さっきはごめんね?安心して?
毒舌そんなこと言わない蔵馬さんから、病み気味で囁いてくれます…
- クスッ
すみません
意地悪が過ぎましたね…
(驚いて固まっている貴女を見つめ、優しく頭を撫でて…涙ぐんでいる頬をそっとなぞり涙拭って)
蔵馬
- 弱音ばかり吐くものですから、つい意地悪したくなってしまいました…
実を言うと、泣いてる貴女の顔も結構好きなんです
わざと泣かせるなんて
悪趣味ですよね
本当にすみません…
蔵馬
- ぅっ……本当だよ
ひどいよ、蔵馬…
貴女
- そう…
俺は本当は残酷で非道で
最低なんです…
純粋な貴女には
釣り合わない最低な男なんですよ…
本当に俺でいいんですか?
蔵馬
- ぅん…
ひどくてもいい…
蔵馬が良いんだよ…
そんな、最低だなんて言わないで
それでも、そばにいて欲しいんだよ…
貴女
- クスッ…
本当に困った人ですね…
後でやっぱりなしだなんて
言わせないですからね?
というか、もう
逃げられませんから…
俺以外の何処へも…
ずっと、離さないですから
覚悟してくださいね……?
蔵馬