リンクが来た日
こっちが先だった
- ハワード・リンク
シオン
- あのー、マリア?
リンクと知り合いなんですか?
アレン
- ふむ、昔は生活を共にした仲…
マリア
- ただの同僚です
リンク
- (間髪入れずにピシャリと主張する。
誤解を招く言い方はおやめなさい、とリンクがマリアの声を遮るようにして注意するが、本人はあまり分かっていないようだ。)
アレン
- えっ、ナニナニ!?
ホクロってば、マリアの元彼なんさ!?
ラビ
- ええっ!!?
アレン
- (衝撃が大き過ぎて、隠せない動揺に思わず叫んでしまった。
この人が、マリアの…!?)
アレン
- ホク…ッ!?ただの同僚だと言っているでしょう!
ブックマンジュニアの記録力はどこへ行ったのですか!!
リンク
-
科学班へ。
シオン
- この人は?
リナリー
- 元同僚だ
マリア
- ですから!同僚ではなくただの幼馴染だと!!
リンク
- は?
リーバー
- え?
アレン
- へっ?
ジョニー
- ……ハッハーン?
ラビ
- (ニヤリと笑うブックマンジュニア。
呆気に取られる周囲の反応に
ハッとしたように、自分の口走った内容を理解する。)
リンク
- なるほど、幼馴染か
マリア
- (どこか嬉しそうに得心する彼女を、あまり見続けたくなかった。)
リンク
- とにかく!!アレン・ウォーカー。
キミには、やってもらいたい事が山とある!
質問事項を書類にまとめましたので、明日の朝までに提出していただきますからね!!
リンク
- えぇ〜ッ!!?
アレン
- (そんなぁ〜っ、と肩を落とすウォーカーを尻目に、私は何かから逃げるみたいに退室した。)
リンク