るぅりぃぬ
※腐注意
- 叶うことなら貴方と恋がしたかった
莉犬
- 同性はダメな事か。何回も人に聞いた
莉犬
- 聞く度嫌な目で見られて辛くなった
莉犬
- 居なくなりたかった
莉犬
- この世から
莉犬
- 死ぬんじゃなくて、消えたかった
莉犬
そして、愛したあの人の目からも
記憶からも全部から。
莉犬
- 綺麗さっぱり。
莉犬
- 消えていなくなりたかった
莉犬
- でも離さなかった。
莉犬
- 貴方は俺の手を。
莉犬
- 消えるなんてッ!!!
るぅと
- この僕が許しませんから!!!
るぅと
- って言って、
莉犬
- 怒ってくれた
莉犬
- 大好きだと言ってくれた
莉犬
- それが友達としての意味だとしても
莉犬
- 俺にとっては最大の幸せで
莉犬
- まだ生きていたいって
莉犬
- この世の人間としていたいって
莉犬
- とても思った。
莉犬
- 愛する人の存在って言葉って。
莉犬
- どんな人からかけられるものより
莉犬
- とても重く心に響くものだと
莉犬
- とても実感した。
莉犬
だから俺は今日言うよ。
莉犬
- …ねぇるぅとくん。
莉犬
- はい?
るぅと
何年も溜め続けたこの気持ちを
莉犬
莉犬
- …俺ね?
莉犬
- はい。
るぅと
失敗だとしても。
莉犬
- 伝えられてよかったって
思えるように。精一杯笑って。
莉犬
莉犬
- るぅとくんの事。だいすき
莉犬
顔を上げることが怖いや。
莉犬
- おかしいな…w
莉犬
- 大好きで愛している人の前なのに
莉犬
- ダサい、ダサイや…w
莉犬
莉犬
- …莉犬。
るぅと
- ビクッ
莉犬
貴方は俺の手を握って
莉犬
- そっと言葉を零した
莉犬
莉犬
- 恋愛的なのか、友情なのか、
るぅと
- …どちらですか?
るぅと
- ッ…!
莉犬
顔を見なくとも声色から分かる
莉犬
- きっとこれが。最初で最後のチャンス。
莉犬
- 言わなきゃ。大好きな人に。
莉犬
- 大好きだって。愛しているって
莉犬
- 嘘はつきたくない。
莉犬
- るぅとくんだけには。
莉犬
莉犬
- ……恋愛的に。
莉犬
- 俺は、るぅとくんが大好きです。
莉犬
- ……
るぅと
沈黙が怖い。
莉犬
- 今までならなんも感じなかったし
莉犬
- 茶化して終わった沈黙の時間。
莉犬
- 本当に経ってる時間は10秒とかだろう
莉犬
- でも緊張しているせいか、
莉犬
- 体内時計が狂ったように
莉犬
- 長時間居るほどの緊張感を感じさせる
莉犬
莉犬
- ………莉犬。
るぅと
- 顔、上げてください。
るぅと
- ッ………
莉犬
正直怖い。でも見なきゃ。
莉犬
- 真剣な声。
莉犬
- どうなんだろう。
莉犬
- 終わるのか。始まるのか。
莉犬
- ……!!!
莉犬
顔を上げた瞬間感じる
莉犬
- 大好きな人の温もりと香り。
莉犬
- 何より。誰からもされなかった
莉犬
- 唇同士の求愛行動。
莉犬
莉犬
- ……嫌でした?
るぅと
- !!
莉犬
- ブンブンブン
莉犬
嬉しすぎて声が出ないから
莉犬
- 必死に首を振るジェスチャーで伝える
莉犬
莉犬
- …僕も。莉犬が大好きです
るぅと
- …!!
莉犬
- …これはまだ。
るぅと
- 莉犬言ってませんから。
るぅと
- 僕からって事になりますよね。
るぅと
- …?
莉犬
抱きしめていた体を離して
莉犬
- 俺の目をしっかりと捉え話す。
莉犬
莉犬
- …莉犬。
るぅと
- …、?
莉犬
それはどこで見た顔より。
莉犬
- ずっと男の人で。かっこよかった
莉犬
莉犬
- 大好きです。
るぅと
- これまでも、これからも。
るぅと
- ずっとずっと、
愛する自信があります。
るぅと
- 僕と、付き合ってくれませんか?
るぅと
- …!!!
莉犬
るぅとくんから伝えてくれた
莉犬
- 確かな言葉。
莉犬
- でも不安だった。これは本音?
莉犬
莉犬
- で、ッ…も、おれ、
おと、こ、………ッ…グスッ
莉犬
- 今言うことですか?w
るぅと
- !
莉犬
- 好きになった以上性別なんて
何にも関係ないんですよ。
るぅと
- 外見も声も性格も点数もなにも。
るぅと
- 僕は。
「莉犬」が好きになったんですよ
るぅと
- ッ………!!!!!!
莉犬
- 莉犬は、
るぅと
- 僕じゃなくて、僕の外見が
好きなんですか?
るぅと
- ッ…ぇ、?
莉犬
何を言っているの?
莉犬
- ずっと一緒にいて好きになったのは
紛れもない「るぅと」くんなのに
莉犬
- 好きになったの。るぅとくんの事が
莉犬
- もう今更。るぅとくん以外なんか
莉犬
- 有り得ないでしょ?
莉犬
莉犬
- ちがう、ッ
莉犬
- 違うよるぅとくんッ!!!
莉犬
- ッ…?
るぅと
- 俺はッ…
るぅとくんを好きになったの!
莉犬
- るぅとくんと同じ!!
莉犬
- 外見?違う!!
性格?違う!!!
莉犬
- 一目惚れでもない。
莉犬
- 一緒にいて、ずっとずっと、
一緒に居て、!!!!
莉犬
- いつの間にか離れることが
怖くなるくらい好きになって、!
莉犬
- …ッ
莉犬
- それを、…ッ、恋って、…
莉犬
- 呼んじゃ、だめ、ですか、?
莉犬
- ……!
るぅと
- ううん、ダメじゃない。
るぅと
- 良い事だよ。
るぅと
- !
莉犬
想いが伝わった。
莉犬
- きっとお互い本当の気持ちだ。
莉犬
- "好き"って。
莉犬
- だって。今俺は、自分の顔を
莉犬
- 鏡で確認したとかじゃないけど
莉犬
- 表情とかじゃなくて。心拍数が
今までにないくらい上がって。
顔だって火照ってる。
どこがもどかしい気持ちもあって
今すぐにでも抱きしめたいような
そんな衝動に駆られながら
やっとの理性で立ってる。
莉犬
- そして、きっとるぅとくんも。
莉犬
- 今までにないくらい。
莉犬
- 初めて見たような笑顔で。
莉犬
- 俺を抱きしめて………
莉犬
- ッ…ぇ、?
莉犬
- …?
るぅと
- 抱きしめられるの、嫌でした?
るぅと
- !!
莉犬
妄想なんかじゃない。
莉犬
- 抱き締め返せばそこには
莉犬
- るぅとくんがいる。
莉犬
- ずっとずっと、横にいてくれた時に
莉犬
- 感じていた安心感とはまた違う
莉犬
- 今は。"恋人同士"として、
莉犬
- そんな、安心感。
莉犬
莉犬
- 嫌じゃない。嫌じゃないよ、!!
莉犬
- ありがとッ…!!
莉犬
- るぅとくん、!グスッ
莉犬
- んふw
るぅと
- 泣き虫ですねw
るぅと
- ヨシヨシ
るぅと
- …!!!
莉犬
- んへへ … w 泣
莉犬
- じゃあ、晴れてお付き合いって
話でいいですか?
るぅと
- !!
莉犬
- 勿論!!!
莉犬
- !
るぅと
- はいっ! ニコッ
るぅと
もう誰に言われようが
莉犬
- 俺らは俺らだ、
莉犬
- もう幸せだよ。
莉犬
- これ以上にないんじゃないかってくらい
莉犬
- ありがとうるぅとくん
莉犬
- そして、よろしくね
莉犬
- るぅとくん
莉犬