とある家の兄妹喧嘩
どこにでもいそうな仲のいいのか悪いのか。そんな兄妹ののほほんとした日常を描いた作品!!
- 春風が吹く昼下がり。とある家のリビングで2人の兄妹が会話をする。
ナレーター
- ちょっと!!!お兄ちゃん!!!
妹
- なっなんだよ急にでかい声出して!!
兄
- また私の下着とお父さんの下着一緒に洗ったでしょ!!
妹
- ん?…あっ、すまん!!妹よ。
兄
- もう!!お父さんの臭いんだから!!お兄ちゃんのバカ!!!
妹
- ごめんって。気をつけるからさ…
兄
- っもう。次したら口聞かないからね!!
妹
- そう言って洗濯物を取りに再び洗面所へ戻る妹。
ナレーター
- (あはは…さすがに中学生だしな…気にするか…)
兄
- (よし…後で妹が好きな俺の焼き飯作って機嫌取るか…)
兄
- そう思い、兄はソファーからキッチンに移動する
ナレーター
- 数分後、洗面所から洗濯物を抱えてリビングへ来た妹。キッチンで焼き飯を作ってる匂いに反応したかのようにお腹の虫が鳴き出した。
ナレーター
- うう…怒ったらお腹空いた…お兄ちゃん!!私の分も作ってね!!
妹
- ああ、任せろ!
兄
- (これで機嫌治るといいが…)
兄
- 数10分後…
ナレーター
- よし!!出来た!!
兄
- 妹よ、皿をとってくれないか?
兄
- んもうっ。わかった。
妹
- いい匂い…相変わらず料理はうまいんだから…
妹
- そう言いながら皿を取り兄に渡す妹。そしてまたお腹の虫が鳴る。
ナレーター
- うぅ…
妹
- ありがと、ほらっ向こうに座って待ってな。すぐ持っていくからさ。
兄
- …うん。
妹
- テーブルに二人分の焼き飯を置く兄。正面に座ってる妹の口からはヨダレが出そうになってた。
ナレーター
- よし、じゃあ食べようか
兄
- いただきまーす!!
妹
- いただきまーす
兄
- 2人とも同時に口の中にご飯を入れる。
ナレーター
- …悔しいけどやっぱり美味しい!!
妹
- だろ?俺特製「焼肉のタレベースのシンプルザ焼き飯」だからな!
兄
- …それ誰でも作れるじゃん…
妹
- いやいや、あの絶妙なタレのバランスは俺でしか無理だ!!
兄
- んもう。ばーか…
妹
- お互いに文句を言い合いながら食べること三十分ほど。
ナレーター
- ごち!
兄
- ご馳走様!
妹
- …今回のことはこれで勘弁してたげる!!
妹
- ほんとか!!
兄
- うん…でも次やったら絶好だからねっ♪
妹
- お、おう。
兄
- (ひとまず機嫌は良くなったみたいだ。)
兄
- そして2人はのほほんとした会話をしながら1日を過ごしたのであった。
ナレーター
- 次回作をお楽しみに!!
ナレーター