『エブリデイ!』第4話
スーパーマーケットで黒野と桜野に会って話した相川だったが、それ以来全く桜野と話せていない相川。彼女は頑張って仲良くしようとするが桜野は何故か素っ気ない、果たして相川は桜野と友達になれるのか(頑張れ相川(´^p^`)
- 菜穂ー
もうそろそろ起きなさーい
相川お母さん
- んぅ...もうちょっと...
相川 菜穂
- あと3分で降りてこなかったらビンタだからねー
相川お母さん
- んにゃ...わかったぁ...
相川 菜穂
- _(ˇωˇ」∠)_ スヤァ…
相川 菜穂
- 3分後
- ほら、朝ごはん食べなさい
相川お母さん
- 頬が痛くて食欲が...(#)ω・)
相川 菜穂
- 起きない菜穂ちゃんが悪いです
相川お母さん
- だからって叩かなくても...うぅ...
相川 菜穂
- いいから早く食べないと遅刻よ?
相川お母さん
- はぁーい
相川 菜穂
- (アスカと桜野さんとスーパーマーケットで出会ってから3日が経ったけど、あれから全く桜野さんと話せてない...あの時は普通に話してくれたのに...(;-ω-)ウーン)
相川 菜穂
- 続きでは天気予報です。
ニュース
- 午前はよく晴れるでしょうが、午後になるにつれ天候が悪くなり、嵐になるでしょう。
ニュース
- だってさ
相川お母さん
- うーん...私なんかしたかなぁ...
相川 菜穂
- 菜穂ちゃん?
相川お母さん
- ん?なんか言った?
相川 菜穂
- どーしたのよ、朝からテストで赤点とったような顔して
相川お母さん
- うんそれはかなりすごい落ち込んでる顔だね!
相川 菜穂
- あ、今度のテスト赤点とったら…わかるわよね?
相川お母さん
- ...ひゃい
相川 菜穂
- ならよし!
相川お母さん
- よいしょっと...じゃあお母さん行くから菜穂ちゃんも早く学校行くよのー
相川お母さん
- はいよー
相川 菜穂
- 窓を見つめる菜穂
- よし!
今日はいい天気だし元気だして声かけてみますか!
相川 菜穂
- 外に出た菜穂はいつも通る橋の下から何か聞こえることに気づく
- んあ?
なんかいる...?
相川 菜穂
- ニャー
子猫
- わぁ!
相川 菜穂
- 子猫ちゃんだぁ!
相川 菜穂
- ニャーニャー
子猫
- 菜穂に近づき、菜穂膝に顔を擦り付ける子猫
- 可愛いぃぃ♥
相川 菜穂
- ニャー
子猫
- 菜穂は目線を子猫より少し遠くを見ると、そこには小さなダンボールが置いてあった
- なんだお前、捨てたれちゃったのか...?
相川 菜穂
- ニャー
子猫
- そうかそうか、それはさぞかし辛かったらろうに...(何言ってるかさっぱりわからんが)
相川 菜穂
- よし!
今日の帰りお前を迎えに行くから、ここで大人しく待ってるんだよ?
相川 菜穂
- ニャーニャー!
子猫
- よしよし
じゃあ行くね!
相川 菜穂
- ニャー!
子猫
- 子猫を後にして学校に向かう菜穂はまた何かに気づいた
- あ、遅刻した…
相川 菜穂
- その頃学校は
- 黒野くーん
相田先生
- はーい
黒野 明日香
- 桜野さーん
相田先生
- はい。
桜野 椿
- 相川さーん
相田先生
- ......あら?
相田先生
- (そういえば菜穂いねぇな)
黒野 明日香
- (通りで静かだったわけだ)
黒野 明日香
- あらあらぁ
どうしたのかしら
相田先生
- 黒野くん何か聞いてない?
相田先生
- い、いえ
あいつのことだから行く途中で猫とでも戯れてるんじゃないですか笑←大正解
黒野 明日香
- そんな理由で遅刻だったら半殺しもんよぉーもぉ
相田先生
- (ヒィッ...)
黒野 明日香
- セーフッ!!
相川 菜穂
- ヾノ´-ω-`)アゥトアゥト
黒野 明日香
- もぉ遅刻よ相川さん
相田先生
- すいません...
相川 菜穂
- どうして遅刻したのかしら?
相田先生
- 猫と
相川 菜穂
- (やばっ!)
黒野 明日香
- あ、あの!
黒野 明日香
- ん?
どうしたの黒野くん?
相田先生
- 実は今日菜穂はお母さんと大事な話があって遅れたんだったよな!?
黒野 明日香
- へ?
なにそ
相川 菜穂
- なっ!!
黒野 明日香
- (うんって言えバカヤロォォ!!)
黒野 明日香
- 普通に猫と戯れて遅れましたよ?
相川 菜穂
- (黒野さん無念)
桜野 椿
- …( ゚д゚)
黒野 明日香
- (言いきりやがったァァァッッッッ!!!!!)
黒野 明日香
- 帰り職員室に来なさい…
相田先生
- は...はい!
相川 菜穂
- (うわぁ...相田先生...めっちゃ怖ぇ...)
黒野 明日香
- (相川さんと会うのは今日で最後かぁ)
桜野 椿
- じゃあこれで朝のホームルームは終わりにします...
相田先生
- 休み時間
- おいアホ
黒野 明日香
- 誰がアホだ!
相川 菜穂
- アホだろ!!!
俺がどうしてあんな事言ったから少しは考えたか!?
黒野 明日香
- いや全くこれっぽっちも
相川 菜穂
- (救いようがねぇ...)
黒野 明日香
- あ、桜野さんおはよう!
相川 菜穂
- ......おはよう。
桜野 椿
- 桜野さん次の教科なんだっけ?
相川 菜穂
- 国語...。
桜野 椿
- 桜野は席を立ち、どこかに行ってしまう
- どーしたんだあいつ
黒野 明日香
- ...私嫌われてるのかな
相川 菜穂
- え?
それはないと思うけど
黒野 明日香
- なんでそう言いきれるのさ
相川 菜穂
- いやだって、ホームルーム始まる前
黒野 明日香
- ホームルーム始まる前
- おはようございます黒野さん。
桜野 椿
- おう
おはよーさん
黒野 明日香
- おはようにさん付けとは、朝からバカ丸出しですね。
桜野 椿
- お前は喧嘩売らなきゃ生きていけねぇのか!!
黒野 明日香
- いえ、気になったので言っただけですよ。
え、まさか黒野さんイラつきました?
桜野 椿
- ま、まぁ
黒野 明日香
- だったらごめんなさい。
普通の器をお持ちの方なら笑って許してくれるのを黒野さんは喧嘩を売ってると思い、私を怒るんですね。
桜野 椿
- 朝から長々と...!!
黒野 明日香
- てか俺が悪いのかよ!
黒野 明日香
- えぇ、そこはスマイルで許しましょうよ。
桜野 椿
- こ、こうか?
(ニコォ)
黒野 明日香
- きも...あ、言えなんでありません。
桜野 椿
- 今きもって言ったよなぁ!!!
黒野 明日香
- 言ってませんよ。
気持ちが悪いと言ったんです。
桜野 椿
- 一緒だボケェ!!!!
黒野 明日香
- そして時は戻る
- ってことがあったんだよ
黒野 明日香
- いや私の話題一つもなんかったよね!?
相川 菜穂
- 子供の喧嘩みたいなことしか起こってなかったよね!?
相川 菜穂
- あれ?
じゃあもう少し先かな
黒野 明日香
- また朝のホームルーム始まる前
- お前、スーパーマーケットで菜穂に会ってから一度口交わしてないけど、なんかあったの?
黒野 明日香
- ...別に何にもありませんよ。
桜野 椿
- あれから挨拶交わすぐらいしか見ないから
黒野 明日香
- 黒野さんには関係ないでしょ。
桜野 椿
- いやだってさ
いちいち桜野さんに話しかけては、無視された菜穂、すぐ俺のとこきて凄い悲しい顔晒すんだもん、関係ないことはない!
むしろ迷惑極まりない!
黒野 明日香
- てなわけで今日菜穂と会話してみろ
黒野 明日香
- なっ...嫌です。
桜野 椿
- なんで?
黒野 明日香
- ......は...
桜野 椿
- は?
黒野 明日香
- ...ハズカシイ
桜野 椿
- え?なんて言ったの?
黒野 明日香
- 黒野さんはバカでハゲって言いました。
桜野 椿
- 絶対そんなこと言ってなかったろ!!!
黒野 明日香
- そしてまた時は戻る
- とまぁそんなことがな
黒野 明日香
- そっか...
嫌われてはないんだね?
相川 菜穂
- お、おう!(多分
黒野 明日香
- よっしゃ!
じゃあ当たったくしまっくったるぜ!
相川 菜穂
- それから休み時間になる度に桜野に話しかけても無視されたのは話すまでもない
- そして帰りのホームルームまで至る
- (。_。)ズーン...
相川 菜穂
- (うわぁ...まぁそりゃあれだけ無視されたらまぁ...)
黒野 明日香
- ンボボボボォ...
相川 菜穂
- これが明日いるものだから各自持ってくるよぉーに
相田先生
- よし!
じゃあ帰りますか
相田先生
- 委員長、号令を
相田先生
- はい。
起立!
新堂 愛莉
- 礼○┓
新堂 愛莉
- 着席!
新堂 愛莉
- (相変わらず委員長キレッキレだなぁ笑)
黒野 明日香
- あ、相川さん
ちゃんと職員室に来るよぉに
相田先生
- はぁぁぁぁぁい...
相川 菜穂
- (返事かため息かわかんなくなってるな)
黒野 明日香
- .........
桜野 椿
- 死んだ顔で職員室に向かった菜穂
- おい
何普通に帰ろうとしてんの?
黒野 明日香
- なんですか?
告白ですか?
桜野 椿
- ち、違うわボケ!!!!!
黒野 明日香
- キャー何顔赤くなってるんですかー。
桜野 椿
- な、なななってねぇし!!!
黒野 明日香
- ( ・´ー・`)フッ
桜野 椿
- ヤロォ...
黒野 明日香
- ( ゚д゚)ハッ!
黒野 明日香
- 違う違う
こいつのペースに持っていかれるな...ふぅ...
黒野 明日香
- で、結局菜穂とは全く話してなかったみたいだけど?
黒野 明日香
- ...話しました。
桜野 椿
- ...え?
いつ?
黒野 明日香
- ほら、科目聞かれた。
桜野 椿
- あんなの論外だ!
黒野 明日香
- しかもお前答えた後すぐいなくなったろ!
黒野 明日香
- ...明日...明日頑張ります。
桜野 椿
- ( ̄・ω・ ̄)
黒野 明日香
- お前...それ...毎日言うやつやん…
黒野 明日香
- 何故バレたし。
桜野 椿
- おい
黒野 明日香
- その頃職員室は
- 私はもう
相田先生
- 私はもう!
相川 菜穂
- 猫と戯れることなく
相田先生
- 猫と戯れることなく!
相川 菜穂
- 真っ直ぐ学校に来ることを誓います
相田先生
- 真っ直ぐ学校に来ることを誓います!!
相川 菜穂
- もし、また遅刻するようだったら
相田先生
- もし、また遅刻するようだったら!
相川 菜穂
- 相田先生の手伝いを居残って手伝うことを
相田先生
- え...
相川 菜穂
- ぁ?
相田先生
- 相川大先生の手伝いを喜んで手伝うこと約束します!!!!!
相川 菜穂
- 公開強制契約が行われていた
- じゃあ絶対明日話すんだぞ?
黒野 明日香
- わかってますよ、しつこいですね。
桜野 椿
- 本当かよ...
じゃあまた明日な
黒野 明日香
- はい。
また明日。
桜野 椿
- あ、雨降ってる...
桜野 椿
- しかもこれって…
黒野 明日香
- 相田先生の指導が終わり、帰ろうとする菜穂
- ふぅ...やっと終わっ...なにこれ
相川 菜穂
- 嵐じゃん!!
相川 菜穂
- 雨は大粒で強風で斜めに強烈に降っている
- 窓は強風のせいでガタガタと言い、雷が大きく鳴り響いている
- うわぁ...傘持ってきてないよぉ...
相川 菜穂
- しゃーない
走ってかえ...ぁ
相川 菜穂
- ((((ニャー)))
子猫
- あいつ...
相川 菜穂
- 菜穂は朝出会った子猫を思い出すと同時に駆け足で廊下を走り、大雨を直で受けながらも学校の校門をくぐり抜ける
- (大丈夫だよな...大丈夫じゃなきゃ困るんだよ!)
相川 菜穂
- (あいつはもう充分辛い思いしたんだ!もうこれ以上あいつを苦しめさせたくない!!)
相川 菜穂
- 急いで橋のすぐ近くまで来た菜穂
- はぁ...はぁ...子猫いるか...
相川 菜穂
- 橋の下に降りて見に行く菜穂
- あ...
相川 菜穂
- そこに子猫はいなかった
- ダンボールは強風と大雨のせいで原型をとどめておらず、無残に転がっている
- そんな...
相川 菜穂
- (この嵐だ...頼みの綱だったダンボールがあれじゃ...今頃...)
相川 菜穂
- (ごめんな...私があの時家にそのまま連れてって行ってやれば...ごめん...)
相川 菜穂
- あれ?
こんなところで何してるんですか?
桜野 椿
- ...桜野さん?
相川 菜穂
- ニャー!
子猫
- 子猫っ!!
相川 菜穂
- 桜野が子猫を片手で抱っこしていた
- 相川さんの猫でしたか?
桜野 椿
- うんまぁそんなことろだ!
相川 菜穂
- ニャー!
子猫
- 子猫は桜野から降りて、相川のそばに行った
- よかった...本当によかったぁ(´;Д;`)
相川 菜穂
- 歩いていたら橋の下から弱々しい猫の声がしたので様子を見てみたら、雨に打たれている子猫がいたので保護していたんですよ。
桜野 椿
- ありがとう...ありがとう!
相川 菜穂
- そ...そんな礼を言われることはしてませんよ。
桜野 椿
- ううん、本当にありがとう!
相川 菜穂
- ニャー!
子猫
- じゃあ相川さん私はこれで。
桜野 椿
- 菜穂!
相川 菜穂
- ...え?
桜野 椿
- 私のこと菜穂って呼んで!
相川 菜穂
- な...なぜです。
桜野 椿
- もっと桜野さんと仲良くなりたいから!
相川 菜穂
- .........なんでですか。
桜野 椿
- だって桜野さん、アスカと話している時の桜野さんすごく楽しそうで...私も桜野さんとそんな風に話せたらいいなって!
相川 菜穂
- .........
桜野 椿
- だ...ダメかな...?
相川 菜穂
- ...椿
桜野 椿
- ...え?
相川 菜穂
- ...私のことはそう呼んでください菜穂さん
桜野 椿
- わ、わかった!
...え、今は菜穂って
相川 菜穂
- さっ、帰りますよ。
もうびちゃびちゃだから風邪引きますよ?
桜野 椿
- え、あ...うん
そうだね(*^▽^*)
相川 菜穂
- ありがとうね椿ちゃん!
相川 菜穂
- .........はい。
桜野 椿
- ニャー!
子猫
- もちろんその後菜穂は風邪を引き学校を休んだそうな
- 昨日相川さんと話しましたよ。
(・´ー・`)ドヤァ
桜野 椿
- 本当かよ
黒野 明日香
- じゃあ学校来たら本人に聞いてみてください。
本当ですから。
もう一回( ・´д・`)ドヤァ
桜野 椿
- ドヤ顔うぜぇな!!!
黒野 明日香
- 一方相川家
- だぁ...体がダルぃ...
相川 菜穂
- 全く...あの嵐の中走って帰ってくるからよ...バカ
相川お母さん
- しかも子猫まで拾ってくるなんて...はぁ...
相川お母さん
- でも飼っていいんでしょ…?
相川 菜穂
- しょうがないわねぇ
ちゃんと、責任もって飼うのよ?
相川お母さん
- あい!
相川 菜穂
- ニャー♪
子猫