本者vs偽者(十四松編)
トド松と十四松が別れた後の十四松のお話、今回短くてごめんなさい。そろそろ察しが付く方が多いハズです。次はチョロ松編の予定です。
- ……トド松はおそ松兄さんと合流出来たかな…?
無事に逃げれたかな……?
十四松
- ……ごめんね、一松兄さん…
僕、相棒の事助けれなくて…
本当に、ごめんね………
十四松
- だから、トド松は……
何があっても絶対守る…
十四松
- アハハ、馬鹿だね〜
偽者が僕に勝てると思うの〜?
ジュウシマツ
- 勝てないとしても、たった一人の弟を守れた事になる!!
トド松は、僕のたった一人の弟だから!!
十四松
- アハハ、バカにも程が有るよ〜
直ぐに死んじゃうのがオチだよ〜?
ジュウシマツ
- 確かにそうかもしれない
この偽者の僕がどれ程強いのかも分からないけど…
十四松
- でも、弟を守り抜く事が出来るのには変わらないんだ
絶対にここを通すわけにはいかないんだ!!
十四松
- っ……!!
ジュウシマツ
- 何があっても、僕は此処を退かないよ!!
十四松
- ねぇ…一松兄さん…
まだ、もし、生きてるなら
また……野球付き合ってよ
この戦いが終わって、また皆で平和な日常を過ごして、皆で笑って、楽しんで
そんな日常に、戻ろう?
十四松
- おそ松兄さん、また、一緒にいっぱい話そう?
カラ松兄さん、また一緒に、六つ子の歌を歌おう?
チョロ松兄さん、今度は僕もライブ行くのに付き合うから
一松兄さん、今度また猫と遊ぼう?
十四松
- そして…トド松
また、一緒に…一緒に……
笑いたいね
十四松
- っ…ぅ…あ…ッ
十四松
- ギリギリと偽者が、首を絞めて来る、痛い、苦しい
ここで死ぬわけにはいかないのに
十四松
- ねぇ、十四松兄さん
もし、また元の生活に戻れたら、沢山話そうね?
トドマツ
- トド松…
十四松
- ……今度くらいは、野球、付き合っても良いよ……
一松
- 一松兄さん……
十四松
- 十四松も偶には野球ばっかりしてないで、ライブ観てみたら?
チョロ松
- チョロ松兄さん……
十四松
- また、俺と十四松の素晴らしい歌を共に奏でようじゃないか
カラ松
- カラ松兄さん……
十四松
- 十四松、お前はお前のままで良いんだよ?
無理して笑う事なんかねぇ
俺達は六つ子だよ?一人で溜め込んでないで長男様に相談しろよ〜?
おそ松
- おそ松兄さん……
十四松
- ああ……これが走馬灯なのかな……、ああ……もう、おしまいなのかな……
十四松
- ………帰ろう、皆で、またあの日々に、帰ろう……
十四松
十四松
十四松
- ……偽者は要らないんだよ
だって、見放したのは君達でしょ?
そうだよね……カラ松兄さん
ジュウシマツ
あぁ、もうおしまいだ
何処を行ってもおしまいだ
ジュウシマツ
- 君達が、カラ松兄さんを見放したんでしょう?
それなのに何故縋るの?分かんないよ、カラ松兄さんの気待ち、分かるの?
ジュウシマツ
やんぬるかな
ジュウシマツ