おままごと③
これでおままごとはおしまいです、いやこんな終わりかたって( ̄▽ ̄;)
- ホラー要素を省くため②の続きではあるがお笑い展開に移行
聖
- 配役
父→アンリ
母→ユンリ氏
長男→自分
次男→秀
三男→シルク氏
祖母→カリア氏
聖
- あらすじ…
ランドセルをせがむ三男はどうしても新品を所望
浪人中の次男にお節介な祖母
父とぶつかり合う次男
以上
聖
- おや、どうかしたのですか
こんなところで親子喧嘩などやめなさい
カリアです
- おかあさん、分かってください…秀の反抗期に付き合っているところなので
アンリ
- 何が付き合ってるだよ、まるでやってるんだから感謝しろとでも言いたげだな
だいたい誰だよこのババァ
秀だ
- 私も知らない、反射的にお母さんと呼んでしまったが
合ったこともない
アンリ
- 喧嘩してないでミカンでも食べなさいな
聖も食べてくれたんですよ
カリアです
- 聖?
なるほどな分かったぜ婆さん、部屋を間違ってるぞ
秀だ
- あらまぁ…秀とアンリサンでしょ、間違ってないのにねぇ
カリアです
- 確かに名前はそうだが、今はおままごと中で違う名前を使っているんだ…カリアが言っているのは本当のことだろ
台本読んだのか?
アンリ
- あれ?
私の役所って〔泥沼の末にようやく幸せを見いだしたにもかかわらずミカンひとつで家族崩壊を狙う裏のボスおばあさん〕なのでは?
カリアです
- どんな役どころだよ、兄貴は〔詐偽の臭いぷんぷんの宗教〕だよ
と言うよりもシルク!!
秀だ
- なぁに?
シルクだよ🎵
- なぁにじゃねぇよ、兄貴はのほほんとした婆さんじゃなかったのかよ…なんだよ詐偽の宗教って
秀だ
- だってやっていくうちに闇が深くなっていっちゃったんだもん、そのまま行っちゃえということで
シルクだよ🎵
- ヤメだヤメ、こんな泥沼のどこが良いんだよ
秀だ
- だってヒジリンも楽しみって…
シルクだよ🎵
- あれはテメェが言わせたんだろ、無理矢理やらせておいてこの始末か
そもそも設定案の頃から間違ってたんだよ
秀だ
- 中身を叩くのはよくありませんよ、シルクさんは役を決めただけです
それを自分なりに演じたのは私たちじゃありませんか
それにシルクさんの場面は面白くしようとしてましたよ
カリアです
- そうだよ、ランドセルの所は面白かったでしょ?
むしろかき氷が変な設定をいれたんだよ
シルクだよ🎵
- 兄貴を攻めるなよ、テメェをフォローしてくれたんだぞ
秀だ
- 分かった、ごめんなさい
最後に皆でおままごとしよ
役は変わらないで
シルクだよ🎵
- これが崩壊しそうになったらすぐ止めるからな
秀だ
- 家族会議にて
〔シルクのランドセル〕
聖
- ちょっと皆集まって、シルクがランドセルほしいみたいなの
ユンリ
- みたいじゃなくて欲しいの、買って買って
シルクだよ🎵
- 俺のがあんだろ、いけてるやつ
秀だ
- あのホラーマン外して良い?
シルクだよ🎵
- ダメだ、外したらもう遊ばねぇぞ
秀だ
- いやだ遊びたい、だから秀お兄ちゃんのやつはダメ
シルクだよ🎵
- もう必要ないから…
聖
- ねぇ聖お兄ちゃん、あのいっぱいの数字って何なの?
シルクだよ🎵
- 円周率
聖
- 難しい…何それ?
シルクだよ🎵
- 円の面積をもとめる
聖
- 難しいよ、あんないっぱい数字あんのやだ
シルクだよ🎵
- ではこれ
聖
- うわぁ、綺麗なランドセルだ
シルクだよ🎵
- どうしたのこれ?
ユンリ
- パクったのか?
秀だ
- 犯罪は良くないぞ
アンリ
- おばぁちゃんはあなたが何処にいても味方ですからね
カリアです
- 作った、本物とは精度も強度も劣るが六年は持つ
聖
- ワーイワーイ、ありがとう聖お兄ちゃん
でも謝らないといけないことあるんだ
シルクだよ🎵
- 反省や謝罪は無用
聖
- あのいっぱいの数字…消しちゃった
シルクだよ🎵
聖
- ヤベェ、聖を怒らせた
顔は変わってないが明らかに怒ってる
落ち着けよ聖…ガキのすること…そもそもこれは…遊び
秀だ
- 遊びとはいえ円周率に対する敬意がない…そもそもたくさんの数字とは一まとめにするものではない
古くから定められた…いや更新されつつある…
聖
- 聖さんが多弁だ、そんなに熱くならなくても
ユンリ
- 趣味や人間性による批判なら受け入れるが、円周率だけは…いや勉学に対する批判は
聖
- 分かったよヒジリン、いろいろごめんね
シルクだよ🎵
- おままごと 終了
聖