですか。
ラベンダー・レイス
- さぁ、寝たまえ。
セブルス・スネイプ
- …ど、どうぞ。( セブルスが眠れるようにスペースを開け、)
ラベンダー・レイス
- …我輩はコーヒーを飲んでから寝る。君は先に寝ていたまえ。
セブルス・スネイプ
- そう言って、ソファで寝るんでしょう?
ラベンダー・レイス
- いや、ベッドで寝かせてもらう。
セブルス・スネイプ
- じゃあいいです ( ニコッと笑い、)
ラベンダー・レイス
- …ッ…( 頭の中にふと "女性"が浮かび、)
セブルス・スネイプ
- ~回想~
セブルス・スネイプ
- …ねぇセブ…?
もしも、もしもね。
明日、私達2人だけになっちゃったらどうする?
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …どうもしない。
セブルス・スネイプ
- …セブは冷たいのね。
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …! そうゆう訳じゃない。
セブルス・スネイプ
- ふふ、分かってるわ 。
ちょっとからかっただけじゃない( ニコッと笑い、)
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …リリーは人をからかうのが好きだな。
セブルス・スネイプ
- …からかうのはセブだけよ?
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …?
セブルス・スネイプ
- 反応が面白いんだもの。
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …呆れた。
セブルス・スネイプ
- あぁ!またそうやって呆れたふりして…!
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …謝るまで許さない。
セブルス・スネイプ
- 本当は怒ってないんでしょう?
リリー・エバンズ ( ポッター )
- …あぁ。
セブルス・スネイプ
- じゃあいいじゃない ( 満面の笑みを浮かべ、)
リリー・エバンズ ( ポッター )
- ……( 照れた顔を隠し、)
セブルス・スネイプ
- …ぃ
ラベンダー・レイス
- …せぃ
ラベンダー・レイス
- スネイプ先生??
ラベンダー・レイス
- ……なんだ。( ハッと我に帰り、)
セブルス・スネイプ
- …よかった。何回呼んでも反応しないから、魂が抜けちゃったかと思いましたよ?
ラベンダー・レイス
- …すまない。( コーヒーを飲み干すと、ベッドへ横になり、)
セブルス・スネイプ
- …先生も…そんな顔するんですね。( 切ない顔をし、)
ラベンダー・レイス
- …我輩がどんな顔をしていたと言うのだ。
セブルス・スネイプ
- …え? えーっ…と…その…好きな人を思い出してるような…
ラベンダー・レイス
- …あ…あぁ、そうか。
セブルス・スネイプ
- はい…
ラベンダー・レイス
- とても…切ない顔でしたよ。
ラベンダー・レイス
- …昔のことを思い出していた。
セブルス・スネイプ
- …先生ってやっぱりホグワーツで学んだんですか?
ラベンダー・レイス
- …ん、あぁ、そうだ。
セブルス・スネイプ
- じゃあ寮はどこだったんですか?
ラベンダー・レイス
- …今も昔も変わらん。
セブルス・スネイプ
- …スリザリンですか、先生の学生時代かぁ…
ラベンダー・レイス
- …気になるのかね?
セブルス・スネイプ
- それはもちろん!気になりますよ!
ラベンダー・レイス
- …何故気になるのだ?
セブルス・スネイプ
- なぜ…と言われましても、、人に興味を示すことに理由はいりますか?
ラベンダー・レイス
- …ふむ、良い返し方だ。我輩の学生時代…そんな昔のことなど。思い出したくもないですな。
セブルス・スネイプ
- いい思い出が無かったんですか?
ラベンダー・レイス
- …まぁそんな所だ。さぁ寝ろ。
セブルス・スネイプ
- …はぁ…ぃ ( あくびをし、目を閉じ、)
ラベンダー・レイス
- …( 鼻で息を吐くと、目を閉じ、)
セブルス・スネイプ
- ~深い眠りへ~
セブルス・スネイプ
- この時間ならまだセブルス起きてるかな…( セブルスの部屋の扉をノックし、)
リーマス・j・ルーピン
- ……ん…( 気付き、ラベンダーを起こさないよう起き上がると、扉を開け、)
セブルス・スネイプ
- …やぁ、ちょっといいかい?( ニコッと微笑むと、手を上げ挨拶をし、)
リーマス・j・ルーピン
- …構わんが、静かにな。( ベッドのほうを気にし、)
セブルス・スネイプ
- 誰か寝てるのかい?( セブルスの気になっている方向を見ながら話し、)
リーマス・j・ルーピン
- …あぁ。
セブルス・スネイプ
- えっ、本当かい?( 意外そうな顔をし、)
リーマス・j・ルーピン
- …なにかねその顔は。
セブルス・スネイプ
- …まさか…生徒と…?( 心配そうにセブルスを見つめ、)
リーマス・j・ルーピン
- …我輩がそんな男に見えるのか?
セブルス・スネイプ
- …見方によっては…ねぇ?
リーマス・j・ルーピン
- はぁ…呆れましたな。( ため息をつくと、近くのソファに座り、)
セブルス・スネイプ
- ちょっと見てこよ~( そう言うと、ベッドの方へ歩き、)
リーマス・j・ルーピン
- …起こさぬようにな。
セブルス・スネイプ
- 分かってるよ ( はは、と笑うと ラベンダーの姿を確認すると、驚き、)
リーマス・j・ルーピン
- ………( 視線を逸らし、)
セブルス・スネイプ
- …なるほど。タダでさえ人と一緒にいるのが嫌なセブルスが、ベッドにこの子を寝かせる理由が分かったよ。
リーマス・j・ルーピン
- …リ(途中で遮られ、)
リーマス・j・ルーピン
- …言うな。(相手の言おうとしていたことを遮り、)
セブルス・スネイプ
- 分かったよ。( ベッドから離れると、セブルスと向かい合わせに座り、)
リーマス・j・ルーピン
- …要件はなんだ。( 杖をひょいと振り、二人分のコーヒーを用意し、)
セブルス・スネイプ
- ん…?あ、あぁすまない。そうだったね。
リーマス・j・ルーピン
- …お前から我輩の部屋に直接足を運ぶとは、余程の用事ですかな?
セブルス・スネイプ
- …実は脱狼薬のことなんだけど。もうちょっと副作用軽くならないかい?
リーマス・j・ルーピン
- …ふむ。苦しいのかね?
セブルス・スネイプ
- …そうだね、次の日まで副作用が続いてろくに授業が出来ないんだ。
リーマス・j・ルーピン
- …だから我輩、しかと申し上げましたぞ?脱狼薬を服用しながら教授として働くなんぞ、無理だとな。
セブルス・スネイプ
- それは何度も聞いたさ。…だけど、どうしても教えたいんだ。
リーマス・j・ルーピン
- …脱狼薬は唯でさえ、調合が難しいと言うのに…。
セブルス・スネイプ
- …うん。重々承知の上での頼みさ。
リーマス・j・ルーピン
- …今より苦くなるが平気かね?
セブルス・スネイプ
- …少しでも軽くなるなら、どんなに苦くても構わないさ。
リーマス・j・ルーピン
- …ふん、ならばいい。明日、取りに来い。それまでには完成させておく。
セブルス・スネイプ
- さすがセブルス。頼りになるね。来て正解だったよ、ありがとう( 立ち上がると、微笑みを浮かべ、)
リーマス・j・ルーピン
- …都合のいい奴め。用は済んであろう?さっさと帰りたまえ。
セブルス・スネイプ
- はは、じゃあまた明日来るよ。( そう言うと、セブルスの部屋から出ていき、)
リーマス・j・ルーピン
- …はぁ…。全く…。( 深い溜息をつき、ベッドへ向かい、)
セブルス・スネイプ
- ……んん………( 寝返りを打ち、)
ラベンダー・レイス
- …( 空いたスペースへ横になり、)
セブルス・スネイプ
- …せんせ、大変ですね。( 重たい目を開け、セブルスを見つめ、)
ラベンダー・レイス
- …起こしたか。
セブルス・スネイプ
- …いいえ、今起きました。溜息ついてたから…( 優しい声で話し、)
ラベンダー・レイス
- …気にするな。癖だ。寝ろ。( ラベンダーの頭を無意識に撫で、)
セブルス・スネイプ
- …んッ… ( 一瞬構えるが、撫でられ、微笑みを浮かべ、)
ラベンダー・レイス
- …ぁ…( 我にかえり、手を離し、)
セブルス・スネイプ
- …もう一回。( 離れたセブルスの手を握ると、自分の頭へ持っていき、)
ラベンダー・レイス
- …ッ…!( その行動に驚くが、仕方なく撫で、)
セブルス・スネイプ
- ありがとうございます……( 再び眠りに落ち、)
ラベンダー・レイス
- …反則ではないかね…( ラベンダーに聞こえないよう、小さな声で言葉を発し、懐かしい感情と頬が染まる感覚を覚え、)
セブルス・スネイプ
- …まさか我輩がまた……いや……( 知らぬ間に頬を染めている自分を否定し、沢山のことを考えている間にいつしか眠りに落ち、)
セブルス・スネイプ
- ~朝~
セブルス・スネイプ