偽物の僕のことが好きなだけでしょ...?
僕とは付き合わない方がいいよ?
- 私は私が作った理想の自分
西宮 そら
- だけど、私は本当の自分じゃない
西宮 そら
- 本当の自分はなにも可愛くないし
友達もいないし、特技もなにもない
空っぽな自分
ゆー
- それでも誰かに愛されたくて僕は
自分を演じ続けた
ゆー
- だけど、もう分からない
ゆー
- 私は本当の自分を知られることを
恐れてきた
西宮 そら
- だから、嘘をつくのは当たり前で
誰にも本当の僕は教えていない
西宮 そら
- だから最低なんだ...私
西宮 そら
- 私のことを愛してくれる人はいるけれど
その人たちのことは、私は好きじゃない。
西宮 そら
- 嫌いって言った方がしっくりくる
西宮 そら
- だけどそんなこと言ったらみんないなくなるし私は本当に1人になっちゃう
西宮 そら
- だから嘘をつくの
西宮 そら
- 「好きだよ」って
西宮 そら
- だけど、気持ち悪すぎてもうやめたよ
西宮 そら
- その人たちと関わるのも
西宮 そら
- 私は、愛されたかったはずなのに
いざ好き好き、言われると嫌になる
西宮 そら
- 男からの要求が多すぎて疲れるし
私はそんなことのために付き合った訳じゃないのにね
西宮 そら
- だから、やめたんだ
西宮 そら
- 私は1人でよかった
西宮 そら
- もう嫌な気持ちしなくていいし
無理に好きなんて言う必要もない
西宮 そら
- だから、私は私でいるのをやめることにした
西宮 そら
- もう、今までの私とはさよならだ
西宮 そら
- ばいばい、私
西宮 そら
- そして...これからよろしくね、僕
ゆー
- あぁ...
ゆー
- やっぱり僕は1人でいる方が好きだ
ゆー
- 友達もいなくていい
ゆー
- 疲れるだけだから
ゆー
- バカみたいだな
ゆー
- 今までの僕は一体なにをしていたんだろう
ゆー
- もう、戻ることはないだろうな
過去の自分には
ゆー
- 戻りたくないし、もう会いたくない
ゆー
- 僕は僕以外の人間と深い関わりをもつことももうないだろう
ゆー
- どうせ、僕は偽物なんだから
ゆー
- 付き合ったってなんもいいことないんだよ
ゆー
- だから、もう誰とも付き合わない
ゆー
- 疲れたんだ、色々
ゆー
- だからもう終わりにしよう全部
ゆー
- 僕の中で閉まってそれで僕はもう
僕のままで生きていく
ゆー
- ずっと独りだよ
ゆー
- ばいばい、みんなから愛されていた私
ゆー
- ばいばい、偽物の僕
ゆー