恋を邪魔するキューピットー1話
#恋愛 #キューピット
- 恋を邪魔するキューピットー1話
- ふぅ…暇だなぁ
ハルト
- 俺の名前はハルト。今は普通に家に居るだけである。俺は陰キャで友達なんかひとりとも居ない。
- 散歩にでも行くか
ハルト
- ガチャッ そのまま俺は散歩に行くため外へと出ようとした。その時…!
- ピカアッ 目の前が急に光り始めたのだ!!!
- うぎゃっ…、もう!かみさまホントうざい!!
?
- プンスカッ プンスカッ
?
- うわっ!えっ だれ…
ハルト
- ひゃっ?!あ、貴女こそだれよ!!
?
- いやだれって…ここ俺の家なんすけど
ハルト
- あ…
?
- 俺はハルトです。まず名前を名乗ってもらっても…?
ハルト
- もう…!!
?
- わたしはユミ!!わたしは天使なのっ!
ユミ
- え、ええ…
ハルト
- わたしは恋のキューピットよ!
ユミ
- ええ…本当に?
ハルト
- 本当よ!…やっぱり見えないのよね。
ユミ
- え?
ハルト
- わたし 生まれつき意地っ張りな性格で かみさまに恋のキューピットって言われた時 無理だと思ったの
ユミ
- 色んなこと考えてたらリア充なんてどうでも良くなって 邪魔してた
ユミ
- そしたらかみさまに「人間の気持ちを味わってこい!」って言われて落とされたんだ
ユミ
- …そうだったんだ。なにも知らないのにごめん、。
ハルト
- ううん…いいよ。ハルトは優しいね こんなわたしに謝ってくれるなんて
ユミ
- え 優しくないよ!!
ハルト
- そう?
ユミ
- まぁいいや わたしはキューピットを続けなきゃだから またね
ユミ
- …ユミさんはさ リア充が嫌いなの?
ハルト
- え ま まぁ…だって悔しいもん。なんで他人の恋なんか応援しなきゃいけないの?
ユミ
- まぁ 確かにそうだけど もっとやったらかみさまに消されちゃうかもしれないよ?
ハルト
- …それはやだけど 別に。皆から恨まれてるから ニコッ
ユミ
- っ…!
ハルト
- ねぇ ユミさん!!俺と一緒に…恋の手伝いしよっ?
ハルト
- え、?
ユミ
- だってハルトはっ キューピットじゃないじゃん!そんなの無理だよ…
ユミ
- キューピットじゃなくても 恋の手伝いぐらい出来るよ。
ハルト
- ユミさんとは会ったばっかだけど 君が優しいのは分かる。
ハルト
- 俺 ユミさんに消えてほしくないよ。
ハルト
- ハルト、…
ユミ
- 分かったよ…
ユミ
- 本当?!やったぁ!これから頑張ろ?
ハルト
- そんな喜ぶことじゃないけど…まぁ うん
ユミ
- 俺はこれから恋を邪魔するキューピットと恋の手伝いをするのでした…