好きなことすればいいじゃん
男の子だからって女の子だからって決めつけることない。自分が楽しいことをすればいいんだから!という話です。【⚠誤字脱字、同じ文の繰り返しばっか】
- 「亮くんは男の子だからカッコイイのが好きだよね!」
- 「…うん」
- 本当はカッコイイものよりカワイイもの方が好き。でもカワイイは女の子だけだからと友だちに言われた。
- 「亮くんカワイイの好きなの?」
- 「……きらい…」
- ウソばっかり言ってきた。無理して皆と合わせようと生きていた。男の子は格闘系ゲームがやってる子が多かったから僕も同じことする。
- 「母さん。皆がやってるんだ買ってよ」
- 「本当にそれで良いの?」
- 「うん。皆がやってるから」
- 「好きな物買ってあげるけど、」
- 「たまには自分の好きなものを…」
- 「僕はコレがいいの!」
- そういうと父と母は顔を見合せて困り顔。じゃあ僕はコレ以外に何を買ったらいいって言うんだよ。
- 女の子みたいな恋愛ゲームか?癒し可愛いゲームか?決めるのは僕だ。僕は男の子だからカッコイイ方が好きなんだ!
- 小さい時から女の子みたいな遊びが好きでおままごととかやってきたけど、
- 「亮くんって男の子なのに女の子の遊びしてるよね」
- 「男の子なら外でサッカーでもすればいいのに」
- 「男の子がおままごとって、、」
- 周りの女の子からあーだこーだ言われてきた。それから僕は男というこだわりを求めていった。
- だけど、高校になって意見が変わった。
- 男の子だから、女の子だから、じゃなくて自分がやりたいこと、好きなことをすればいい。
- 「亮ってなんかゲームやってる?」
- 「あー、古いヤツだったら…」
- 「えっ、マジ!?」
- 後ろから女の子が声をかけてきた。その子は髪型から制服から男みたいな格好をしていた。
- 「私さ、昔から男の子みたいな遊びしてきたんだ!」
- 「……へぇ」
- 「ねぇねぇ!亮くんだっけ?そのゲームやらせてよ!」
- 「櫻ちゃんってほんと好きだよねw」
- 「えへへ…///」
- 「良いよ。」
- 「よしっ!ありがとう!!」
- 凄いなって思ってしまった。本当に自分の好きなことばかりしてきたんだろうな。憧れるわ。
- それに比べて僕は人の意見ばかり気にして好きなことから避けてきた。
- 今からでも遅くないかな。今からでも好きなことを全力で楽しんでいいのかな。
- 「ただいまぁ…」
- 「おかえ…えぇっ!?」
- 「母さんうるさいよっ、」
- 「…お邪魔します!」
- 「アンタいつの間に…」
- 「違う違う!遊びきただけだよ!」
- 「はっ、お茶用意すんわね!」
- 「はぁ…」
- 「家賑やかで楽しそうだねw」
- 「ま、まあね」
- 「とりあえず上がってよ!僕の部屋は2階だから」
- 「はーい」
- この子になら打ち明けてもいいと思えてきた。今まで隠してきたこと。家族しか知らないけど、、
- 「ねぇ、櫻はいつから男になろうって思ったの?」
- 「面白いこと聞くねw」
- 「ごめん、迷惑ならいいんだ」
- 「小さい時に男の子がおままごとしてる姿見てね…」
- やっぱり僕以外にもしてる子は居たんだ。
- 「男の子でも女の子でも好きなことしていいんだって思って、、」
- 「…僕さ、」
- 「うん」
- 「ずっと隠してきたことがあるんだ。」
- 「なになに?」
- 「僕は男の子だけど、小さい時から女の子の遊びが好きで…」
- 「良いじゃん!」
- 「だけど、周りから批判されてきたんだ。男の子は外遊び、女の子はおままごとみたいな区切りがあって…」
- 「えっ、それ最低じゃん。」
- 「それで、僕は男の子だからカッコイイ系を求めて生きてきたんだけど、どうしても楽しめなくて、」
- 「そりゃそうだよ!好きなことをやってようやく楽しいって思えるんだから!」
- 「今から女の子みたいな遊びしても楽しめるかな?なんか色々言われたりしないかなって、」
- 「全然いいと思う!てか逆にそれで口出してくる奴を私がぶっ叩いてやる!」
- 「ww心強いやw」
- 「へへ、でしょww」
- 「二人ともお待たせ!お茶で良かったかな?」
- 「大丈夫ですよ!」
- 「ありがとう母さん」
- 「じゃあ楽しんでね!」
- 「ありがとうございます!」
- 息子が打ち明けて自然的な笑顔が出てたわ!やっぱり好きなことを思う存分やらせた方が良かったかしら。
- …あの子のおかげね!お父さんに今日あった出来事を教えなくちゃっ!♪
- 「あははw」
- 打ち明けたかった。そうなりたかった。全部言えてスッキリした気がする。櫻が居てくれなかったら今も僕は変わらぬままだった。
- 「今日はありがとうございました!」
- 「いえいえ!こちらこそありがとうね!」
- 「では。」
- 「あ、櫻ちゃん!」
- 「はい?」
- 「亮をよろしくお願いね」
- 「…はい!!*_ _)」
- さて今日の夕食張り切っちゃおっかな〜!今日だけ特別に高いお肉買ってきたからね!
- 「随分嬉しそうやな、」
- 「ふふ!後でアナタに教えあげる」
- あんな楽しそうな妻初めてかもな…いや一度だけあったな!亮が産まれた時にも同じような顔をしとった。これはまた亮のことやな。
- 「好きなことするぞ〜!」
- 高校生になったからって遅くはない。これからだよね。これから子供の頃楽しめなかったことをすればいいのだから!