サングイス:エーデルヴァイス家の日常
ユエの創作
- カリタス、ルシア!
ロジャー
- なあに、ロジャー
カリタス
- ……。
ルシア
- 俺の眼鏡をどこに隠したんだい?
ロジャー
- 知りませんわ。私達はずっと部屋に居ましたの
カリタス
- 僕も知らない
ルシア
- カリタスは昨日俺にいたずらする計画を立ててたよね?
ロジャー
- えぇ、でもそんな眼鏡を隠す様な幼稚なことなんてしませんわ
カリタス
- あのね…眼鏡ないとろくに歩けないんだよ。怒ったりしないから返してくれる?
ロジャー
- まあ!ロジャーはやっても居ない健気な少女達が犯人だと言うのですか?ルシア私、心が傷ついて今にも泣きそうです…シクシク
カリタス
- 姉様泣かないで、ヨシヨシ
ロジャーひどい。
ルシア
- 健気な少女なら俺の部屋に蛇を入れたり料理に唐辛子入れたり浴槽に魚なんか入れたりしません!
ロジャー
- 姉様…
ルシア
- ほんの遊び心よ。でも、眼鏡の事は知らないわ
カリタス
- ……はぁ、カリタスがそこまで言うなら分かった。疑ってごめんね
ロジャー
- ロジャー
カリタス
- と言うとでも思った?
残念だね。罰として数学の勉強時間増やすからね。
ロジャー
- ロジャー!!
カリタス
- ねえ、ロジャー
ルシア
- なんだい、ルシア?
ロジャー
- ロジャーの胸ポケットに掛けてあるのは何?
ルシア
- ………あっ
ロジャー
- へぇー胸ポケットに入れたの忘れて私達(おもに私)が犯人だと?
カリタス
- あ、いや、その、えっと。
ロジャー
- ルシア、ロジャーの血を飲みますわよ。
カリタス
- はい、姉様
ルシア
- 待って!ごめん!ごめんってせめて死なない程度に吸って!
ロジャー
- うふふ、嫌ですわ♪
カリタス
- 人間は3分の1まで血を抜いても平気だって本に書いてあった。
ルシア
- いや、吸い過ぎたら貧血に!
ロジャー
- 問答無用ですわ!
カリタス
- ぎゃああああああ
ロジャー