東方リアル人狼ゲーム 1話「狼煙」
二次創作です。
- ん、んん…
博麗靈夢
- 私は準備された個室で一眠りをしていた。
博麗靈夢
- そしてやっと起きたのだが…
博麗靈夢
- …ここは…私の神社
博麗靈夢
- 個室で寝たはずなのに、何故か神社の布団で眠っていたのだ。
博麗靈夢
- …今までの出来事は夢だったのだろうか?
博麗靈夢
- …なんでよ…
博麗靈夢
- 「―――あーあー。マイクテス。マイクテス。…人狼ゲーム参加者の方は至急、博麗神社へ集合してください。」
恋子
- 「繰り返します―――」
恋子
- …は?
博麗靈夢
- ウチの神社に…魔梨沙達が集まるの?え?
博麗靈夢
- 靈夢→魔梨沙 視点切り替え
霧雨魔梨沙
- ん〜っ…
霧雨魔梨沙
- ベッドから体を起こして軽く伸びをする。
霧雨魔梨沙
- …あれ?ここは…あたいの部屋?何で?寝た覚えもないのに…
霧雨魔梨沙
- 軽く見渡すと、そこはあたいの部屋だった。しかも、寝た覚えもないのに、ベッドにいたのだ。
霧雨魔梨沙
- 魅魔様の仕業…?いや、魅魔様は「じんろう」に参加してないし、干渉出来るわけがないし…
霧雨魔梨沙
- じゃあ、なんで…
霧雨魔梨沙
- 「―――あーあー。マイクテス。マイクテス。…人狼ゲーム参加者の方は至急、博麗神社へ集合してください。」
恋子
- ん…じんろう参加者は博麗神社へ?
霧雨魔梨沙
- どこからか聞こえる声に困惑しながらも、とりあえず博麗神社に向かうことにした。
霧雨魔梨沙
- 以下視点省略→現在地:博麗神社
恋子
- ちょっ、本当に来たの?
博麗靈夢
- 来る来ないも何も、来る以外に選択肢はないじゃないか。
藤原妹紅
- なんでよ、無視してればいいじゃない!
博麗靈夢
- いや、それがですね
射命丸文
- ―――道から外れようとすると、結界が張られていて出られないんです
射命丸文
- それに、上海もいなかった…それどころか、私達以外誰もいない気がするのよ
アリス・マーガトロイド
- 幽々子様いなかったですし。
魂魄妖夢
- それは…出かけてるからじゃないの?
博麗靈夢
- いや、幽々子様は滅多に出かけないので。何か重大な事が起こらない限り外出はしません。
魂魄妖夢
- とりあえず、謎の声に従って来たんだ。
霧雨魔梨沙
- 謎の声…あぁ、あの放送ね。
博麗靈夢
- あんなのどうせ悪戯――――
博麗靈夢
- 議論開始です。占い師は名乗り出てください。
恋子
- え、は?え?
博麗靈夢
- ……
恋子
- 占い師…確か人狼ゲームの役職の一つだった気がします。夜時間、1人を占い人狼か人間かを確かめることが出来る。と聞きました
魂魄妖夢
- あ、あたい、確か誰かに占い師の部屋に入った気がする。
霧雨魔梨沙
- 曖昧だけど、あたいが多分占い師なんじゃない?
霧雨魔梨沙
- そうっぽいですね。基本占い師は1人ですし。一番最初に名乗り出た魔梨沙さんが本物のようです
射命丸文
- え、私も占い師部屋に入ったぞ?
藤原妹紅
- えっ?
射命丸文
- …対抗、っていったかしら?
博麗靈夢
- 中に入ったら、水晶玉の絵がかかってた。
藤原妹紅
- あたいの部屋にもかかってたよ
霧雨魔梨沙
- ますますどっちが本物か分からなくなるわね…
アリス・マーガトロイド
- こういうときは…
博麗靈夢
- ロル…をすればいいけど、ハウスルール?やらなんやらで禁止されてたわね
博麗靈夢
- とりあえず、怪しい方を処刑?すればいいんですよね?
射命丸文
- 皆さんグレーですし…やはり怪しい妹紅さんから処刑すればいいのでは?
魂魄妖夢
- ちょ、私は人狼じゃないって!占い師だよ!
藤原妹紅
- 魔梨沙より後だし…焦って占い師を名乗ろうとしたんじゃないのかしら?
アリス・マーガトロイド
- ち、違うから…私はまだ別室には行きたくない――――
藤原妹紅
- 夕方になりました。議論を終了します。
恋子
- 投票結果、藤原妹紅さんが処刑されます。
恋子
- っあ―――――!?
藤原妹紅
- 妹紅っ!!
博麗靈夢
- も、妹紅…?え?
霧雨魔梨沙
- な、何でですか!?別室で待機行きのはずですが…!?
射命丸文
- 妹紅ーっ!
アリス・マーガトロイド
- 外です!外に出ましょう!
魂魄妖夢
- 外に出た少女達が目にしたのは…
博麗靈夢
- …………
藤原妹紅
- っ!?
博麗靈夢
- も、妹紅…さん?
魂魄妖夢
- ちょ、ちょっと…これ…っ
アリス・マーガトロイド
- ――妹紅の、無惨な姿だった
博麗靈夢
- 2話へ続く
博麗靈夢
- 1話「狼煙」
博麗靈夢