正しさの尺度
正しいものはいつだって、認められるとは限らない。それが正しいのかも定かではなく、私達は手探りで進むしかない。
- みんな~。
セラフ研究者
- 今日の薬だよ~。
セラフ研究者
- 💊
セラフ研究者
- …………………(ごくん)
「第五天使 旋風の司令塔」
- (ごくっ)
「第三天使 黄昏の覇者」
- (ごくり)
「第六天使 星の操人形」
- 大丈夫?異常ない?
セラフ研究者
- うん、いつもどおり。
身体が鎮まっていく感じがするよ
「第六天使 星の操人形」
- ………元気になります
「第三天使 黄昏の覇者」
- そっか、よかった。
セラフ研究者
- …ねえ、みんな。
セラフ研究者
- ん?
「第六天使 星の操人形」
- ワタシは正しくないのかな。
セラフ研究者
- ワタシがやっていることは、
間違っている…ことなのかな。
セラフ研究者
- ……先生?
「第六天使 星の操人形」
- 誤解、されちゃったンだよねぇ。
ワタシが悪いのかな~。
セラフ研究者
- ワタシはあなた達を利用したりなんてしないし…。
セラフ研究者
- ………………先生
「第三天使 黄昏の覇者」
- 先生が正しいか正しくないかは
私にはわかりません。
「第三天使 黄昏の覇者」
- だけど、私にとっての正しさは
先生そのものです…。
「第三天使 黄昏の覇者」
- たとえあなたが否定されても、
わたしたちは此処を離れない。
「第五天使 旋風の司令塔」
- 先生はこのままでいてください。
「第五天使 旋風の司令塔」
- わたしたちは、
あなたに感謝しているのです。
「第五天使 旋風の司令塔」
- 正しさの尺度は人それぞれだよ。
干渉も悪だという人だっている。
「第六天使 星の操人形」
- だけど先生は、紛れもなくわたし達の恩人で─────家族だ!
「第六天使 星の操人形」
- 大好きだよ!先生っ♪
「第六天使 星の操人形」
- …皆
セラフ研究者
- ありがとうね。
ワタシの、可愛い子供たち…。
セラフ研究者