人見轢沙子と相談
働きたいみたいで?
- 相談があるの
人見轢沙子
- ・・・私に?
読書と妖怪の秋
- 貴女ならきっといい答えが出ると思ってね
人見轢沙子
- ・・・ふふ、私は偉くなったわね。なに?
読書と妖怪の秋
- 私、働きたいの
人見轢沙子
- ・・・ふむ
読書と妖怪の秋
- メイドがいる。巫女がいるってみんなそれなりに働いてるじゃない?私も働いてみたいのよ
人見轢沙子
- ・・・いきなり長時間働いたら貴女でも参ってしまうわ。まずはバイトで慣らしていきましょう
読書と妖怪の秋
- なるほど。バイトか
人見轢沙子
- ・・・どういう仕事したい?
読書と妖怪の秋
- んー、女の子でもできる仕事がしたいわね
人見轢沙子
- ・・・あら。貴女の力なら力仕事出来そうなのに
読書と妖怪の秋
- ドカタは嫌よ
人見轢沙子
- ・・・そうねぇ。スーパーで働いてみる?
読書と妖怪の秋
- レジ打ちとか大丈夫かしら
人見轢沙子
- ・・・そんなことしなくても、品出しや清掃をやる仕事だってあるのよ
読書と妖怪の秋
- えっ、結論として力仕事?けどそれならいいかもしれないわね・・・
人見轢沙子
- ・・・やってみる?
読書と妖怪の秋
- とりあえずそれでやってみましょうか
人見轢沙子
- ・・・じゃあ、この紙みて
読書と妖怪の秋
- なに?えーと、求人票?
人見轢沙子
- そこにかいてあるでしょ。レジの他に品出し清掃って
読書と妖怪の秋
- あっ!これに応募すればいいのね!
人見轢沙子
- そうよ。早速履歴書をかくといいわ
読書と妖怪の秋
- ありがとう!じゃあ早速やってみるわね!
人見轢沙子
- 轢沙子、自分の部屋に戻る
ナレーター
- あっ。まだ履歴書の書き方とかある・・・。大丈夫かしら
読書と妖怪の秋
- こうして轢沙子はバイト先に連絡を入れ面接日と時間を決めて履歴書をかいたのであった
ナレーター
- そして当日。スーパーの事務所にて
ナレーター
- よろしくお願いします!
人見轢沙子
- 女の子が来るとはね。まずは志望理由を教えてください
ナレーター
- はい!力と体力に自信があるので品出し清掃希望しました!
人見轢沙子
- (割とシンプルな理由だな)力に自信があるというのは、何か理由がありますか?
ナレーター
- じゃあ、証拠を見せます!
人見轢沙子
- 証拠?
ナレーター
- そういうと轢沙子はそのへんの机を軽々と持ち上げる
ナレーター
- ・・・どうです?
人見轢沙子
- うわっ!?重たい机が!?
ナレーター
- これが私の力です。あともうちょい乗せることも可能です
人見轢沙子
- わ、わかりました!机を元の位置に置いてください!
ナレーター
- 轢沙子、元に戻す
ナレーター
- どうですか?
人見轢沙子
- あ、あー、いや驚いた・・・。ただ、荷物も指定された場所に置かないといけないですし、ただの馬鹿力ではダメなんですよね・・・
ナレーター
- ん?そうですか
人見轢沙子
- ・・・でも体力ありそうな体してるし、不合格にするのはもったいない気がしますね
ナレーター
- と、いうことは?
人見轢沙子
- ぜひともここで働いてください。明日から来ていいですよ
ナレーター
- ありがとうございます!!
人見轢沙子
- (ただ履歴書は空白多いのが気になるけど、綺麗な字だし怪力だからいいかもしれない)
ナレーター
- こうして、轢沙子はスーパーで働くことになった
ナレーター