友達が…
- ある時、メールが届いた
黒木
- あの…
黒木
- すいません
黒木
- 相談があるんですが…
黒木
- いいですか?
黒木
- 長々と話を続け、そろそろと私は返事した
黒木
- 誰ですか?
直輝
- 僕は、
黒木
- 今困っているものです
黒木
- だからってなんでまあ僕に?
直輝
- 君がいいんだ
黒木
- 僕?
直輝
- なんで僕なんかが?
直輝
- いいから
黒木
- きみは、僕の
黒木
- 大
黒木
- 好き
黒木
- な
黒木
- 友達
黒木
- だよ
黒木
- え?
直輝
- きみ誰?
直輝
- ずいぶん前の友達
黒木
- ずいぶん前?
直輝
- ずいぶん前っていつ?
直輝
- 小学生の時
黒木
- 小学生…
直輝
- うん
黒木
- もしかして
直輝
- 僕の友達?
直輝
- の
直輝
- 黒木達也?
直輝
- よく分かってくれたね
黒木
- 僕はこの時心臓が一瞬止まった
黒木
- あの時死んだんじゃ
直輝
- うん
黒木
- きみと話しがしたくてね
黒木
- 幽霊?
直輝
- うん
黒木
- 僕は幽霊を信じないがいきみは信じるよ
直輝
- ありがとう
黒木
- で、なに?相談って
直輝
- 無理だと思けど
黒木
- 僕と一緒にあの世へ行こう
黒木
- え、
直輝
- …僕はその時点でもう黒木の頭がおかしいと思った
直輝
- つづく
黒木