マシュの休日、暴走マスター注意報
自室にて休息中のマシュの所に珍妙な来客が！
- (ずずっ)…ふぅ
マシュ
- 今日も平和ですね…
マシュ
- (ダダダッ！バンッ！)
- マシュさん！匿ってくださいっ！
清姫
- いきなりなんですか清姫さん！？
マシュ
- ま、マスターが…マスターがっ！
清姫
- 先輩になにかあったんですか！？
マシュ
- マスターが変なんです！
清姫
- ダダダッ！バンッ！
- きよひーみーつけた！
ぐだ子
- ひいっ！？
清姫
- あ、はい。確認しました。確かに変ですね
マシュ
- ひどいなーマシュ、まあいいや。それより今は…きよひーっ！(がばっ！)
ぐだ子
- いやぁっ！
清姫
- すべっ！
- いたた、顔ぶつけちゃったよ…もう、なんで避けるの！
ぐだ子
- ま、マスター落ち着いてくださいな。ここは冷静に
清姫
- いいながら人を盾にしないでください！
マシュ
- えー、でもきよひー普段からこんな感じだよ？
ぐだ子
- 流石にもう少し節度はもってますわ！
清姫
- あー、確かに普段はあんな感じですね。言葉遣いはもう少し落ち着いてますが
マシュ
- マシュさんまで！？うぅ、普段の私の馬鹿…
清姫
- まっ！それがきよひーの良さでもあるけどね！
ぐだ子
- マスター…
清姫
- すみません、惚気なら他所でやってもらえますか？
マシュ
- はっ！私としたことが危うく流されるところでしたわ…マシュさん、あのマスターなんとかなりませんの？このままでは私…
清姫
- とはいっても、原因に心当たりは？
マシュ
- ひっどいなー私はいつも通りだよ！
ぐだ子
- 先輩うるさいんで少し黙っててください
マシュ
- あ、はい
ぐだ子
- で、心当たりは？
マシュ
- それが特には…
清姫
- というか令呪使われているわけでもないんだから気絶でもなんでもさせればいいんじゃないんですか？
マシュ
- あなた…なかなか辛辣ですわね。それにマスターに暴力なんてとてもとても…
清姫
- なにか理由が？
マシュ
- 今のマスターは嘘をついているわけじゃありません、そんな相手に暴力なんて…
清姫
- …本当出て行ってもらえますか？
マシュ
- ひどいっ！
清姫
- いや、正直部屋でくつろいでたら惚気話に巻き込まれたこっちの身にもなってください。
マシュ
- そこをなんとか、頼れるのはマシュさんだけなんです…
清姫
- そうは言っても
マシュ
- …なかなか面白いことになっていますね…
- そ、その声はっ！
マシュ
- 私です
パラケルスス
- パラケルスス！なんであなたが…まさかっ！
マシュ
- この騒動の黒幕、というなら私という事になりますね。ですが、これはマスターの願望を叶えた結果なのです。
パラケルスス
- 先輩の…願望？
マシュ
- はい、マスターは常日頃から清姫さんのアプローチに困っていました。そこで、なんとか出来ないかと私に相談して来たのです。
パラケルスス
- …嘘はついていないようですね。しかし、なんであんな事に？
清姫
- あんな事ってなにさー！
ぐだ子
- 先輩、黙って
マシュ
- うぅ…マシュが冷たい…
ぐだ子
- 話を戻しましょう、相談を受けた私は研究中の薬が使えるのではと思い、それをマスターに飲ませました。
パラケルスス
- ちょっ！なにやってるんですか！
マシュ
- 成果を得るためには多少の冒険も必要なのです。
パラケルスス
- その事については後で然るべき処置を取るとして、何を飲ませたんですか？
マシュ
- 我々サーヴァントのスキル、それをマスターにも使えるようにする薬です。
パラケルスス
- なんのスキルを付与したんですか？やっぱり狂化？
マシュ
- いえ、理性蒸発を
パラケルスス
- なんでそのスキルを選んだんですか！？
マシュ
- 狂化も考えましたが、言葉まで通じなくなるリスクがあった。というのが半分
パラケルスス
- もう半分は？
マシュ
- 知的好奇心ですね
パラケルスス
- ………
マシュ
- ま、マシュさん落ち着いて。今は元に戻す方法を聞くのが先決ですわ！
清姫
- そ、それもそうですね。それで、どうしたら元に戻るんですか？
マシュ
- おそらくですが、気絶させればいいかと
パラケルスス
- なんだ、それだけでいいんですか
マシュ
- それじゃあ手早くすませましょう
マシュ
- ちょ、マシュ。落ち着いて！話せばわかるっ！
ぐだ子
- おやすみなさい、先輩！
マシュ
- ガンッ！
- 容赦…ない…
ぐだ子
- ばたん
- ふぅ、これで目が醒めれば
マシュ
- ええ、大丈夫だとおもいます。それでは私はこれで
パラケルスス
- おや？
マシュ
- どこにいくつもりですか？
清姫
- まさかこのまま
マシュ
- 逃げられるとでも？
清姫
- (…ああ、これはうっかりしてました。まあよいでしょう)
パラケルスス
- はぁーっ！
マシュ
- 転身火生三昧！
清姫
- (いいデータはとれましたし…)
パラケルスス
- ガンッ！じゅっ！
- ふぅ、マシュさん。お騒がせ致しました。私、疲れたので休ませてもらいますね？
清姫
- ああ、はい。お疲れ様です。
マシュ
- …ふぅ、まったく。とんだ休息でした
マシュ
- きゅ〜(目をまわしている)
ぐだ子
- …流石に床に寝かせては悪いですね。
マシュ
- 仕方ありません、私のベットに寝かせて…と
マシュ
- ………
ぐだ子
- (…でも、まあ…)
マシュ
- (こんな休息も悪くないですね)
マシュ