ブローカー
をためらいもなく殺した元帥にアレンが反論。暗い館の中イメージ。まだまだ馴染めなさそうです
- ブローカー
シオン
- けどっ!何も殺さなくたって…!!
アレン
- (僕の言葉は、突然振り返った彼女が僕の胸に指を強く突き立てた事で遮られた。
――その指が示す先は、ローズクロス。
僕ら黒の教団が、隠された英雄である証。)
アレン
- いいか、大バカ弟子。
マリア
- (恐い顔をしてる。姿形は、僕の大切な彼女と同じ。
だけど、いつも優しく微笑んでいたばかりのマリアから、こんな顔で睨まれた事なんて一度も無い。
僕は後退る事もできないまま、ただ耳に流れ込む彼女の言葉を 頭の遠くで聞いた。
けれど、その音は静かな空間では 酷く汚れて脳に響く。)
アレン
- この十字架の下では、全ての罪が聖なる犠牲として処理される。
――私達は神に囚われることで、赦されてるんだよ、アレン。
マリア
- (マリアは、覚えておけ、と吐き捨てて冷たく立ち去った。
立ち尽くすしかなかった僕は、彼女が去り際に名前を呼んだ事に気が付く。
たった三文字で僕の心をぐちゃぐちゃに掻き混ぜる。ずるい、ずるい…。
これって僕と彼女、どっちのせいだろうか。)
アレン
- (時々聞きたくなる。エクソシストになってから、優に千回は超えた。
立ち止まるな、歩き続けろ……僕はマナを二度も殺してしまった償いの為にAKUMAの浄化を続けてる。
拝啓、親愛なるマナ・ウォーカー様。何事も許されるこの世界で、僕は一体何の為に此処に居るのか?)
アレン