『いただきます』を君へ 第二話
- しつこい主 うつろです✨😭
匿名うつろ
- 第一話ぱーっと完成したところで…調子がいいので第二話も作っちゃいます!
匿名うつろ
- お楽しみくださいませ‼︎
匿名うつろ
- 『いただきます』を君へ
- 第二話 1000ガルの軸で
- “殺さないんですか?”
ふつか
- ・・・・・・・・
レギ
- 正直かなり迷っていた…
- あぁ 事故に遭って神に祈ってまでして喋りたかったのに いただきますを言いたかったのに
- 悪魔に殺されてしまうなんて
- 可哀想に
レギ
- ……!
ふつか
- “手 震えてますよ”
ふつか
- …さよならを告げる準備はできた…?
レギ
- 少年はもちろんと言わんばかりに頷いた
- …
レギ
- ”そこまで待ってくれるんですね“
ふつか
- どうだった?この人生は
レギ
- “嫌いではありません”
ふつか
- へぇ…そう
レギ
- 人を殺すのは初めてじゃないんだよ?僕
レギ
- “知ってます”
ふつか
- だろうね…1人も人間を殺さない悪魔なんて見たことないや
レギ
- もし生きれたら…?
レギ
- “逆に生かしてくれるんですか?”
ふつか
- まさか
レギ
- “ですよね”
ふつか
- 少年は笑った
- ・・・・・・・・
ふつか
- もう話すことないや
レギ
- “そろそろですかね…”
ふつか
- さぁ書けば?最後の挨拶を
レギ
- 少年はゆっくりと書き始めた
- その手は少し震えていた
- …
レギ
- ”さようなら“
ふつか
- そう書いたノートを見せてきた
- そのノートには水滴がついていて字は歪んでいた
- ・・・・・・・・
ふつか
- それだけ?
レギ
- 少年はうなずいた
- ・・・・・・・・立ってよ ごめんね 手間をかけさせるけどその方が殺りやすい
レギ
- 少年は微笑んでたった
- 今までベットに布団をかけて座っていたのでわからなかったが その背はやはりまだ子供でどこか儚げだった
- っ…‥‥‥…バイバイ
レギ
- 少年は目を瞑った
- 僕は悪魔用の刃物を突き刺した
- 少年は目を見開き 涙を流し 崩れ落ちた
- 手に持っていたノートも小さな音を立てて共に落ちた
- 僕も目を少し細めていた_____
- ・・・・・・・
レギ
- “なんで”
ふつか
- 少年は震えた字でそう書いた
- “なんで”
ふつか
- …殺せなかった
レギ
- 悪魔失格だ こんなミスを犯すなんて 何やってるんだ 早く 早く刃を持て まだ死んでないじゃないか 早く_______
- レーギくん何をしてるの?
- ・・・・・・・・!!!!
レギ
- !!!
ふつか
- 伏せて!!
レギ
- バゴっっっっっ 濁った音がした
- 何やってんのw?
ファド
- 攻撃があたってしまったのか少年の額からは血が出ていた
- ・・・・・・・・!
レギ
- 早く仕留めなよ
ファド
- ・・・・・・・・・
レギ
- へぇwお前 法破ったんだな あーwそっかそっかw昔っから無能だもんなっっw
ファド
- ____れるよ
レギ
- あ“?
ファド
- おしゃべりだなぁwまだなんか喋ってる 罪を自覚しろよw
ファド
- 仕留めれるよ
レギ
- !!!
ふつか
- ・・・・
レギ
- ほぉ?そうだなあw
ファド
- 今なら俺が目撃者になってしまったこと 忘れてやってもいいなw
ファド
- 可哀想な無能のために♡
ファド
- …っっ………
レギ
- ほらはーやーくぅ♡はやーくぅ♡w
ファド
- わかってるって!!…
レギ
- は?お前が早くうたねぇからだろ?
ファド
- しかも手震えてるしwビビリかよ雑魚がさあw
ファド
- こいつはファド
- 同じ悪魔だ だけどこいつの方が倍に成績は優秀だった
- 到底敵わない 僕は言いなりになるまでだ
- ほらさぁwこっちはわざわざ待ってやってんだからwww刺し殺せってw
ファド
- ・・・・・・
ファド
- ・・・・・・・・
レギ
- おい早くしろよ お前を殺すぞ?
ファド
- ・・・・・・・・
レギ
- いい加減にしろっていってるんだよ!優柔不断が!
ファド
- わかってる…
レギ
- 俺は刺すほかなかった
- バイバイ また会おう