【推しの子】授業参観編
前編見てー!
- 今日は授業参観の日。
- 失礼しまーす。
アイ
- ルビー!アクア!
アイ
- アイは小さな声で呟いた。
- ママー!
ルビー
- アイ
アクア
- うちの子きゃわあああ!!やばすぎぃぃ!
アイ
- えっ!あれルビーのママ?
クラスメイトc
- そうらしいよ!
クラスメイトb
- えー!ルビーのママ若すぎない?
クラスメイトA
- それな!w
クラスメイトc
- 教室がざわつく。
- 俺はアイとバレるか心配になったが、バレてはいないようだ
- アイ、!そんなところまできちゃっていいの?
アクア
- アイが俺たちの席へ来る。
- うん!いいのいいの!
アイ
- 一応これでもバレないようにしてるから!
アイ
- はーいみんな
先生
- 今日は、日記を書きます
先生
- 昔のことでも、最近のことでも、
先生
- いつの話でもオッケーです!
先生
- やり方を説明します!
先生
- えーっとまずは、題名をここに書いて…名前を書いて…そしたら…
先生
- ママー!見てみて!
ルビー
- ん?
アイ
- ルビーの日記
- 「愛してる」
- 星野 ルビー
- 私のママは、今まで私たちに愛を伝えてきませんでした。
- 愛してるけど、愛してるっていうのが苦手で、
- 言えませんでした。
- でも、とある日、ママは出かけにいくとき
- いろいろあって、「愛してる」っていえました!
- ママは愛してるっていえて、私たちはそれをきけて、家族みんながいい気持ちになれたとおもいます。
- うれしかったです。
- かんどうしました。
- ママのこと、大好きです。
- すっご〜い!!ルビー天才!!
アイ
- さっすがうちの子!
アイ
- えっへへ〜
ルビー
- おいそれめちゃくちゃだいたんだけど大丈夫なのか?
アクア
- 「いろいろあって」とか、
アクア
- さすがドームなんて言ったらバレるでしょ
ルビー
- お兄ちゃんったら危機感がないねぇー?
ルビー
- 私が一番ママのことよくわかってるもん!
ルビー
- はいはい…
アクア
- アクア!
アイ
- アクアのも見せて!
アイ
- 俺の席へと近寄ってくる
- う、うん
アクア
- アクアの日記
- 「愛してる」
- 星野 愛久愛海
- これは僕が4歳の頃の事です。
- 僕は、お母さんに愛してると言われたことがありません。
- お母さんは人を愛することが苦手で、
- 愛してる人間にも、「愛してる」「大好き」
- 愛情表現ができなくて
- 愛してない人間に「愛してる」って綺麗な嘘をついてきました。
- とある日、お母さんは車に轢かれ、
- もうダメかと思いました。
- そこで、本当に愛してる人間、僕たちに
- 「愛してる」って言うことができました。
- 言われた時は、胸がぎゅっと引き締められるような気持ちになりました。
- 嬉しいのか、悲しいのか、なんとも言えない感情で
- でも、今はあのとき「愛してる」と言ってもらえて
- 嬉しくて、幸せな気持ちでいっぱいです。
- 後悔ひとつもありません。
- これが、僕の4歳の時の心に残ったお話でした。
- すっごーーーーい!!?
アイ
- アクア!?漢字ばっかりじゃん??
アイ
- それに、大人みたいな文章力!!
アイ
- あんまり私ってバレないように書いてくれたんだよね!?
アイ
- 難しいのに、すごいよ!!
アイ
- う、うん😊ありがとう
アクア
- 車にひかれるって…、お兄ちゃんったら怖〜!!
ルビー
- ママ可哀想ー!
ルビー
- 私の方が可愛いね!!!
ルビー
- お兄ちゃんおじさんみたいな文章w
ルビー
- ほんと昔からおじさんくさいよねぇ笑
ルビー
- おいやめろっ
アクア
- 2人とも同じこと書いてるなんて、仲良しさんだね😊
アイ
- お兄ちゃんと仲良しなわけない!!
ルビー
- わたしはママと仲良しだもーん!
ルビー
- べつになかよくない、ていうか兄弟になかいいとかないだろ、
アクア
- え〜?そうかなぁ?
アイ
- 2人は仲良しさんだと思うけどな!
アイ
- でも、妹のいう「家族みんながいい気持ち」は本当かもしれない。