双子がオフに一緒に遊ぶ世界線が見たかった③
完結編。第3部が終わる頃に双子のオフショットSSRが来て、こんな感じのラビチャが載ってたらいいなという妄想でした。アイナナ始めたばかりなので設定間違ってたらすみません。読んでくださってありがとうございます。アイナナはいいぞ!
- マネージャー!今から帰ります!
七瀬陸
- お疲れ様です!気をつけてお帰りください!
小鳥遊紡
- 結局遅い時間になってしまって申し訳ないな…
九条天
- 楽しいと時間が経つのを忘れてしまいますもんね…!
小鳥遊紡
- 明日がお仕事でなければ、あまり時間も気にしなくて済むのですが…
小鳥遊紡
- ボクも明日仕事だからね、仕方ない
九条天
- 今度は天にぃがうちに遊びに来てよ!
七瀬陸
- うちと言っても、オレのうちじゃなくて寮だからみんなのうちだけど……
七瀬陸
- 小鳥遊さん、そっちの事務所の寮って勝手に外部の人間が行っても問題無いの?
九条天
- 確かに原則関係者以外の方の出入りはNGではあるのですが、
小鳥遊紡
- 九条さんは事務所は違えど同業者ですし、陸さんのお兄さんですから、事情をお話したら許可を頂けると思います!
小鳥遊紡
- 社長や万里さんに相談してみますね!
小鳥遊紡
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小鳥遊紡
- そう。もし問題が無ければ、お言葉に甘えようかな。
九条天
- やったー!
七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
- 陸、はしゃぎ過ぎ
九条天
- そんなにはしゃいだら身体に障るよ
九条天
- スタンプだけだもん!!
七瀬陸
- 今まだ電車の中だし!!
七瀬陸
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七瀬陸
- り、陸さん…穏便に行きましょう!
小鳥遊紡
- そういえば、陸さん
あれから九条さんに陸さんのお話は
されたんですか?
小鳥遊紡
- したよ!!
七瀬陸
- 天にぃのお話も聞いたし、
七瀬陸
- オレたちのちっちゃい時の話もした!
七瀬陸
- ちっちゃい時と言いますと、
小鳥遊紡
- お二人がご一緒に暮らしていた頃のことですか?
小鳥遊紡
- そうだよ。
九条天
- 陸にとっては辛い思い出になっているんじゃないかなと思っていたんだけど、話してみたら楽しかったこととか笑えることもお互い意外と覚えてて、殊の外盛り上がったよね。
九条天
- オレも天にぃあまり思い出したくないんじゃないかな、って不安だったんだけど、思い切って話切り出して良かった!
七瀬陸
- こういう所でお互い変に気遣っちゃうあたり、やっぱり双子なんだなって思う。
九条天
- ねー!
七瀬陸
- でもちょっと嬉しいな
七瀬陸
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七瀬陸
- 良かった…楽しくお話出来たんですね!
小鳥遊紡
- うん!
七瀬陸
- あ、そうだ!
七瀬陸
- 天にぃ、今度遊ぶ時アルバム持って行くよ!オレも事務所の寮に入る時に何枚か天にぃとオレが小さい時の写真持って行ったんだけど、うちにまだたくさんあったから
七瀬陸
- この間見せてくださった写真ですね…!
小鳥遊紡
- お揃いの服を着たお二人がとても可愛かったです(^-^)
小鳥遊紡
- そうでしょ!天にぃは昔から綺麗で可愛かったんだよ!
七瀬陸
- すごく小さかったはずなのにいつもオレに優しくてしっかりしてて、お兄ちゃんらしかったな…
七瀬陸
- ……天にぃ?
七瀬陸
- オレ、何か嫌なこと言っちゃった?
七瀬陸
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七瀬陸
- 九条さん、大丈夫ですか…?
小鳥遊紡
- ごめん、ちゃんと読んでるし大丈夫だよ
九条天
- 陸も嫌なことなんか言ってない
九条天
- ほんとに?
七瀬陸
- うん。
九条天
- ボクの写真、まだ七瀬の家にあるんだね
九条天
- 当たり前でしょ!!
七瀬陸
- 名前が違ったって、住んでるところが違ったって、天にぃはずっと家族だよ!!
七瀬陸
- 父さんも母さんもきっとそう思ってる!
七瀬陸
- うん。
九条天
- ………天にぃ、ほんとに大丈夫?
泣いてない?
七瀬陸
- どうしよう、電車に乗っちゃって引き返せない
七瀬陸
- 陸さん、どこか近くの駅で降りてタクシーを拾った方が良いかと…!
小鳥遊紡
- 大丈夫だから。
九条天
- 泣いてないし、陸ももう遅いから無理しないでちゃんと帰って。
九条天
- …悲しくてこんな態度取ってるじゃないから。
九条天
- 天にぃ…
七瀬陸
- ずっと、陸がボクを嫌ってくれたらいいって思ってた。
九条天
- えっ
七瀬陸
- ボクが九条さんについて行く時に発作を起こしながら泣いてる陸がずっと忘れられなくて、陸がIDOLiSH7になってテレビに出ているのを見つけたあの日まで、ボクの中の最後の陸の姿はずっとその時のままだった。
九条天
- ボクがいなくなった事が苦しくなるくらい辛かったのなら、嫌ってくれた方が陸のためになると思ってたんだ。嫌われるような事をしたのも事実だし。
九条天
- なのに、陸ってば未だにボクのこと「天にぃ」って呼んで。
九条天
- ボクのことを未だに兄弟や家族だと思ってる
九条天
- そんな風に許されたら、そのうち陸を傷つけた事まで忘れて、あの時のことを思い出しても何の罪悪感も抱かなくなっちゃうんじゃないかって。怖くなるよ。
九条天
- それで良いんだよ、天にぃ
七瀬陸
- 陸?
九条天
- うんと今より時間が経って、その時に「こんな事もあったね」って笑って話せたら良いなとオレは思ってるよ。
七瀬陸
- オレ天にぃがいなくなって確かに悲しかったし、いっぱい泣いたし、いっぱい怒ったよ?
七瀬陸
- 今でも正直忘れられないし、ほんとに心の整理がつくようになるのは多分これからだと思う。
七瀬陸
- だけど、辛かった以上にオレはまた天にぃに会えて嬉しかったし、天にぃのことが大好きな気持ちが強かったから。
七瀬陸
- だから、天にぃが自分の事を責め続けて自分を幸せから遠ざけようとしているのが悲しい。
七瀬陸
- 天にぃにはいつも幸せでいて欲しいし、笑っててほしいな。
七瀬陸
- 陸……
九条天
- じゃなきゃ怒っちゃうよ!!
七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
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七瀬陸
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九条天
- わー!!泣かないで!!!
七瀬陸
- 小鳥遊さん、そちらのアイドルの七瀬陸さんがボクを泣かせます。
九条天
- 実は私もさっきから涙が止まらなくて……
小鳥遊紡
- なんでー!!!
七瀬陸
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七瀬陸
- 明日の朝、すぐに社長と万里さんに確認取りますね…!
小鳥遊紡
- おそらく1周年の時にもTRIGGERの皆さんで遊びにいらっしゃったので、快諾していただけるとは思います!
小鳥遊紡
- ありがとう、小鳥遊さん。
九条天
- 陸もありがとう。
九条天
- ……あれ、
九条天
- こんな時間に誰か来たみたいだ。ちょっと出てくる。
九条天
- はい!では私も仕事に戻りますね。
小鳥遊紡
- ………陸さん、後で公用車でお迎えに行きますね!
小鳥遊紡