胡蝶蘭の咲く頃に。 <2話>
- なーくんが……
余命半年……
ジェル
- 自分の頬に涙がつたうのが分かる
ジェル
- 何で……
ジェル
- ジェル君……
本当にごめん……
ななもり。
- 謝って済むことじゃないんだけど……
ななもり。
- いや、なーくんは悪くないから謝らないで
ジェル
- それより、
ジェル
- ……皆にはどう伝える?
ジェル
- そう、メンバーの一人が亡くなる。
ジェル
- これは俺達にもリスナーの子達にも耐え難い事実。
ジェル
- それをどうやって伝えるべきか…。
ジェル
- 俺の口できちんと伝えたい
ななもり。
- 皆には残りの人生で嘘つきたくない
ななもり。
- すごい、_
強いな……。
ななもり。
- なーくんは、
ななもり。
- 分かった
ジェル
- 俺も何かできることがあったら言ってな?
ジェル
- うん
ななもり。
- ありがとう
ななもり。
- 残りなーくんの人生
ななもり。
- 何も後悔させたくない_
ななもり。