私の記憶は行方不明
第1話
- 第1話
TOAMU
- START→→→
TOAMU
- ガタガタ
?
- ガタガタ
?
- あ゛
愛夢
- やべえ。そろそろ人が来ちまうゾ。
?
- 早いとこ制服を…
?
- うーん!!!この蓋、重たいんだゾ。
?
- こうなったら………奥の手だ!
?
- ふな゛~~~それっ!
?
- 🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
?
- なんだよ…
愛夢
- さてさて、お目当ての……
?
- って、ギャーーーーーー!!!!
?
- オマエ、なんでもう起きてるんだ!?
?
- うるせぇな…黙れねぇのか狸!
愛夢
- 誰が狸じゃーーーー!!!!
?
- オレ様はグリム様なんだゾ!
グリム
- まあいい。そこのニンゲン!
グリム
- オレ様にその服をよこすんだゾ!
グリム
- さもなくば……丸焼きだ!
グリム
- おい…狸…
愛夢
- だから誰がt
グリム
- 俺は今…気が立っている
愛夢
- 黙れねぇのか?無理矢理黙らせてやろうか?(圧
愛夢
- Σ(゚Д゚)ヒッ
グリム
- 何処だ此処は?まあいいや
愛夢
- どっか寝れるとこ探そ…
愛夢
- トコトコ(((((*´・ω・)
愛夢
- !!!( ゚д゚)ハッ!!!!
グリム
- 待つんだゾ!
グリム
- 図書室
愛夢
- 此処なら寝れそうだな
愛夢
- オレ様の鼻から逃げられると思ったか!ニンゲンめ!
グリム
- 目冷めたな
愛夢
- さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を━━
グリム
- バシッ
グリム
- ふぎゃっ!?痛えゾ!なんだぁこの紐!
グリム
- 紐ではありません。愛の鞭です!
?
- ああ、やっと見つけられました。君、今年の新入生ですね?
?
- ダメじゃありませんか。勝手に扉から出るなんて!
?
- それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ。
?
- 離せ~!オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!
グリム
- (誰だろう…?この人達…)
愛夢
- はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。
?
- 少し静かにしていましょうね。
?
- (怪しい人に出会ったらどうすればいいんだろう…)
愛夢
- ふがふが!
グリム
- まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!
?
- はあ……どれだけせっかちさんなんですか
?
- さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう。
?
- 新入生…?
愛夢
- 貴方が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。
?
- この学校へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。
?
- 通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが……
?
- ソイツが炎で吹き飛ばしてたような…
愛夢
- それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる。
?
- あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです。
?
- ……おっと!長話をしている場合ではありませんでした。
?
- 早くしないと入学式が終わってしまう。
?
- さあさあ、行きますよ。
?
- 貴方は誰?此処は何処?
愛夢
- おや?君、まだ意識がはっきりしてないんですか?
?
- 空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ……
?
- まあいいでしょう。よくあることです。
?
- では歩きながら説明してあげます。私、優しいので。
?
- (この人…絶対友達少ない…)
愛夢
- ごほん。
?
- ここは「ナイトレイブンカレッジ」。
?
- 世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる
?
- ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です。
?
- そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。ディア・クロウリーと申します。
ディア・クロウリー
- じゃあ、クロウリー殿が1番偉いってこと?
愛夢
- 殿…?まあいいでしょう。そういうことです。
ディア・クロウリー
- この学園に入学できるのは「闇の鏡」に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。
ディア・クロウリー
- 選ばれし者は、「扉」を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。
ディア・クロウリー
- 貴方のところにも「扉」を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです。
ディア・クロウリー
- そういえば…黒い馬車きたな
愛夢
- あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。
ディア・クロウリー
- 学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。
ディア・クロウリー
- 古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?
ディア・クロウリー
- そうなの?
愛夢
- むがーー!むががーー!!
グリム
- さっ、入学式に行きますよ。
ディア・クロウリー
- 鏡の間ー入学式会場
ディア・クロウリー
- ─さ、これで入学式と寮分けは終わりかな?
リドル・ローズハート
- いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが法律だ。逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで
リドル・ローズハート
- ……ふぁ~あ。やっとかったるい式が終わった。
レオナ・キングスカラー
- さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい。
レオナ・キングスカラー
- 新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます!みなさんが充実した学園生活を送れるよう
アズール・アーシェングロット
- オクタヴィネル寮寮長として精一杯サポートさせていただきますよ。
アズール・アーシェングロット
- それにしても学園長はどこにいっちゃったのかしら?式の途中で飛び出していっちゃったけど……
ヴィル・シェーンハイト
- 職務放棄…………
イデア・シュラウド
- 腹でも痛めたんじゃないか?
カリム・アルアジーム
- バァン
ディア・クロウリー
- 違いますよ!
ディア・クロウリー
- あ、来た。
リドル・ローズハート
- まったくもう。新入生が1人足りないので探しに行っていたんです。
ディア・クロウリー
- さあ、寮分けがまだなのは君だけですよ。狸くんは私が預かっておきますから、早く闇の鏡の前へ。
ディア・クロウリー
- ふぐぐー!!!
グリム
- 汝の名を告よ
闇の鏡
- …
愛夢
- ちょっと、名前を言ってください。
ディア・クロウリー
- …名前…
愛夢
- はい、名前です。
ディア・クロウリー
- …分からない…
愛夢
- みんな)!?
愛夢