オレノシアワセ 。
誤字などは許して下さい 。
- "心中する"
- それは
- 「相愛の男女が合意の上で一緒に死ぬ」
- ということ。
- 「ねぇ、心中しよ、?」
- ある日、彼女からそんな事を言われた。
- 最初はびっくりした。
- 急に「心中しよう」だなんて言い出すんだから。
- 俺らは愛し合ってる。
- だから理解が出来た途端に
- 「するに決まってる」
- って答えた。
- あれから何日か経った。
- 今日は特別な日。
- 俺らが付き合った日。
- さて、そんな日に
- 俺ら2人は、一緒に逝こう。
- 海に2人で入って行く。
- だいぶ深い所まで来た。
- さぁ、そろそろ苦しくなってくるだろう。
- 「幸せだ」
- 「愛してる」
- 「死ぬまで一緒」
- そんなことを考えてながら
- 俺は海の底へと進んで行く。
- あぁ、なんて馬鹿なんだろうか。
- 彼女を置いて歩いていた。
- 繋いでいた手がいつの間にか離れていた。
- 心中出来ることが嬉しすぎて何も考えられていなかった。
- ごめ....
- グサッ
- え....?
- は....?
- 刺された??
- え?
- 血が出ている。
- 誰に刺された?
- 痛い。
- 苦しい。
- 辛い。
- 「お前なんか、愛してない。」
- 「心中するってだけで簡単に騙されてくれるんだから。」
- 「やっすい男。」
- 「依存とか、きもちわる、」
- 崩れた。
- 彼女がナイフを持って
- そんな言葉を発していた。
- そこでわかった。
- 俺は、
- "騙されていた。"
- 普通だったらそこで、道ずれにしたりするだろう。
- けどね、
- 俺は違う。
- 俺は彼女を愛してる。
- 彼女が望んでいなければやらせない。
- だから
- 1人で死んだ。
- 彼女は笑っていた。
- 「あぁ、シアワセだ。」
- あとがき
- 女の子に依存してしまった男の子が、
- 女の子に騙されて男の子が女の子に殺されてしまう。
- ですが、男の子の幸せは女の子の幸せだったので、
- 最後に女の子が笑っていて、
- 男の子は「幸せだ」と言って亡くなる。
- という物語です。
- 人によっては不快にさせてしまったかもしれません。
- 申し訳ございませんでした。
- そして、ここまで見て頂きありがとうございます。
- 最後まで読んでくれた貴方に幸福が訪れますように。
- それではまたいつか。