本者vs偽者(プロローグ)
突然自らを「本者」と名乗り出てきた六つ子と瓜二つの人物。 どちらが本者でどちらが偽者なのだろうか
- ずっとこの生活が
続くと思ってた
それなのに、まさか
こんな目にあうなんて予想してなかった…
おそ松
- 何処で俺たちの人生は
狂っただろう
アイツらさえやって来なければ良かったのかな………
おそ松
- 数日前
おそ松
- うーわ、まただよこのニュース…
チョロ松
- え?どれのこと?
トド松
- これ、人がズタズタに切り裂かれて亡くなったって事件
チョロ松
- 今回の含めて10件くらいない……?
一松
- えぇ?!そんなに多いの?!
トド松
- 野球もしばらく出来ないの?!
十四松
- oh......しかし未だに犯人の姿を見た人は居ないのだろう?
カラ松
- そこが不思議なんだよね………誰も犯人見てないって
チョロ松
- あれ?そう言えばおそ松兄さんは?
トド松
- もうすぐ帰ってくると思うけど……
一松
- たっだいま〜!!
おそ松
- 噂をすれば………
どこいたの?今出歩くのは危険って分かってるでしょ?
チョロ松
- んいや?大丈夫だよ?
だって………
おそ松
オソマツ
- 殺してるのは俺だし
そしてお前達偽者はここで死ぬから
オソマツ
- は?おそ松兄さん何言ってるの?
トド松
- おそ松?どうしたんだ?
カラ松
- おそ松兄さん……?
一松
- ねぇねぇ、この匂いおそ松兄さんじゃないよ!!
十四松
- え?おそ松兄さんじゃない?じゃあ誰?!
チョロ松
- 今頃気付いても遅いよ〜?
大人しく死んでくれ、偽者
オソマツ
- バリン と窓が割る音が盛大に
響き渡り
オソマツ
- ああ、そいつらか、偽者は
カラマツ
- ほんと、はた迷惑にも程があるよね
チョロマツ
- さっさと始末すれば良いでしょ………
イチマツ
- 全員抹殺?!抹殺する?!
ジュウシマツ
- そうだね、全員抹殺だよ、偽者さんはね
トドマツ
- は?!え、何で僕が目の前に?!
チョロ松
- 俺たちが偽者ってどういう事だ?!
カラ松
- 偽者って何のことだよ………
一松
- 僕達は正真正銘松野家の六つ子だよ?!
トド松
- どういう事ッスか?!
十四松
- 知る必要ねぇよ?ここでお前達は死ぬから
オソマツ
- 瞬間、俺たちの人生は
一気に狂っていった
俺が帰宅した時には既に…
おそ松
跡形も無く家は
破壊されていた
おそ松